スクール 土曜版

　　　　7月29日（土）晴れ

　真夏の陽射しがジリジリなんて次元を超えた酷暑に、頭がボーッとしています。

　冷房苦手な母ですが、TVで連日「高齢者は生存のためにエアコンを使うように！」と連呼され、

　やむをえずエアコンをフル稼働させて凌いでいます。

　屋外に出るとクラクラする暑さなので、身を守ろうと極力動かないよう家に居たら、

　体重だけが、毎日着実に増えて。。。　　　　どうすりゃいいの？

　　↑写真の野菜は、数十年来の知人の旦那さまの菜園で収穫した胡瓜とトマトで、

　ハートや星型の胡瓜は夏の名物となっているらしく、プロ並みの腕前みたい。

　今年は暑すぎて菜園管理も大変そうですね〜。

　　さて、今日のスクールも『クロール』、練習ポイントと内容は火曜日と全く同じです。

　　　　　　　【メニュー】

　　w-up　　100×1　　3:00　　ch

　　kick　　  50×2　　1:50　　ch　　　　up　　　　↓  

　　swim　　50×2　　1:50　　ch　　　　up　　　　↓  

   　　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

　kick　　25 ×4　　1:00　　Fr　　真横向・水中・サイドキック　　左／右

　drill　（25×4）×2　　1:00　Fr　　肘たてドッグプル／ロングドッグプル水中リカバリー／

　　　　　　　　　リカバリー腰・肩・頭タッチ／ストレートアームリカバリー／キックしながら

　swim　　50×8　　1:30　　Fr　Form　swim

　　　　　　　　　　　　※しっかり肩甲骨から腕を伸ばした大きな泳ぎで、ストローク数を少なく！

　swim　　(50×3）×2s　　1:45　　Fly25m-Bc25m／Bc-Br／Br-Fr　大きな泳ぎで！

　down　　50×1

　　total　　1,350m

　　スクールの内容は、火曜とほぼ同じで、チョッと距離が多いだけ。

　　（土曜は熟女以外に男性メンバーも参加するのでね）

　　世界水泳の映像に刺激を受けたのか、母の泳ぎも少し大きくなったような・・・

　　火曜よりはストローク数減らせ、チョイといい感じかも

　　早いもので世界水泳ももう終盤。驚異的な世界新記録が続出していて、連日驚きながら

　　TV観戦を楽しんでいます。マルシャン、ポポヴィッチの他にも素晴らしい選手が次々と

　　登場、そんな明るい世界の水泳界に比べ、今の日本は取り残されている感が否めず、

　　スイマーの端くれとしてはチョッと心配

　　大リーグの「オオタニさん」みたいな存在が、水泳界にも現れたらいいな〜

　　　　　　わがまま母

　　

　　

臨床真理

　　　　　　　　　　　臨床真理　　　柚月裕子（著）2019年9月発行

　　推理小説、ミステリー、SF、ハードボイルド分野には手が出ないのですが、

　　時々「面白そうかも」とアンテナが反応することがあり手に取ることも。

　　本書も、衰えつつある母のリサーチアンテナに反応。

　　面白くて、頁をめくる手をを止めらず。サスペンス感満載で一気読み。

　　連日熱帯夜で寝苦しく不眠がつづくなか、更に寝不足に。。。

　　臨床心理士の女性と担当患者を中心にストーリーが展開するけれど、

　　最も恐ろしかったのが、「美帆」が信頼していた精神科の医師の裏の顔が

　　臨場感たっぷりにしっかりと描かれるラスト近くのシーン。

　　小説とはいえ、本書で起こるいくつかの事件に似た事は、表に出ていなくても、

　　埋もれているだろうな、と想像はできる。

　　著者の作品は初めてながら、興味深く、凄みを感じる小説でした。

　　　　　わがまま母

　—  角川文庫　紹介文　—

人の感情が色でわかる「共感覚」を持つという不思議な青年―藤木司を担当することになった、臨床心理士の佐久間美帆。知的障害者更生施設に入所していた司は、親しくしていた少女、彩を喪ったことで問題を起こしていた。彩は自殺ではないと主張する司に寄り添うように、美帆は友人の警察官と死の真相を調べ始める。だがやがて浮かび上がってきたのは、恐るべき真実だった…。人気を不動にする著者のすべてが詰まったデビュー作!

