隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

1929.化学探偵Mr.キュリー3

2019年11月02日 | 短編集
化学探偵Mr.キュリー 3
読了日 2018/08/10
著 者 喜多喜久
出版社 中央公論新社
形 態 単行本
ページ数 331
発行日 2015/06/25
ISBN 978-4-12-206123-1

 

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神状態が安定していないような気がする。何をしていいのかわからない状態が続いている。前回BDレコーダが突然直ったということを書いて、いろいろやりたいことがあって、ワクワクしていたのだが、いざCS放送を録画してあったものをダビングしたりしている内に、なんとなく無駄なことをしているような感じがして、昨日あたりからそれもやめた。
CS録画はそのままではDVDにダビングすることが出来ないため、一旦BDレコーダに移し替える必要があるのだが、今度は大量の記録はBDでないと容量不足になるから、BDディスクが必要だ。今のところそんなものを買う余裕もないから、BDレコーダのHDDが余裕がなくなってくる。
僕は、「何をやっているのだろう?」と、やっていることに疑問を抱く。まあ、そんなことで途中でやめる、といったことなのだ。見方によればぜいたくな悩みかもしれない。おかげでブログも間が開くのは当たり前のこととなってきた。
以前は80歳で、2千冊を読み終えることを目標に、読書を頑張ってきたが、昨年のパソコンの故障により、そんな目標もどうでもいいという気になって、現在に至っている。

 

 

今日は僕のその80歳の誕生日だ。“目出たくもあり目出たくもなし”という心境で、大した感慨もなく、それでもサボっていたブログを書こうという気になった。かつては今日で2千冊を読もうとしていたのに、今のところ大分不足している。
まあしかし、来年の81歳までにどうやら目標以達するようだから、80歳の内に読めれば良しとしよう。
読書を趣味とする人なら誰でもそうだろうが、量を自慢するよりいかに中身を理解するか、あるいは楽しむことが出来るか、ということに価値を見出しているだろう。
ところが僕ははなからある程度の量を読むことを目的としていたから、どうしてもこだわってしまうのだ。

 

 

書は僕の好きなシリーズ作品の一つで、と言ってもファンになったのはだいぶ遅いから、シリーズ作品はすでに8巻まで刊行されており、雄子ファンになった特典として、待たずに次々と読めることが嬉しい。
浅学な僕はそんな人気シリーズ作品を、知らずにいてかなり遅くなってのファン作品がいくつもあった。ということで、前述の如くの得点を何度も味わうことで、幸せを感じている。知らないことも時には良いこともあるのだ。
このシリーズの面白いところは、やはりMr.キュリーと呼ばれている沖野春彦教授の、事件に対する視点や名推理だ。ミステリーの謎解きはマジックの種明かし同様、解かれてみればなるほどとは思うが、中にはなんだそんな事か、と思えることもある。
そこはここに登場する名探偵の、専門の化学的見地からによる、解明はいやおうなく納得させられて、楽しい。

 

収録作
# タイトル
第一話 化学探偵と呪いの藁人形
第二話 化学探偵と真夜中の住人
第三話 化学探偵と化学少年の奮闘
第四話 化学探偵と見えない毒

 

 

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