スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

ヤオコー川越美術館

2016-05-06 06:13:13 | 建物

平成24年、川越市氷川町に開館したヤオコー川越美術館

ここは1976年に第19回安井賞を受賞した洋画家

三栖右嗣の記念館にもなっている

休館日は月曜日(祝日の場合は翌日休館)

開館時間はAM10:00~PM5:00(入館はPM4:30迄)

問い合わせ先049-223-9511

入館料一般300円

駐車場15台

この美術館の設計は

今、日本の建築界をリードしている

伊東豊雄氏(伊東豊雄建築設計事務所)の設計だ

氏は1941年(昭和16年)京城市(現ソウル)の生まれ

東大工学部建築学科を卒業後、菊竹清訓建築設計事務所に勤務

1971年に自分の事務所を設立した

主な作品に「せんだいメディアアーク」

「多摩美術大学図書館」「2009高雄ワールドゲームズメインスタジアム(台湾)」などがある

又、多くの賞も受賞している(日本建築学会賞作品賞

ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞、高松宮殿下記念世界文化賞

そしてブリッカー建築賞など)

ヤオコー美術館は伊東豊雄氏自ら候補地の

選定段階から取組、建物と緑と池が囲み

自由に散策できる、公園のような美術館に設計されている

敷地面積は1824.19㎡(552.8坪)建築延面積は

464.3㎡(140.7坪) 施工は大成建設

そして駐車場の車止め、駐輪場の置き場などの

ディテールに細かい拘りを感じる

小さな建物には何か凝縮したものがあり

とても興味深い

館長曰く「ここのお客様は建築を見に来る人が50%

絵を見に来る人が50%だ」と

この美術館は(株)ヤオコー創業120年記念事業として

地域の皆様の豊かな日常生活に貢献する為に作られた

ヤオコーの本社各階に三栖氏の絵が展示されていた

ものを今回、この美術館に移したとの事

ヤオコーの社員が本物を見ること

時には自らの在り方を省み

本物になる努力をしようという意味が込められている。

この美術館は約10M角約100㎡の4つの空間で

構成されている。

2つの展示室、休憩を兼ねたラウンジ

カフェカウンターそしてショップ受付コーナー

凹凸の屋根形状、素材の違いからもたらされる室内での

光の明暗、及び表情が各部屋で異なり

光りの表情が楽しめる空間になっている。

スーパーマーケット(株)ヤオコーの実質上の創業者

故川野トモ名誉会長が30年近く前に

「三栖右嗣」個展で20号のコスモスの絵を

求めてきたのが三栖との交流のキッカケ

三栖右嗣(Misu Yuji)の作品