ポルトガル3日目(9月3日・月)
午後からの自由行動を有効活用するため、母が悩んだ末、選んだコースが、
リスボンで最もメジャーな「サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台」から
リスボンの街や丘を眺め、バイロアルト地区を歩きながら買い物をしたり、
興味あるお店をのぞいたり、カフェに寄り、サンジュスタのエレベーターで
バイシャ地区まで降りて、カルモ通りに寄った後、ロシオ広場周辺にある
娘の希望の「ア・ジンジーニャ」でジンジャの立ち飲みをして、
地下鉄ブルーラインでホテルに戻る、という計画。
今夜は、ファドディナーに行くので、19時過ぎまでにはホテルに帰らねば
なりません。
なので、この計画を全てクリアするには、母が頑張って歩かないと
まずは、グロリア線に乗り「サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台」までは
とてもスムーズにこれましたよ
正面あたりに見えるのが、多分グラサ展望台で、右の丘がサンジョルジェ城↓
↑ 娘のカメラ、サンジョルジェ城がはっきり写ってます
リスボンで一番有名で素敵な眺望が望める展望台。
今年の春から展望スペースが工事中で中に入れないと知ってはいました。
もしや、終わってないかな?と淡い期待を抱いて来てみましたが、残念
必死に、サンジョルジェ城と、テージョ川と大聖堂まで入れようと頑張りましたが
まだ工事中、金網で囲われていて展望スペースには入れませんでした。
網の間からスマホを入れ、落とさぬようにしながら数枚だけパチリ。
ウイークデイなので、公園は人が少なく静かでゆったり。
この展望台から眺める、夕日を浴び茜色に染まっていくリスボンの街は、郷愁を誘い
とても素敵でロマンチック♪らしいのですが
この近くには昔から新聞社などがありボヘミアンな雰囲気だそうで
↑新聞少年の像もありました。
早々に、展望台からの景色は諦め、街歩き開始!
まずは、広場から近くにある「サン・ロケ教会」に入ってみました。
※ サン・ロケ教会
16世紀末にイタリア人建築家により建てられたイタリアバロック様式の教会。
正面ファサードは1755年の大地震で破壊され、その後再建。
教会奥にあるサン・ジョアン・バプティスタの礼拝堂は、瑠璃、メノウやモザイク
で飾られリスボンでも有数の美しいチャペルで有名。
また、1584年、苦難の航海の末リスボンにたどり着いた天正遣欧少年使節が、
1ヶ月ほど滞在したイエズス会の教会としても知られる。
(母は写真を撮っておらず写真はありませんが、娘から送られてきた写真をどうぞ)
天井画 ↑
ポルトガルの教会内にも、マリア像や十字架のイエス像があるのですが、
棺に眠るキリストが棺の外面に描かれているのが珍しいし、
その図が、妙にリアリティがあるのよね〜(↑ここでは手すりに隠れてますが)
↑ マリア様を囲む天使の数がすごい・・・
ピエタ像ですねえ
二階にはパイプオルガンと聖歌隊席
ポルトガルのパイプオルガンは、パイプの形と向きが面白い
大きな教会ではないのですが、とにかく金色で絢爛豪華な教会・・・
教会を出て、
サクラメント通りを歩きます
周りの建物はアズレージョなどでキレイだし、
興味ある店もチラホラ・・・
この後、目的のお洒落なコルク製品専門ショップを探しウロウロ、、、
大きい通りから細い裏道に入ってお店を見つけ、母のバッグとランチョンマット
娘のブレスレットなどを買いました
旅行する度、いつもお土産選びで時間がなくなり、自分のものって買ってないな〜、、、
なので、今回は、リスボンで「最初に何か自分にも買おう」と思って
コルクショップから表通りを目指し歩いていたら、急に賑やかな場所へ↓
「カモンイス広場」↓に出たみたい
カモンイスの銅像の下には、多くの若者たちが座っていて
この広場が「バイロアルト地区」の中心かな?人と市電と車が多く、活気がある
※ カモンイス広場
ポルトガル最大の詩人と称えられるカモンイス(1525〜1580)は
叙事詩『ウズ・ルジアーダス』で大航海時代のポルトガル人の偉業をうたいあげた。
広場の敷石は『ウズ・ルジアーダス』をテーマにしたもの。
広場から脇道にはいれば、ひっそり
細道の先にはテージョ川が見えました
広場に面し、古くて有名なカフェ「ア・ブラジレイラ」↓があります
混んでて落ち着かなそうなので、覗いただけ、、、
店の前の↑詩人「ペソア」の坐像の隣に座り、母は記念撮影だけ
↑リネンの店「パリス・エン・リスボア」の素敵なウインドウに母うっとり
賑やかなガレット通りから細道に入り