 

 

スクール 火曜版

　　　　　7月25日（火）晴れ

　ここ数日、朝晩涼風を感じホッとしていたら、また猛暑が戻ってきました。

　↑写真は、先週作って食べた餃子、餃子って定期的に食べたくなりますよね。

　さて、今週のスクールは『クロール』なので、先週の平泳ぎに比べ、気分軽やかに

　プールへ向かいました

　今週から世界水泳（競泳）がTV中継されているので、母も観ているのですが、

　世界のスイマーの進化が凄まじい！　怪物フェルプスの記録もついに更新されたし、

　海外勢の泳ぎにワクワクさせられています。

　で、Iコーチも昨夜の男子200m自由形の準決勝をチラッと観て刺激を受けたようで、

　「あんな風に大きな泳ぎが出来るといいな〜・・・」と思ったらしく、

　早速、その気持ちが今日のクロールドリルに反映され、今回のポイントは

　　☆  大きな泳ぎ、が出来るよう、肩甲骨からしっかり腕を伸ばして大きなストロークで

　　　　泳げるよう数種類のドリルでウオームアップし、大きな泳ぎのクロールを目指す！　

　　かといって特別なことではなく、　過去に練習したドリルの組み合わせ。

　　　　　　〈クロール・ドリル〉

　キック　25×4　1:00　　片手伸ばし・水中・真横向きキック

　ドリル　（25×4）×2sets　　1:00　　　　　　　軽くキックしながら

　　　　　　　　　　1t=肩甲骨からしっかり腕を伸ばしてドッグプルスカーリング

　　　　　　　　　　2t=肩甲骨からしっかり伸ばして大きくプル〜水中リカバリー

　　　　　　　　　　3t=リカバリー、指で腰〜肩〜頭をタッチ（大きな動きで入水）

　　　　　　　　　　4t=ストレートアームプル（リカバリー、肘は曲げず腕を大きく回す）

　スイム　50×6　　1:30　Fr　フォーム・スイム　　　※大きなストロークの泳ぎ

　　　　　　　　　　　（ストローク数が少なくてもしっかり進む泳ぎを意識）

　プル　　25×6　　1:00　ch　　どの種目も大きなストロークで、少しスピード上げて　ブイ有

　スイム　25×4　　1:00　ch　　大きなストロークを保ち、チョッとハードで泳いでみる

　total　　1,200m（含　アップ&ダウン）

　　　今日は寝不足だったので不安でしたが、クロールなのでなんとか頑張れました

　　　「ゆったり泳いでいるように見えて速いクロール」を目指すと、どうしても

　　　「ストローク数を減らす」ことが必要。これって、もう15年前からの母の課題

　　　なのですが、なかなか減らせず、ここ数年は諦めかけていました

　　　身体のバランスを整えつつ、筋力アップしての練習が絶対必要ですから。

　　　加齢により、体力、筋力、瞬発力などは衰えているけれど、

　　　テクニックは10年前よりわずかながら進歩しているはず。

　　　それでストローク数を減らせないものか？・・・試してみます

　　　　　　　わがまま母

　　　　

暑気払い ＠イタリアン

　　7月24日（月）曇り時々晴れ間

　　蝉の声が賑やかになってきました。

　　梅雨明けした夏の一夜、プール女子4人で、暑気払い&Sさんの誕生祝いを口実に、

　　食事とお喋りを楽しんできました

　　今回は後輩Yちゃんが予約してくれたイタリアンレストラン。

　　Nちゃんとは一年以上ぶりにようやく会え、とても嬉しかったです

　　まずは、各人、ビールやスパークリングワインなど好みの飲み物をチョイス、

　　Nちゃんとの再会とSさんの誕生日を祝って乾杯

　　　　　　　

　　私は白ワインをグラスで　↓

　　　　　　

　　前菜　自家製の生ハム（豚、牛、鴨）など　↓

　　　　

　　枝豆、ほんのり温かい小さなタルト　↓ 

　　　

　　冷たいビーツのスープ（&エスプーマ）

　　　

　　3人用に白ワインのボトルを　↓　（3種類のブドウ、発酵系）

　　　　　　　

　　手打ちパスタ一皿目（アサリ入り）　↓ 

　　　

　　手打ちパスタ2皿目　（鶏肉入りラビオリ）　↓

　　

　パンはフェンネル入りやオリーブ入りなど数種類、こちらはトマトのパン↓

　　

　　メインの魚料理　↓

　　　　

　　肉料理に合わせ、赤ワイン🍷をグラスで↓

　　　　　　

　　肉料理はプリフィクス、私とSさんはカテキン豚を　↓

　　　

　　　　　　　

　　もう二人は子羊のアーモンド焼き　↓ 

　　　　

