伊東良徳の超乱読読書日記

読んだ本の感想を中心に本に対するコメントを書き散らします。読み終わった本は図書館に返すのでフォローは保証できません。

「どこでもオフィス」仕事術

2011-05-31 22:37:05 | 実用書・ビジネス書
 モバイルツールを用いて会社や自宅以外の場所でノマド(遊牧民)ワーキングをすることを勧め、そのテクニックを解説する本。
 ノートパソコンをネットにつなげて仕事をするために、ノートパソコンの選択(バッテリーを重視)やデータ通信の選択を説明し、補助的なツールとしてネット情報を手軽に閲覧するためのスマートホン、直ちに立ち上がるデジタルメモツールなどを推奨し、外で活用できるようにデータをデジタル入力・キャプチャーした上でクラウドにアップしておくことが不可欠としています。そしてルノワールやマクドナルド、さらには駅のベンチや公園ででも仕事はできるとしつつ、電源の確保やネット接続環境の点から行う仕事別に場所を選択すべきとしています。
 モバイルツールをめぐる環境の情報やツールの使い方が参考になります。
 ただ、やろうと思えばできるとは思いますが、著者のような仕事の仕方はフリーランスのプレゼン型で共同作業になじむ仕事向きかなという気がします。自分を省みていうと、著者が言うように家に仕事を持ち帰ることで子どもが起きているうちに帰って子どもを寝かしつけてから深夜に仕事をするというパターンは子どもが小さい頃経験しましたけど、事務所でも自宅でもない場所でというのは、守秘義務が強い仕事柄と基本的に自分で仕事を完成させないと気が済まないし完成度を求める性格からなじまないかなぁと思います。
 「今以上に仕事をする時間が増えるのではないかと、心配される方がいるかもしれませんが、それは杞憂です。」(9ページ)というのですが、著者の「ある一日」の連続写真(2~3ページ)の表情がみんなしかめ面で全然楽しそうじゃなくて、そう言われても説得力がないように思えました。


中谷健一 ダイヤモンド社 2010年6月3日発行
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

増補版 地震から子どもを守る50の方法

2011-05-30 22:45:39 | 実用書・ビジネス書
 地震の時に生き残り子どもを守るために日頃から注意しておくポイントを解説した本。2005年に出版した本を防災グッズ関係の情報等をアップトゥデートして東日本大震災を機に緊急出版したもの。
 まず自宅で大地震にあったときに飛んでくる家具や落下してくる天井等から身を守るために危険な家具の固定とか物をできるだけ置かないとか、テーブルの下などを補強した逃げ場と避難通路を確保することなどを指摘し、家族の安否確認方法を日頃から決めておく、防災グッズや水の準備、避難生活の準備などを説明しています。家選びの段階から日頃電車に乗るときの姿勢まで、防災重視でいるのは難しいと思いますが、いろいろふだん考えないことを考えさせられて、勉強になります。
 東日本大震災について触れた綴じ込み付録では、今回の東京はむしろラッキーだった、東京で大震災にあったときは避難民の数の桁違いの多さや思いもよらない危険物があり得ることを考えれば無理な帰宅はしない方がいいとか、子どもにも迎えに行けない(引取ができない)ことがあることをよく言い聞かせておいた方がいいなどの指摘をしていて、なるほどと思いました。


国崎信江 ブロンズ新社 2011年4月15日発行(初版は2005年)
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

獄中からの手紙

2011-05-29 09:18:42 | エッセイ
 20世紀初頭のドイツで革命運動家とした活躍したローザ・ルクセンブルクが第一次世界大戦期のほとんどを演説を理由とする投獄と予防拘禁で獄中に囚われていた期間に、同士のカール・リープクネヒトの妻ゾフィーに宛てて書き送った手紙をまとめた書簡集。
 ドイツで出版されている「全書簡」から日本語版用に独自編集したものだとか。
 虐げられ滅ぼされる者への共感と加害者への怒り、同士への言及やロシア革命をめぐる部分にわずかに革命運動家としての匂いを感じさせますが、大半は同士の妻との友情と気遣い、獄中でわずかに感じ取れる自然への思いに関するものです。文学、音楽、絵画への興味も旺盛で、出版の意図もそういったローザの人間味を再認識させるというあたりにありそうです。
 当時の監獄の、厳しさ、劣悪な環境と共に、植物や鳥を観察できる比較的広い庭の散歩ができたり、仕切りのない部屋で面会でき看守の目を盗んでバッグを交換して手紙や原稿を持ち出せたりと、現在の日本の監獄より寛容な面も垣間見えます。
 キャリア・ウーマンとは対極の弱々しいヒロインへの共感を示す下り(34ページ)は、手紙の相手が置かれている立場とも絡むかも知れませんが、女の敵は女という構図に嵌らないローザの柔軟性も感じさせますし、「いつでも愛それ自体が、それを惹きおこした対象よりももっと重要で神聖だったのです。なぜなら愛は、世界を光きらめくおとぎ話として見ることを許してくれるから、」(125~126ページ)というところも感じるものがありました。


