平成24年、川越市氷川町に開館したヤオコー川越美術館
ここは1976年に第19回安井賞を受賞した洋画家
三栖右嗣の記念館にもなっている
休館日は月曜日(祝日の場合は翌日休館)
開館時間はAM10:00~PM5:00(入館はPM4:30迄)
問い合わせ先049-223-9511
入館料一般300円
駐車場15台
この美術館の設計は
今、日本の建築界をリードしている
伊東豊雄氏(伊東豊雄建築設計事務所)の設計だ
氏は1941年(昭和16年)京城市(現ソウル)の生まれ
東大工学部建築学科を卒業後、菊竹清訓建築設計事務所に勤務
1971年に自分の事務所を設立した
主な作品に「せんだいメディアアーク」
「多摩美術大学図書館」「2009高雄ワールドゲームズメインスタジアム(台湾)」などがある
又、多くの賞も受賞している(日本建築学会賞作品賞
ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞、高松宮殿下記念世界文化賞
そしてブリッカー建築賞など)
ヤオコー美術館は伊東豊雄氏自ら候補地の
選定段階から取組、建物と緑と池が囲み
自由に散策できる、公園のような美術館に設計されている
敷地面積は1824.19㎡(552.8坪)建築延面積は
464.3㎡(140.7坪) 施工は大成建設
そして駐車場の車止め、駐輪場の置き場などの
ディテールに細かい拘りを感じる
小さな建物には何か凝縮したものがあり
とても興味深い
館長曰く「ここのお客様は建築を見に来る人が50%
絵を見に来る人が50%だ」と
この美術館は(株)ヤオコー創業120年記念事業として
地域の皆様の豊かな日常生活に貢献する為に作られた
ヤオコーの本社各階に三栖氏の絵が展示されていた
ものを今回、この美術館に移したとの事
ヤオコーの社員が本物を見ること
時には自らの在り方を省み
本物になる努力をしようという意味が込められている。
この美術館は約10M角約100㎡の4つの空間で
構成されている。
2つの展示室、休憩を兼ねたラウンジ
カフェカウンターそしてショップ受付コーナー
凹凸の屋根形状、素材の違いからもたらされる室内での
光の明暗、及び表情が各部屋で異なり
光りの表情が楽しめる空間になっている。
スーパーマーケット(株)ヤオコーの実質上の創業者
故川野トモ名誉会長が30年近く前に
「三栖右嗣」個展で20号のコスモスの絵を
求めてきたのが三栖との交流のキッカケ
三栖右嗣(Misu Yuji)の作品