これが最近話題になっているドローン。通称ドローンは
一般的にUAV(Unmanned Aerial Vehicle)と呼び
英語の頭文字からきている。簡単に説明すると
「遠隔操作可能な、比較的小型の無人飛行機」 元々は軍事用であり
本格的な研究は第二次世界大戦時から。従来のラジコンとの
違いとしては、自動飛行が可能な事や、ただ飛ばすだけでなく
何らかの役割を果たす目的を持って飛行させること。
ドローンの価格は、ホビー(玩具)用として数万円から
産業用としては1000万円以上のものまで、その幅は大きい。
日本国内で最も多く使用されているのがDJI社製のFantomという
機種で20万円程度のもの。インターネットで簡単に購入出来る。
テレビ番組での空撮や災害調査や農薬散布等で今使用されることが多い。
2000年代に入り海外から輸入されたドローンは
主にホビー用として親しまれた。今や高価なヘリコプターや
高所作業者を使った写真撮影もドローンを使えば
比較的安く行える事から、広い範囲で使われている。
2016年4月からは、土木工事でi-Constructionを開始し
計測業務でもドローンの活用を始めた。
これはドローンノコントローラー(操縦器)。
ところが2015年様々な事故が起き始めた。
・首相官邸屋上に意図的にドローンを墜落させる事件発生。
・長野善光寺の大祭で墜落事故(10代少年)
・神奈川県でマラソン大会撮影中の墜落事故
・花火会場撮影中の墜落事故
これらの事故・事件を受けて国土交通省では2015年12月に
航空法132条を改定した。それによってさいたま市、(一部除く)
東京都等では申請が必要になった。違反した場合は
30万円の罰金刑。現在は許認可だけだが、近い将来には
資格(免許)が必要になるとも言われている。
パイロットは常に慎重に「飛んでいる物は落ちるのが当たり前」との
認識を持ち操縦することが肝心である。