ローザ・ルクセンブルク 大島かおり編訳
みすず書房 2011年4月20日発行
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

「交渉力」を強くする

2011-05-28 22:42:00 | 実用書・ビジネス書
 日常生活での様々な交渉ごとでのポイントを解説した本。
 言われていることはある意味で当たり前のことが多いですが、一般人があまり理解していないことも多いように感じます。例えば、交渉を成立させなくてもいい側が交渉の強者で、交渉を成立させなくては困る側が交渉の弱者、交渉の過程で妥結を急いでいることを示すのは自ら交渉の弱者だと宣言するに等しく、そういう態度を取れば交渉で負けるのが当然ということは、日常的に交渉をしている人間には考えるまでもない交渉ごとのイロハに属することですが、そういうことを理解しない人がどれだけ多いか、時々いやになるほど実感します。
 この本でも書かれていることが常に当てはまるわけではなく、やり過ぎると失敗するとか、見え見えだと失敗する、下手にやると失敗するということも指摘されているように、本を読んだら交渉がうまくいくというわけではないですが、いろいろな交渉のポイントを下手な交渉の例と上手な交渉の例を挙げて説明しているのでわかりやすくなっていると思います。


藤沢晃治 講談社ブルーバックス 2010年12月20日発行
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

情報から真実をすくい取る力

2011-05-27 23:17:26 | 実用書・ビジネス書
 元ニュースキャスター(現神奈川県知事)の著者がテレビ・新聞の報道やネット上の情報について論じた本。
 著者の報道記者、ニュースキャスターとしての経験に基づくエピソードがちりばめられ、興味深く読めますし、書かれていることの一つ一つはなるほどと思うことが多いのですが、例えばネット上のライブ中継のような未編集の情報は発言者への追及もなく言いたい放題だし他の視点の提供もなく公平が図られないという指摘と、結論先にありきで結論に見合う情報だけが取捨選択されることは少なくないという指摘(これはむしろ意図的な編集に当てはまります。この本ではマスコミについてはそういう指摘はしていませんが)、真実を知るには現場に足を運ぶことが大事といってみたり、現場ではわからないことが多く情報は報道センターに集まる、挙げ句の果てはそのニュースを他局も含めて見比べられる視聴者が一番情報を持っているとまでいったり、全体としては論旨は一貫しないというか不明だと思います。
 ある意味では、一つ一つはそれなりに正しいと思える情報に対する見方が、同じ著者が言っているのに正反対のことも含め多数あって両立しうるということを読んで実感することが、情報を鵜呑みにしてはいけないことはもちろん、その評価も一面的では足りず、一筋縄ではいかないということを認識させて、読者のメディアリテラシーを高めることにつながるかなとも思います。


黒岩祐治 青志社 2011年4月29日発行
コメント   トラックバック (1)
この記事をはてなブックマークに追加

朝イチでメールは読むな!

2011-05-27 22:45:49 | 実用書・ビジネス書
 サブタイトルの「仕事ができる人に変わる41の習慣」に象徴されるようなビジネスの効率をよくするための心がけ集。
 もっぱら組織の一員として仕事をする人に向けて、組織の中で評価されるようにどんな仕事を与えられても不平を言わずポジティブに考えて退屈な仕事や退屈な会議からも積極的に学び続け、通勤時間も仕事の段取りと反省に使って業務時間外も仕事のために生き(ただし息抜きは上手に時間を作る)、手柄は他人に譲って良い人間と評価され、人間関係とコミュニケーションに意を用い、そうして勝ち得た人脈・相手方評価の情報を仕事で活かしていくというようなことを説いています。そこまで仕事第一に生きようという人にはいいかもしれないけど、多くの人にはそんなこと言われてもねというところじゃないでしょうか。
 タイトルに使われた朝イチでメールを読むなというのは、私もふだんそうなっていますが、出勤してまずパソコンを起動しメールをチェックするとそれへの対応の雑事ですぐ午前中が過ぎてしまう、朝の頭が冴えている時間はそれよりも大事なというか頭を使ってすべき仕事に充てろ(そのためには出勤前にその日の仕事の段取りを考えておけ)ということで、その指摘はなるほどと思います。メールなどしばらく放っておいてもいい、本当に急ぎなら電話が来ると・・・「本当に急ぎ」じゃない電話が次々かかってくる人には当てはまらないかなという気もしますけど。
 上司や役員の決裁をもらうには、相手をよく観察して機嫌のいいときにもらいに行け、そのためには社長の秘書に日頃から外出や出張の度にお土産を持って行き「近いうちに報告に行きたいんで、機嫌のよさそうなときを教えて」と頼んでおく(75ページ)って、なるほどとは思うけど、同時にそこまでしてというか、会社人間の哀れも感じます。


