● 国立国会図書館 女性国会議員比率の動向
はじめに
Ⅰ 戦後の女性国会議員比率
1 衆議院における女性議員比率の推移
2 参議院における女性議員比率の推移
Ⅱ 国会役員に占める女性議員数
1 議長・副議長・仮議長
2 常任委員長
Ⅲ 最近の動き
Ⅳ 諸外国議会との比較
1 諸外国議会の女性議員比率
2 OECD 加盟国議会の女性議員比率
3 G7 諸国議会の女性議員比率の動向
● 我が国の衆議院における女性議員の比率は、9.5%(2015 年 9 月現在)で、世界の 190 の議会(一院制議会及び二院制議会の下院)中 155 位である。また、OECD 加盟 34 か国、G7 諸国のいずれの中でも最下位である。参議院における女性議員の比率は、15.7%(同月現在)で、76 の二院制議会の上院中 54 位である。
● 戦後の女性議員比率の推移を見ると、比例代表制の導入後、両院ともに女性議員の比率がやや増加している。
● 女性議員の増加策には、クオータ制の導入が有効とされているほか、政党による女性候補者の支援強化、女性の政治参加に対する有権者の意識改革、女性が議員活動をしやすい議会環境の整備等も必要とされる。
・・・・・・・(略)・・・
6ページ 図3 OECD加盟国議会の女性議員比率(2015年9月1日現在)
2 OECD 加盟国議会の女性議員比率
諸外国の女性議員比率について、OECD 加盟 34 か国に絞って比較した図 3 を見ると、日
本の衆議院は 34 か国の下院中最下位の 34 位、参議院は二院制の 19 か国中 17 位と、いず
れも、非常に低い水準である。
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