上手(うわて)と下手(しもて)

私は「上手」になるのが、下手な人間である。
それは障害者であるからかもしれないが、上からものを見ることができない。どうしても下手になってしまい、引き下がってしかものを見ることしかできない。
下手から、引き下がってものを見る時、物事の本質を見ようとする気が起き、それにそれを見落とさないようにしようという気になってくる。
言いかえればこれは、他方を立てるための行為ともいえる。

しかしこれは、もしかすると独りよがりにもなるかもしれない。