なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

卵巣嚢腫破裂?

2024年05月20日 | 産婦人科疾患

 5月18日(土)は当直で夕方4時過ぎに病院に来た。その日の日直は消化器科医で、昼前に市内のクリニックから腹部膨満で紹介されてきた45歳女性の話をしてくれた。

 そのクリニックから、過多月経による貧血で産婦人科クリニックに紹介されていた。両側卵巣腫瘍(嚢腫)・子宮筋腫(癌疑い)で、さらに県内有数の医療センター産婦人科に紹介されることになっていた(5月23日予約)。

 腹部膨満が著明で、発熱(37.8℃)もあった。膨満感はあるが、腹痛というほどの痛みはないそうだ。圧痛もない?。腹部造影CTを行うと(単純CTで診てから造影にした)、腹水が著明に貯留して、卵巣嚢腫の破裂が疑われた。

 当院は産婦人科の常勤医はいない(非常勤で主に健診と二次検査を担当)。もし以前にようにひとりいたとしてもこうなると高次医療機関に紹介だろう。

 紹介受診予定だった医療センターに連絡して「押し込みました」といっていたので、最初からすんなり対応とはいかなかったようだ。当院ではどうしようもないので、お願いするしかない。

 

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