daichanの小部屋

ある平凡な将棋指しの日常

最近の対局など

2016-11-13 10:16:51 | 日記・雑談
また1週間経ってしまいました。
今日、日曜日はお休みなので、ようやくブログが更新できます。

金曜日は常務会の足で宇都宮へ出張→将棋まつりの打ち合わせをして、土曜日は恒例の段位認定大会→帰京。
という感じで、昨日までずっと忙しく、時間が取れませんでした。

木曜日の王座戦は、序盤からずっと苦しい将棋でしたが、ワンチャンスをモノにして辛勝。
久々に納得のゆく将棋が指せました◎
特に夕休後は集中力が切れることが最近多かったので、ずっと集中して指せただけでも、復調を感じました。
勝つとホッとしますが、勝ち負けの前に、まずこうやって一生懸命戦うことが大事です。
あさってまた順位戦で、夏以降連敗続きですがこちらも頑張ります。

日付戻って火曜日は倉敷藤花戦第1局、竜王戦第3局の中継を気にしながら仕事していましたが、いずれも見ごたえある将棋でした。
藤花戦は挑戦者勝ちで、初タイトルに期待がかかりますが客観的に見てこれで五分五分という感じでしょうか。
今週末の倉敷対局は注目です。
竜王戦は意表の戦型、異例のスローペースの果てに、秒読みになってからの終盤の競り合いが特に面白い将棋でした。
評価値だけでは分からないすごさ、レベルの高さを感じてもらえたらと思いました。

そのほかにもB1・B2の順位戦や王将リーグなどで、見ごたえのある将棋が多く中継された週になったように思います。
熱戦というのは不思議と連鎖するのか?続くときは続く、そんな印象もあります。
こうやって対局が注目されることが、何より大切ですね。

囲碁界の話題。
ZENのプロジェクトで、趙治勲先生が登場とのこと。
「人間と打つのは飽きてきた」というコメントには笑いました。

アルファ碁の衝撃から考えると意外ではないですが、第1回電王戦が行われたのはわずか2年半前、登場したのはあの小沢一郎だったことを考えると、かなりの驚きです。
20年分ぐらいの月日がこの数年で流れたような、そんな印象です。
コンピュータ将棋に注目が集まっていたぶん、コンピュータ囲碁の研究・進歩は遅れていただけ、そんな気もするんですが、どうなんでしょうね。

お知らせをひとつ。
明日からreU funding from ヤフオク!にて公式プロジェクトを開始します。
日本将棋連盟公式webサイトはリニューアルから2か月が経過しました。
当初は不具合が多くご迷惑をおかけしましたが、間違いが修正され、コラム等も拡充されて、良くなってきたのではないでしょうか。
こうした新しい試みも、リニューアルに伴う事業の一環です。

いままで通りやっていれば良いという時代ではないので(特に内部の職員に言えること)、これからも新しい試みを増やして、新しいやり方で将棋普及に努めていきたいものです。
自分自身はいまは守りの部署なので、直接こうした新しい試みに関与する立場ではないのですが、気持ちが内向きにならないように、それだけはいつも心がけています。
伝統文化の世界にあって、変わらないもの・変えるべきでないことと、変わっていかなくてはいけないこと、その両面をしっかり意識することが、経営において大切なことと思います。