仕事の現地調査の為、銀座へ行って来た。
前の予定が延びてしまった為、銀座に着いたのはすでに黄昏時。
世界の銀座の街は一際輝いていた。
右側は銀座三越、ここは銀座4丁目の交差点。
銀座のランドマークとして知られる銀座和光本館。
1894年に現在の場所に建てられた服部時計タワーは
1921年改築の為に取り壊され、現在のネオルネサンス調ビル
(渡辺仁設計)は関東大震災後の1932年に服部時計店ビルとして建てられた。
一階正面の大きなショーウィンドゥには巨大な
白くま親子とペンギンが飾られ、多くの人がカメラのレンズを向けていた。
銀座和光の斜目前、以前サッポロビールのショールームの所に
新複合施設「銀座プレイス」が今年9月24日にオープンした。
ここはB2F11Fで日本伝統工芸であるFRET WORK(透かし彫り)を
モチーフにした外観で、開口部に明るさと色をプログラム制御する
フルカラーLED410個を導入している。
建築家ユニット「クラインダイサム アーキテクツ」がデザイン設計した。
他の作品としては代官山T-SITE 湘南T-SITEがある。
テナントとしてソニーや日産自動車のショールーム他
イベントスペース&カフェ「コモンギンザ」などが入っている。
ここ銀座プレイスは商業施設であるが、買い物だけでなく、
日本や銀座の文化と技術の発信拠点となることを目指している。
その向かい側には円筒型のデザインの三愛ドリームセンター。
通称銀座三愛ビルがある。このビルはリコーの創業者市村清が
建替えるにあたって、法隆寺五重塔をヒントに建物中心に大きな柱を立てて
ビル全体を総ガラス化させた円筒型のビルを考察、
1963年(昭和38年)旧に竣工した。設計者は林昌二氏日建設計。
銀座ではしょっちゅうある光景かもしれないが、どこかのメディアが
インタビューしていた。この3人がインタビューしながら
大笑いしていたのが印象的であった。
明治12年創業。130年以上の老舗としての歴史を刻んできている。
「銀座天賞堂」。時計、宝飾、模型などの商品を扱っている。
昔からスイスブランドウォッチの正規代理店として
日本の先駆け的存在で夏目漱石の小説にも登場する程だ。
ビルの角で隠れん坊している様な天使は天賞堂のシンボルで
多くの人が足を止めて注目を浴びている。
このショーウィンドゥのディスプレイの中に天賞堂のもう一つの代表
鉄道模型がある。HOゲージの模型がほしくて数十年前は
よくここには来たものだ。
銀座三越の前で行なわれていた通称救世軍の街頭募金活動「社会鍋」。
これは毎年年末の街を彩る風物詩として親しまれ100年以上も続いている。
銀座2丁目の「ブルガリ」のビルのイルミネーションが上品で
目に飛び込んできたのでパチリ。向かい側はルイヴィトンだが
こちらは地味な店構えだ。
今年で6回目を迎える銀座イルミネーション。今年のヒカリミチのテーマは
「光の庭園」。フランスの光のアーティストによるアートなイルミネーションで
昼と夜2つのギンザの街並を演出している。
光と樹をモチーフにしたエレガントなイルミネーションオブジェを16個設置。
32本の街路灯にバスケット状のイルミネーションを
吊り下げて頭上から沿道を照らしている。
又、晴海通りには13万個のスペシャルシャンパンゴールドLEDを
ガードレールと街路灯に巻き付けて上質な世界観を演出している。
因みにこの「ヒカリミチ」は12月3日(土)から来年1月9日(日)まで実施している。