「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【秩父周辺】城峯山、破風山

2008-01-24 23:08:50 | 道不明瞭
                    南尾根の巻き道から城峯山

降雪直後の城峯山と破風山周辺(時間の関係で破風山頂は踏まず)を歩いてきました。スパッツは使用しましたがそれほど雪は深くありません。城峯山頂の案内板に出ていた南尾根を途中まで下り、将門の里という別荘地を経由して石間峠に至る車道に下りました。この車道を西立沢まで下り、破風山から西に伸びる尾根の突端に取り付き、尾根通しに札立峠まで歩いてバスの時刻の関係で水潜寺に下りました。ハイキングコースと踏み跡の不明瞭なルートを組み合わせて歩きました。

【日 程】2008年1月24日(木)日帰り
【山 域】奥武蔵
【山 名】城峯山、天狗山、大前山(653m)、鞍掛山(629m)
【メンバ】単独
【天 候】晴れ
【参 考】山と高原地図22奥武蔵・秩父(昭文社)
【コース】西門平(8:50)→鐘掛城(10:10)→城峯山(11:00)→将門の里(12:20)→西立沢(13:00)→天狗山(14:30)→札立峠(15:00)→札所前(15:30)

いつものグループで2月に山行を計画しており、メンバーから城峯山というリクエストがあったので下見を兼ねて出かけることにした。城峯山へのバスでのアプローチは西門平バス停(町営バス)か万年橋バス停(西武バス)だが、万年橋バス停はバスの本数が少ない上に車道を延々と歩く必要がある。しかし西門平からのピストンもつまらないので、地図を眺めた末、城峯山から西立沢を目指して南へ伸びる尾根を下り、西立沢からは破風山の西に伸びる尾根を歩けば効率的ではないかと考えた。

皆野駅からのバスは平日なので皆野高校までは生徒が大勢乗っていたが、山を目指すのは私のほかに男性が一人だけだった。西門平で下車し、スパッツを着けている間にその男性はさっさと行ってしまった。はじめ町道から分岐する林道に入り、少し行って登山道に入る。雪はあまり多くなく、スパッツは着けた方が安心できるという程度だった。新雪の上には先行する男性の足跡しかない。この足跡は鐘掛城の巻き道に入っていく。鐘掛城に登り着くと御荷鉾山方面の展望が素晴らしい。いったん下ってまた小ピークに登るとさらに展望が開けたところがあり、目指す城峯山も間近に見える。

下って石間峠に出るとここまで車道が上がって来ており、東屋とトイレが整備されている。東屋で休憩していると、先行した男性が車道の向こうから戻ってくる。男性は城峯山には登らずに来た道を戻っていく。ここまでけっこう登ってきたのに、ピークにだけは登らないというのも変わっている。ここから先は足跡の無い新雪の上を歩き続けることになった。登っていると、車道を車が上がってくるのが見えた。この程度の雪ではまだ石間峠までは車が上がれることがわかった。

城峯山頂には一番乗りだった。パラボラアンテナ塔を兼ねた展望台からは素晴らしい展望が得られる。しかし奥秩父方面は雲に隠れていた。頂上でゆっくりしていると北側から男性が一人登ってきた。頂上に案内板があって、地図上に表参道コースと南尾根コースが表示されていた。南尾根コースは途中に巻き道もあってまた合流し、最後は二手に分かれて「中郷」か「漆木」に下る。案内板どおり南尾根コースを下って巻き道に入る。巻き道は一部荒れた部分もあるが、概ねしっかりしている。巻き道が枝尾根にかかるところで、枝尾根の方を下ることにした。雪に隠れて不明瞭ながら踏み跡もあるようだ。やがて別荘地の車道に出て、下っていくと石間峠に至る車道に合流した。

車道は途中に登りの分岐もあるが、あくまで下っていくと西立沢の集落に出た。集落のはずれに至って車道が分岐する少し先に古びた白いテープを見つけ、そこから取り付いた。はじめは踏み跡もわからない急斜面を強引に登って行くが、最初のピークからは目印と雪の上の足跡まで現れた。ここからは忠実に尾根に沿ってひとつひとつピークを拾っていくが、足跡はどこかへ消えたかと思うとどこからともなくまた現れる。巻き道ばかり行く足跡の主は、まさか朝のバスに乗っていたあの人?時折、冷たい強風に吹かれ、けっこう疲れてきた。

城峯山方面の展望が開けたピーク(小峰山か?)を越え、右手に武甲山方面の展望を見ながら、やがてたどり着いたピークに小さな祠と「天狗山(お天狗様)」と書かれた立て札があった。ようやくハイキング・ゾーンに入ってきたとほっとする。鎖場も出てきて、「大前山」、「鞍掛山」と表示のあるピークを越えて行き、「如金さま」の岩を過ぎて札立峠へ。ここから札所前バス停に下る道は通行止めになっていたが、時間通り下ればバスの通過時刻にぴったりなので、何とかなるだろうと下ることにした。道は崩壊した部分の修理が進んでいて、途中で工事を終えて帰る人を追い越して時間通り水潜寺に下れた。


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