　　デザートのパンナコッタ　↓

　　　

　　　全員でエスプレッソ↓　　（シェフが一生懸命ガリガリ挽いてる）

　　　　

　　　人数制限され、ほぼ貸切状態な店内は、（現在、コロナ感染者増加中ですが）

　　　チョッと安心感があり、遠慮なく声を発してお喋りしてしまったかな

　　　とにかくお喋りが止まらず、楽しすぎてワインがすすみ、

　　　あまり食事に集中できなかった母でした

　　　またみんなの顔を見ながら、食べてお喋りするのが楽しみ

　　　そのためにも、お互い元気で動けるよう頑張りましょう

　　　　　わがまま母

　　　

　　　　

　　

　　

　　

スクール 土曜版

　　7月23日（日）曇り&晴れ

　一日遅れになりましたが、昨日22日（土）のスクールのメニューを記録しておきます。

　（昨日は夕方から外出予定があり、バタバタしてまして。。。）

　土曜も火曜スクールと同じく『平泳ぎ』を中心にした練習でした。

　　　　　　【メニュー】

　w-up　　100×1     3:00　　ch

　kick　　   50×2　  1:50　　ch　　　up　　↓

　swim　　50×2　　1:50　　ch　　　up　　↓

　　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

　kick　　25×4　　1:00　Br　Uw　　水中キック　　3回以上キックすること！

　kick　　25×4　　1:00　Br　　Glid　　※ お尻を使って

　drill　　25×4　　1:00　Br　　キック1回→スイム1回→繰り返す　（キックは水中で）

　swim　　50×4　　1:45　Br　　フォームスイム　※お尻を意識して！

　swim　　75×4　　2:20　　　　Fly25m-Bc25m-Fr25m

　×   swim　　50×3      1:50　　ch

   →　swim　50×1　　ch　に変更　

　down　　　50×1　　

　　total（1,300m） →　total   1,200mになった

　　8月の世界マスターズ大会にエントリーしている男性メンバーも一緒に練習。

　　S1がメドレーと平泳ぎらしく、最近はスクールに参加し熟女メンバーに

　　混じり真面目に泳いでいます。

　　フォームはともかく、パワーが段違いに凄い！

　　母よりだいぶ年上なのですが、全然敵いません

　　わが熟女チームにとってもマンネリ防止となり、いい刺激になるね

　　あのパワーはとても真似できませんが、頑張りは見習わねば

　　　　　　わがまま母

　　

　

スクール 火曜版

　　7月18日（火）曇り

　　朝の8時前から30℃超えという高温多湿具合が異常な陸奥の夏。

　　秋田などの大洪水も、かつて経験したことのない気象現象、、、本当に恐ろしいです。

　　さて、今日の写真は春に娘が富山県のマラソン大会に行った時のご当地土産。

　　北陸名産のノドグロが、こんなスナックに変身しちゃって、、、ビックリ‼️

　　　　　　

　　　味は、予想通りの揚げあられ味　　ごちそうさまでした。

　　さて、今週のスクールは母が嫌いな『平泳ぎ』、めんどくさいから休もうかな〜、とも

　　思ったけど、なんだか日に日に体重増加していて、動かないとまずいか？とプールへ

　　　　　　　　　〈平泳ぎ・ドリル〉

　①キック　25×4　1:00　水中キック　　水中で3回以上キックしてから浮上のこと！

　②キック　25×4　1:00　　グライド・キック　　踵は水上に出ないこと

　　　　　　　　　　　※ 股関節を曲げて引きつけ、蹴り出すキック

　　　　　　　　　　　※ お尻の筋肉を使ってキック

　③ドリル　25×4　1:00　　水中キック1回〜スイム1回〜繰り返す

　④スイム　50×3　1:45　　平泳ぎ　フォームスイム　　※ キックドリルを意識して！

　⑤プル　　75×3　2:30　　Fly25m-Bc25m-Fr25m　　ブイ有り

　⑥キック　75×1　　　　　Fr　　バタ足キック

　total　1,100m（含　アップ&ダウン）

　　　②のドリルの前に、水中で立ったまま、片足づつ膝を曲げて底を蹴りジャンプし、

　　　曲げた膝が水面に出るよう数回繰り返してからキックを始めました。

　　　平泳ぎキックで膝を痛めるメンバーが多いため（老齢化に伴い）、膝や太腿で

　　　キックするのではなく、股関節から動かすとさほど膝に負担がかからない、と

　　　いう感覚を、コーチが皆んなに体験させたかったみたいです。

　　　股関節に問題を抱えているメンバーもいるから、まあこれはこれで一筋縄には

　　　行かないようですが、腰を反って腰痛になる予防にもなるしいいと思います　

　　　平泳ぎで腰痛に悩んだ母は、ずいぶん前に、股関節から曲げるキックを苦労し

　　　ながら習得済み　皆も、この動きを早く身につけられるといいね

　　　　　　わがまま母

　　

