伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年に続き2023年も目標達成!

続・日本人はこうして歯を失っていく 専門医が教える全身の健康につながる歯周病予防

2020-09-09 21:43:45 | 自然科学・工学系
 歯周病の恐ろしさ、治療と定期的な歯科受診の必要性を語る本。
 歯周病が悪化すると歯を失うだけでなく、動脈硬化や糖尿病、アルツハイマー病など様々な病気を引き起こしたり悪化させるとして恐怖感を煽り、歯周病の治療とプラークの除去等のために定期的に歯科受診することを勧めています。
 歯科受診以外で自分でできることとしては、第6章で歯磨きについて書かれているくらいで、歯周病が悪化するかどうかについては口の中の細菌の攻撃力の他に、患者自身の抵抗力、生活習慣その他が絡みあっている(39ページ)としながら、生活習慣に関してタバコをやめろ(40ページ等)というのと乳酸菌の一種のロイテリ菌が歯周病菌を抑制する効果がある(70ページ)というくらいです。基本的には、歯医者に来てねという本です。
 「日本歯周病学会」の他に「日本臨床歯周病学会」というのもあるというのは初めて知りましたけど、東京に「東京弁護士会」「第一東京弁護士会」「第二東京弁護士会」があるのと似たような事情なんでしょうか。


日本歯周病学会、日本臨床歯周病学会 朝日新聞出版 2020年5月30日発行
コメント
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