「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【ネパール】ゴーキョ・ピークへトレッキング(3)

2011-12-02 20:53:04 | 山小屋泊

           夕日を受けるローツェと満月(ディンポチェにて)

【日 程】2011年10月25日(火)~11月24日(木)
【山 域】クーンブ・ヒマール
【山 名】ゴーキョ・ピーク(ゴーキョ・リ)
【メンバ】本人、妻
【コース】カトマンズ(10/26~10/28)→ルクラ(10/28)→パグディン(10/28)→ナムチェ(10/29)→シャンボチェ、クムジュン周回(10/30)→モン・ラ(10/31)→ドーレ(11/1)→マッチェルモ(11/2)→ゴーキョ(11/3)→ゴーキョ・ピーク往復(11/4)→マッチェルモ(11/5)→ポルツェ(11/6)→パンボチェ(11/7)→ディンボチェ(11/8)→チュクン往復(11/9)→タンボチェ(11/10)→ナムチェ(11/11)→パグディン(11/12)→ルクラ(11/13~11/19)→カトマンズ(11/19~11/23)

宿の明かりについて書きます。宿の明かりは点いてないも同然なほど暗い宿から、かなり明るい宿までいろいろです。私たちが泊まった宿ではありませんが、明かりの無い宿もあるようです。日本の山小屋のように一定の時刻で消えますが、8時などという早い時刻ではなく、けっこう遅くまで点いています。最新LEDの明かりもありますが、ヘッドライトが上からぶら下がっている程度の明るさだったりします。

宿の食事は地元のものから、パスタ、ピザまでいろいろありますが、これを注文すれば間違いないといったお勧めはありません。どの料理も量が多くて味が単調なのでそのうちに飽きてきます。私たちはお互い注文したものを途中で交換しました。味の濃いものや油っぽいものが多いです。初めのうち妻は、モモという餃子に似たものを注文してましたが、そのうち飽きてきてジャガイモ料理に変わり、最後はスパゲッティが多くなりました。私は初めのうちは油っぽいものを警戒して避けていましたが、そのうちチョウメン(焼きソバ)やフライドライス(チャーハン)なども食べました。ダルバートという純粋なネパール料理はけっこういけますが、妻は好みませんでした。ジャガイモ料理はフライド・ポテトというのがありますが、欧米や日本のものと違い、角切りのジャガイモを炒めた料理です。ロースト・ポテトというのは表面がカリカリしてけっこういけます。ボイルド・ポテトは自分で皮を剥くのが面倒です。ハッシュド・ブラウンというジャガイモ料理はちょっと味が濃いのが欠点です。宿によってはボイルド・ベジタブルがあって、キャベツ、人参、カリフラワーなど茹でただけで味が付いていませんが、他の料理の味が濃いので混ぜて食べたりしました。うどんに似たトゥクパはカトマンズで食べたとき気に入らなくてその後注文しませんでしたが、タントゥックというきしめんのような麺はつゆの味はうどんとラーメンの中間でルクラの宿ではけっこういけました。

ガイドブックによるとゴーキョ方面はカラ・パタール方面に比べて人が少ないと書いてありましたが、行くときはけっこう人がいました。戻る時は人が減ったように思いましたが、天候が悪くてカトマンズからルクラに飛べなかった影響があったようです。ポルツェ・テンガ(ポルツェ下という意味)という所からポルツェを経由してパンボチェまではメインルートでは無いので、歩く人もあまりいませんが、景色が良くタムセルク、カンテガ、アマダブラムを見ながら歩きます。パンボチェからカラ・パタール方面のメインルートとなりますが、ディンボチェはここを経由してもカラ・パタール方面に行けますが、メインはペリチェ経由でディンボチェは少し外れ、宿は空いていました。チュクンは往復だけでしたが、チュクン・リというピークはカラ・パタールより少し標高が高く、カラ・パタールでは見えないマカルーも見えるなど展望の良いお勧めのピークとのことです。タンボチェでは11月の満月の日に行われるお祭りにぶつかり、タンボチェに泊まれそうもないという事で、少し手前のデブチェに泊まりました。そこからタンボチェまで宗教行事のマニ・リンドゥを見に行きました。実際にはタンボチェにも何とか泊まれたようです。タンボチェからプンキ・テンガまでは大きく下りましたが、ここを登るのは大変と思います。ナムチェへの登りよりもきついかも知れません。登る場合は高山病に要注意です。

高山病について、行きかう日本人の方との情報交換ではナムチェあたりで具合の悪くなる人がけっこう多く、ヘリでカトマンズに運ばれて入院した人もいるそうです。マッチェルモの先では真っ黒に日焼けした若い強そうな男性がぐったりしているのを見かけました。その方は一度、マッチェルモに戻って再度ゴーキョへ来ました。やはり下るのが高山病の一番の対策のようです。

 

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