daichanの小部屋

ある平凡な将棋指しの日常

大盛況

2007-11-26 09:19:16 | 日記・雑談
昨日の女子団体戦はすごい大盛況で、本当にびっくりしました。5人1組ではとても集まらないのでは?と心配していたのですが、何のその。100人以上の女性が一同に会して将棋を指す姿は、もちろん初めて見ました。これが10年続けば、きっと女性の将棋ファンも増え、レベルも年々向上するのではないかと思います。
大会出場は「○○さんに誘われたから」というインセンティブがけっこう大きいのだと、何人かの方から聞きました。「5人1組だからこそ出たい」という人がたくさんいたのは、僕にはとても新鮮な驚きでした。

女性の初心者の将棋を見ているとよく感じるのが、駒を溜め込みすぎること。その結果、けっこう無残な投了図(いわゆる全駒)がよく見られます。昨日もそういう将棋がたくさんありました。駒を取ることを覚えて、タダで取られないようになったら、次は持ち駒をうまく使うことを覚えるのが女性の場合の棋力向上のカギのような気がしました。
「駒を取らせる」となるとさらに上のレベルですが、「取った(得した)駒を使う」というのはちゃんと覚えれば、決して難しいことではないはずです。


終わってまっすぐ帰るはずだったのですが、「コートを忘れたので、届けてください」というかなりありえない指令を某後輩若手棋士に受けて、すこし遊ぶことに。おかげで大和証券杯は見逃してしまいました。帰ってざっと棋譜を見た感じでは、クリックミスこそあったもののマリカ号の快勝だったように思います。島井姫のほうは、ちょっと動きが硬かったかな。

真部八段が亡くなられたそうです。「将棋論考」はファンの多い名コーナーでした。僕より数十年先輩の、バックギャモンの愛好家でもありました。ご冥福をお祈りします。


今日は王位・女流王位の表彰式にお邪魔する予定です。深浦さんも石橋さんも、いろいろな苦難を乗り越えてのタイトル獲得で、心からおめでとうございます。