酒巻久 朝日新書 2010年3月30日発行
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

労働法の世界[第9版]

2011-05-21 21:16:49 | 人文・社会科学系
 労働法の教科書。
 1994年の初版以来ほぼ2年毎に改訂を続けているのは立派。
 労働事件を扱う弁護士として制度変更や新判例を含めた現状をおさらいするのに助かりますが、4百数十ページぎっちり書かれた法律書の通し読みは、慣れている分野でもけっこう疲れます。
 大学での授業で使うことを前提に、一人の労働者が企業社会に身を置いて経験するようにということで、総論的な「労働法の世界へ」のあとは、「企業」との遭遇、「団体」との遭遇、「労働条件」の諸相、「紛争」との遭遇、「企業」との訣別という章立てを取っているところが特徴と、自ら述べています。アイディアとしてはわかるんですが、従来の教科書のように個別的労働関係と集団的労働関係といったような分け方をしたくないと言いながら集団的労働関係に関するものは「団体」との遭遇の10~12節と「紛争」との遭遇の24~26節(前半)にまとめて置かれていて、ただ2つに分けられただけで、これだったら集団的労働関係でまとめてもらった方が読みやすい。平等原則なんかは普通の感覚では労働条件だと思うんですが「企業」との遭遇の6節に置かれていて、特にセクシャル・ハラスメントがその「企業」との遭遇の6節に書かれていてパワー・ハラスメントが「紛争」との遭遇の22節という遠く離れたところに書かれているのもしっくり来ない。解雇についても「紛争としての解雇」が21節、懲戒解雇の実体的な争点となる懲戒事由が23節、解雇の手続が27節とバラバラに書かれているのも、労働者にとっては実質一体ないしは密接に関連する普通解雇・懲戒解雇の解雇理由と手続がまとめて書かれていなくて不親切に思えます。


中窪裕也、野田進、和田肇 有斐閣 2011年4月15日発行(初版は1994年)
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ベッドの下のNADA

2011-05-16 22:16:08 | 小説
 持ちビルの地下で隠れ家的な喫茶店「NADA」を経営する39歳夫と35歳妻が2人の場では会話のないさめた関係から、夫の不倫、妻と常連客との微妙な関係、過去への思いなどを経て、思い直すような変わらないようなあんばいで続ける夫婦関係を描いた連作小説。
 夫の不倫に気がつきながら素知らぬ顔の妻、妻が常連客と「できている」(実際はキスしたところで止まっている)と聞いて心中穏やかならず常連客に微妙な当てこすりをしたり不自然に振る舞ってしまう夫。夫の方は2人の愛人と不倫を続けていて、妻の方は冒険してもキスまでというあたり、ダブルスタンダードが肯定されている感じですけど、同時に妻の方がよほどしたたか。やっぱりそういう組み合わせの方が多数派なんでしょうね。
 温泉旅行で半年ぶりにセックスして、それから毎日全裸で寝ることにした夫婦。「セックスしないときの、裸の肌と肌が触れ合う感触は、セックスするときとは違う。湿り気のない温かさと、匂いのないなめらかさがある。」(164ページ)って・・・最初はそうでも、しばらくすると汗でべたべたになるんじゃないかなぁ。


井上荒野 文藝春秋 2010年12月10日発行
「オール讀物」2008年10月号、2009年2月号、6月号、8月号、2010年4月号、9月号
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

