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昨日記150818火(新聞検索のチェック 美術論の前に)

2015年08月19日 16時30分57秒 | 日記(昨日記・今の思い考え・行動・情況)
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きのうは、午前中、デジタル朝日の過去の記事ほバックナンバーを調べられないか気になって様々な記事やコラムをチェックした。
デジタル朝日にはスクラップ機能がついているが、それとは別に、自分のPCに自由にデーターとして保管できるか、即ち自分で切り抜いてスクラップブックを作る作業を、PCで簡単にできないか調べてみた。
その為には、まず新聞の古い記事を検索するのに、コツがあるのだろう感じた。
それ以外に、俳壇や歌壇や川柳は紙面表示ベースでの閲覧となり、紙面のサイトで日付から目的の紙面を探してそれをコピーすることになるようで、多分写真をスクラップするのと同じことになるのだろうということが分かった。
それにしても新聞というのは非常に大量の情報を扱っていることがよくわかるとともに、過去の記事をうまく活かしたり、オリジナルのスクラップブックを作ろうとするには、それなりの検索技術が必要ということが分かった。

午後からは無くなった副食を製造するために買い出しに出かけた。
幸い鶏の胸肉を100g48円で売り出しているスーパーがあったので、鶏肉は1kg余り買いこんだ。
結局昨日は4軒のスーパーをまわりいろんな食材をかなり安く仕入れることが出来た。

スーパーの買い出し後、いつもの店にお茶を飲みに行った。
日本のトップレベルの美術評論家たちのディベートを収録したものを読んだが、基礎となる記憶があいまいなものがあって指摘されたり、哲学的用語の定義が不完全なために、お互いの意見がかみ合わなかったり、その意味を確認しあったりと、お互い批判しているので緊迫した対話でありながら、面白い場面がいろいろある。

以前からの私の持論で、事あるごとに強調しているが、そもそも芸術は、学問的には価値観が中心となっているため、科学や工学のように評価が絶対に正しいということは言えないのである。
科学技術の場合は、全く違った切り口から分析しても結論は同じになるし、再現性がある。
芸術の場合、芸術家や評論家さらには観客の価値観が違うため、同じ話を議論しても評価が分かれることが普通である。

難解作品については、権威といわれる評論家の評価に従うことが多い。
例えば、美術館や有名なギャラリーが扱うと、その後多くのギャラリーが取り扱いだすことはよく見かける。
しかも一度いい評価を得られると、それ以外の作品も尊重されることが、普通だ。
野球で4割打者でさえ三振も多くしているが、芸術も同じであると考えるが、実態はそうではなく有名作家の作品は、すべてよいとされるのだが、本当だろうか。

話が各論にそれたので、元に戻すが、それぞれの価値観の、公理のような最低限の約束事の中の論理の中でのみ、正しいとか素晴らしいとか言えるのであって、価値観が違う表現に対して違う価値観で評価できないのだ。
現代美術は、様々な価値観の体系がある。
例えばコンセプチャルの価値観で、アクションペインティングを評価できないのだ。
もっと卑近な例で言うと、同じ音による表現の芸術でも、浪曲の聞き方でハードロックは評価できないのだ。
浪曲にもハードロックにも、リズムやハーモニー(浪曲にはないが)メロディーや音色といった音楽の基本要素は同じである。

評論家たちの議論を見ると、図らずもそのあたりの基本的確認をせず、現代美術をまとめて議論するから、結論が出ないのは当然である。
即ちパラダイムが違うのであるが、そのことに触れる人もいた。
だが、ほとんどの、美術関係者は同じ間違いを犯すことが多い。

総論の中では、戦後の現代美術の中心として、モノ派が大きく議論されている。
それにも疑問を持っている。
モノ派以前が出てこないし、具体も出てこない。
各論になって、アンフォルメルの関係で具体が出てくるという感じである。
まだ本の始めの方しか読んでいないので、これ以上詳しく言えないが、また読み進めて感じるところがあれば、書きたい。
とにかく今読んでいる本には、強い刺激を受けるとともに、以前からなんとなく感じ、その証拠的な発言もいろいろな討論会で聞いていたが、そう感じたものは、正しかったように感じている。
分からない、理解できないことは、遠慮せず議論すべきだと思う。

帰宅後は、夕食作りと副食作りに追われた。
今もその副食作りに追われている。

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