娘が行ってみたいといってた「ロジャ・ダ・ブレル」を探す・・・
娘は諦めかけたけど、母が「ここ!」と思った店に入り尋ねると
やっぱり、そのお店がそうでした。
ガイドブックには店名が「ロジャ・ダ・ブレル」とありますが、
店員さんの説明によれば、それはこのウールの織物の総称なのだそうです。
(とても親切で感じの良い店員さんでした、ありがとう)
どのガイドブックも店名と違うから、早く訂正した方がいいのにね。
(因みに、ポルトにも同店があり、品物はポルトの方が充実してたかも)
暑くて喉も渇いたし、そろそろ休憩したいなあ、、、
こちら側の裏道にはあまりカフェとかないね〜、、、ウロウロ探してると、
書店の裏に、なんかオシャレそうなカフェ発見! 店内にも席あるみたい、、、
店の中に座り、母はカモミールティーでホッと一息。
急いでトイレも借りました(男女同じ入り口で焦った。。。)
娘はアイスコーヒーを↓ 氷入りのカップに淹れたてエスプレッソを注ぎます
実はここ、うなぎの寝床みたいに入り口狭いけど奥まで長〜い本屋さん。
帰国して調べたら「ベルトラン」という創業1732年の老舗の書店でした。
しばしカフェで休憩し、
この近くに「ア・ヴィダ・ポルトウゲザ」があるはず、、と立ち寄る。
このお店は、レトロでモダン♪女子が大好きな空間ですよね
(娘も好きそうだな、、、と誘ったら、最初は気乗りせず嫌そうにしてたけど、
いつの間にか、お土産チョコなど物色、買い物してました)
ガレット通りに戻り歩くと、なにやら人気のお菓子屋さんを発見!
わ〜、美味しそう、、、気になるけど並んでるしなあ、、、諦めました
効率よく回ったつもりですが、徐々に時間もなくなり、カルモ教会見学は諦め
「サン・ジュスタのエレベーター」へ。
連絡通路からエレベーターまで歩き、別料金を払い、展望スポットまで螺旋階段を
登ります。
これがなかなかスリリングで怖〜い
でも、上に登れば、リスボン市街地、周りの丘がぐるりと見渡せ、ナイスビュー
↑リスボン東側の景色
大聖堂やテージョ川も見渡せます
素晴らしい眺望! オレンジの屋根の波の向こうにはテージョ川
西側、すぐそばに見える↑「カルモ教会」
「カルモ教会」は1389年に建てられリスボン最大の教会でしたが
1755年の大地震で倒壊。天井や壁がなくなり、現在は博物館になっています。
北側を見下ろせば、↑ロシオ広場がすぐ近くに見えます
とてもいい眺めに母は大満足(アルカンタラ展望台でよく見えなかったからね)
50m以上の高さなので、風が強く、帽子が飛ばされそうになりました
下り用の螺旋階段、下りはなおさら怖いよ〜
下りのエレベーターに乗るまで、しばし、待たされましたが、無事降りてきました。
20世紀初頭のレトロな内装のエレベーターを期待していたら、
稼働していたエレベーターは地味で無骨な内装で、期待外れ。
隣のもう一つのほうがキレイだったのかなあ、、、?
エレベーターを降りて、見上げる、、、↓あの上にいたんだね〜、
母の目的の店、老舗手袋屋さんのあるカルモ通り↓
お店の外と中に一人づつ、とても感じのいい長身イケメン!
母も娘もチョイとお喋り
ベルギーから来た彼は、ガールフレンドに薄ピンクの手袋を購入、ステキです
店内は二人入れば限界! レトロ〜
明るい店員さん(ベテランおばさん)との会話も楽しいお買い物でした♪
買い物を済ませ、
ロシオ広場を横切り、娘念願の「ア・ジンジーニャ」↓へ
娘がジンジャの立ち呑みをしてる間、
母は行ってみたかった建物「カーサ・ド・アレンテージョ」があるはずの
サン・アントニオ通りの方向を眺めたりして
この通りは飲食店が多いらしく賑わっていました
リスボンのタクシー↑ (下が黒で上半身は緑の他、ピンクとかも見かけました)
ロシオ広場、ドナ・マリア2世劇場横はタクシー乗り場のようで混んでます
「ア・ジンジーニャ」前に戻ってみると、娘は陽気な酔っ払いおじさんと仲良くお喋り中、、、笑
三人で記念写真を撮って、お別れし、
母がトイレを借りたくなり、ロシオ広場を渡り
老舗の「カフェ・ニコラ」へ入店。
二人でレモネードを注文したら、ベテランギャルソンが呆れ顔
お店も店のおじさんもレトロで素敵なのですが、、、
母は、目的だった地下のトイレで想定外のハプニングに
水難事故とでもいいますか。。。まあ、大事に至らなかったのでご安心を
この後、急ぎ足で、レスタウラドーレス駅から地下鉄ブルーラインでサンセバスチャン駅へ、
ホテルへ帰ったのですが、皆さん、もうお揃いで、バスに乗るのを待つばかり、
またまた私たち親子が最後だったようで、、、申し訳ない。
バスに乗って、アルファマ地区にあるファド・レストランへ向かいました。
つづく