analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

sub-Retroその7

2017-06-21 01:19:46 | システム

サンスイSP-50をBTLで鳴らす。

LPなのだが、カートリッジは昇圧トランスを使わず、フォノ直接だ。

レトロはどこ行った?いや、若干、ほんの少し音色は残っている。ちょっとかすれたというか、ささくれたというか。それがかなりなりを潜めた。これはネットに組格子を使ってるからか。



ちょっと考えなければならない音と成った。

中音は薄い。こう書くと「薄っぺらい」ととれるがそうではない。軽く音が出る。煙のような音。存在感は有る。

高音は繊細とかキレとか、というより自然、か。スピーカーから出るというより空気から発生、とでも言うか。

そして低音。このスピーカーは低音が出ないと思ったが、そうではなかった。「ズン」という低周波のようなものはないが、「わん」というように聞こえる低音が出る。


これを聞くと、HiFiな音はこんな感じで、DS3000は偽物の音か?と思ってしまう。

やはりフルレンジは「正確な音」を出す。そしていい音だ。聞いていて心地よい。

「究極」という言葉が頭をよぎる。

オーディオをやるのではなく、音楽を知っていくとこういう音を求めるのではないか。

将来DS3000が使い物にならなくなってオーディオを続けてるとしたら、こんなスピーカーでいい音を出す、なんて想像するとそれもいいか、と思う。


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