スクール 土曜版

　　　7月15日（土）雨

　雨降りの、ジメジメ度マックスな週末。

　でも今日は気温が30℃以下なので、高齢者の母も無事に生きていられます。

　↑↓ 写真は、夏恒例となってる、娘が狩ってクール便で送ってくれるブルーベリー。

　　　

　　　今年は7月上旬のものでも、大粒で甘〜い

　　　スーパーに並んでるものとは別物なので、友人などにもほんの少しづつお裾分け。

　　　とても美味しいと喜ばれ、大好評。

　　　娘よ、猛暑の中、早朝から農園に行き収穫して送ってくれ、ありがとう

　　　さて、今日のスクールも『背泳ぎ』、ポイントは火曜と同じく“水平姿勢でのキック”。

　　　　　　　　【メニュー】

　w-up　　100×1　　3:00　　ch

　kick　　  50×2　　1:50　　ch　　　　up　　↓

　swim　　50×2　　1:50　　ch　　　　up　　↓

　　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

　kick　25×4　1:00　Bc　バサロキック〜浮き上がり〜片手伸ばし水平姿勢でキック〜

　　　　　　　　　　　　　上半身捻りキック（腰から下は水平を保ってキック）〜繰り返す

　drill　25×4　1:00　Bc　　片手伸ばし水平姿勢キック〜上半身捻りキック〜片手プル〜繰り返す

　drill　25×4　1:00　Bc　片手スイム　　R／L　　※上半身の捻りに下半身つられ動くキックは✖️

　swim　50×4　1:45　Bc　Form　　※ キック

　swim　25×4　1:00　Bc　12.5mHup-12.5mReg

　K＆P　50×1　　1:45　　ch　IN  Time（kick25m-pull25m）

　swim　50×1　　1:45　　ch　IN Time　　　　　　　　　　　｝×3sets

　down　50×1　　

　total　　1,250m

　　火曜日は、上半身の捻りに下半身のキックがつられないよう四苦八苦

　　今日は2回目ということで、割とスムーズにキック出来た気がします

　　まあ、マシになった気がするだけで、実際はまだまだなのですが

　　プルの上半身と下半身のキックの動きが上手く噛み合うようになれば

　　背泳ぎが楽に泳げ速くなるんでしょうね〜

　　その暁には、ウエストが細くなってたりして？　（妄想は自由）

　　　　　　わがまま母

　　　　　　　

　　

　　

　

 

　

　　　

　

　