低線量内部被曝の脅威

2011-05-15 00:45:01 | 自然科学・工学系
 主として乳癌死亡率の推移によって低線量放射線被曝の危険性を論じた本。
 統計学者である著者の立場から、主としてアメリカの国立癌研究所(NCI)が保有する1950年以降の郡単位の年齢調整乳癌死亡率を原子力施設から50マイル(80km)または100マイル(160km)内で集計して、1950年代前半と1980年代前半・後半で比較することにより、その増加率が原子力施設周辺以外の郡、州全体、アメリカ全体と比較して大きいことを論証することにより、放射性物質の吸入・水や食物からの摂取による内部被曝による長期低線量被曝の危険性を論じています。
 著者が指摘する数値は、一見して明らかに差異があることも、一見しては差異がわかりにくいこともありますが、統計上の有意性についての検定で説明されていきます。
 著者の主張では、低線量内部被曝による影響は発癌の開始要因のみならず化学物質等による発癌の促進要因ともなり、乳幼児の被曝は免疫に影響を与え、また乳幼児では死亡・低体重という形で直ちに影響が現れるとされ、原子力施設の運転直後や事故直後から乳癌発生率や新生児死亡率、低出生体重児の増加が統計で示されています。さらにはエイズ等の免疫異常による疾患が1945年から1963年までの大気圏核実験により乳幼児期に低線量内部被曝した世代に多いことも示されています。他方、核実験場が多いニューメキシコやネバダでは核実験期に乳癌死亡率が増加した後、原子力発電所がないので核実験の影響がなくなった後は乳癌死亡率が減少しているとか、ニューヨーク市の乳癌死亡率は水道の水源をインディアンポイント原発の風下のクロトン貯水池から別のところに移した後上昇が止まり下降し始めた等の指摘もなされています。原子力施設周辺の郡においても風下の郡と風上の郡、降水量の多い郡と乾燥した郡で乳癌死亡率が違うことも指摘されています。これらの指摘はかなりショッキングなものです。
 同じ統計を用いた国立癌研究所の報告書との差異は、国立癌研究所が原子力施設周辺郡として近接したごく少数の郡のみを選定しているために死亡者数が少なく統計的に意味がある死亡率となっていないこと、対照群として選定した郡が結局原子力施設から50マイル以内にあることにあるとされています。50マイルやさらには100マイル離れた地域も原子力施設周辺と見るかどうかによる差異ですが、50マイル内や100マイル内の郡をまとめることで統計学上有意な乳癌死亡率(の増加)の差が出るのならば、50マイルや100マイル離れていても原子力施設周辺であり、低線量内部被曝の影響が現にあると考えざるを得ないということになります。
 ただ、著者が多彩な統計を取り上げてする指摘が、ある場合は乳癌死亡率そのものの大きさ(平均値からの乖離)であり、多くの場合はその増加率であり、あるときは過去のトレンドからの乖離でありという形で着目点が異なること、そして国立癌研究所が著者の指摘を受けて原子力施設から50マイル以内の郡を機械的に全部集計して出した年齢調整乳癌死亡率の変化が著者の主張を必ずしも支持しておらずその差は著者が50マイル内の郡でも都会部分は除外していることにあること(352~359ページ)は、反対者(原子力推進派)からの批判の余地を残しています。著者は、低線量被曝の影響が直線ではなく上に凸な対数グラフとなり、累積被曝量が少ない農村部では原子力施設の放射性物質放出で乳癌死亡率が顕著に増加するが、すでに累積被曝量が大きい都市部では影響が飽和してあまり上昇しないという主張で説明していて、低線量被爆の影響のカーブの点はそれ自体またショッキングな話ですが、これで十分に説得力があると言えるか、また累積被曝量が大きいと影響が飽和するという主張は原子力推進派に一種の開き直りの材料を与えないかなど、なお検討すべき課題があるように思えます。


原題:The Enemy Within
ジェイ・マーティン・グールド 訳:肥田舜太郎、齋藤紀、戸田清、竹野内真理
緑風出版 2011年4月15日発行 (原書は1996年)
コメント (3)
この記事をはてなブックマークに追加

イヴ・サンローランへの手紙

2011-05-13 00:26:01 | エッセイ
 イヴ・サンローランの事業上のパートナーであるとともに私生活上のパートナーであったピエール・ベルジェによるイヴ・サンローランの回想をつづった本。
 イヴ・サンローランの死後に、イヴ・サンローランにあてて書いた手紙の形式なので、記述は断片的で、時系列に沿っておらず、イヴ・サンローランの半生記のようなものと期待して読むと不満がたまります。ゲイのパートナーだったピエール・ベルジェが死んだ恋人を感傷的に回顧する姿に素直に共感できる人には、愛と感動のエッセイと読めるでしょうし、そういう読み方でないと満足しにくい本かなと思います。
 私には、イヴ・サンローランの死後半年を経て断片的に書き始めている(冒頭に葬儀の際の弔辞と思われるものを配していますが、その次はもう半年後)ことには、ピエール・ベルジェがイヴ・サンローランの死後に、イヴ・サンローランが生きていれば反対するであろう733点に及ぶ高価な美術品のオークションでの売却を控えて、それを正当化する目的が感じられます。その他の内容としても、イヴ・サンローランへの愛を語りながら、そこかしこでイヴ・サンローランの人格的な欠陥や、アルコールと薬物にまみれた日々、そして若い愛人との浮気を指摘し、自分は清く正しく耐え続けイヴ・サンローランを支え続けたという書きぶりには、故人への愛よりも自己の正当化の方が主眼なんじゃないかと鼻についてしまいます。


原題:Lettres a Yves
ピエール・ベルジェ 訳:川島ルミ子
中央公論新社 2011年3月30日発行 (原書は2010年)
コメント
この記事をはてなブックマークに追加