スクール火曜版

　　　7月11日（火）晴れ

　　蒸し暑い（気温は34℃➕湿度高し）毎日が続き、流石にゲンナリ

　　陸奥でも亜熱帯気候になってしまって、まるで南国サイパン🏝️？パラオ？

　　バリのウブド？（母の旅行先で蒸し暑かった場所）って感じ。

　　オアフ島も暑いけど、木陰は風が涼しかったですからねえ。

　　さて、先週の土曜スクールはコーチの都合でお休みでしたから、母にとって、

　　今日は1週間ぶりのプール。水が冷たく快適でした

　　今週は『背泳ぎ』メイン、練習のポイントは、

　　☆  上半身の動きに釣られず、下半身は水平姿勢を保ってキックする！　

　　　　（骨盤が左右上下にブレないよう意識してキック）

　　　　　　　　〈背泳ぎ・ドリル〉

　キック　25×4　　片手伸ばし上半身を開くように捻るが、骨盤は水平（フラット）を

　　　　　　　　　　保ちながらキック

　キック　25×2　　片手伸ばし水平姿勢でキック→上半身捻り入れ、下半身水平のキック→繰り返す

　キック　25×2　　②に片手ストローク1回を加え→繰り返す

　ドリル　25×2       片手スイム　※反対の手で肘タッチしながら　　右／左

　スイム　50×5     1:45　　Bc　フォームスイム　　下半身なるべくブレずフラットなキックで！

　　　　　　　　※　スタート後とターン後は必ずバサロキック入れること

　ドリル　25×4　1:10　Bc　ヘッドアップスイム12.5m＋ノーマルスイム12.5m

　スイム　（50×2）×3s　   1:45　ch　　  1t＝キック25m＋プル25m　2t＝スイム

　　total　1,200m（含む　アップ300）

　　いや〜、けっこう泳ぎましたねえ。以前は割とゆったりしていたはずの火曜スクールが、

　　最近、なかなか厳しくなってきていますよ　　気合いを入れて臨まねば

　　今日は、上半身のローリングに下半身がつられて動かぬよう、注意しながらキックを

　　しなくちゃなかったのですが、これがなかなか難易度高く、難しい

　　上半身は左右に大きく動き、でもキック（腰から下）は水平をキープする、って。。。

　　バサロも入れなくちゃないし、、、まだまだ練習が足りないのよね

　　土曜までに、急にできるようになってないかなあ〜、、、妄想する母

　　　　　　　わがまま母

　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　

ミシンと金魚

　　　　　　　　　　ミシンと金魚　　　　　永井みみ（著）2022年2月発行

　　不思議な題名だなあと思い読み始めるも、これが凄く鋭く、一気に読了。

　　主人公の老女「安田カケイ」の辛酸な人生に較べるなら、我がおばあちゃんなどは

　　幸福で最高に恵まれた人生だったというしかないのだが、晩年近い数年間の身体の不具合、

　　日常の様子、言動には共通する場面が多く、その姿を身近に見て触れてきただけに、

　　カケイさんの弱っていく身体や正直な心の声の表現が身につまされ、心に刺ささる場面が

　　多く、参った。

　　初めて読む作家の小説だが、傑作なのでは・・・。

　　老齢者の一人として、あらためて終活なぞ色々と考えさせられたせいか、

　　暑いなか急に、苦手な書類整理などをゴソゴソと始め、汗をかき、、、半日が終わった。

　　　　　わがまま母

　　—　　以下、集英社の本の案内と、読売の書評を記す　—

　　内容紹介

「カケイさんは、今までの人生をふり返って、しあわせでしたか？」
ある日、ヘルパーのみっちゃんから尋ねられた“あたし”は、絡まりあう記憶の中から、その来し方を語り始める。
母が自分を産んですぐに死んだこと、継母から薪で殴られ続けたこと、犬の大ちゃんが親代わりだったこと、亭主が子どもを置いて蒸発したこと。
やがて、生活のために必死にミシンを踏み続けるカケイの腹が膨らみだして……
この世に生まれ落ちて、いつの日か死を迎え、この世を去る。
誰もが辿るその道を、圧倒的な才能で描き出す号泣必至の物語です。

　　

女性が語る　壮絶な人生

 

評・柴崎友香（作家）

 

◇ながい・みみ＝１９６５年、神奈川県生まれ。ケアマネジャーとして働く。本作でデビューし、三島賞候補に。

　病院で悪態をつく場面から小説は始まる。誰の言葉か判然としないまま、遠い昔の光景に移る。どうやら語り手は認知症があるかなり高齢の女性で、付き添う介護ヘルパーの「カケイさんの人生は、しあわせでしたか？」との問いに対して、これまでの時間を思う。現在から過去の誰かへと、語りは行き来する。デイサービスにいる気の合わない「広瀬のばーさん」、相続ばかり気にする死んだ息子の妻、兄への借金のカタに結婚し子供を置いて失踪した夫、幼い頃に寄り添っていた犬、縫製の仕事でミシンを踏み続けた日々。冷静な部分と曖昧でぼやけていく部分を揺れ動きながら、思わぬ言葉の連なりに驚かされる。この語り方でしか語ることのできなかった人の奥底にあるものが、 溢あふ れ出す。

　カケイさんは介護ヘルパーを「ガタイのいいみっちゃん」「ちっこいみっちゃん」「みっちゃんたち」と呼ぶ。なぜ皆「みっちゃん」なのかと思っていると、後半で「みっちゃん」が誰なのか明かされていく。カケイさんの人生も周囲のできごとも、過酷なものだ。人が生きていくことがこれほど壮絶なのかと何度も苦しくなりながらも引き込まれていくのは、この著者の描き方の力による。「今日が生きる日としたら、目がさめたとたん忙しくなる」「すぐそこに見えているのに、はてしなく、とおいい」などの表現の中に、思うように動けなくなった身体で力を振り絞って語る切実さが 滲にじ む。

「たいがいのとしよりは、後悔してる」とカケイさんが言うように、人は自分の生しか生きられず、戻ってやり直すこともできない。だが、言葉をつないで語ることで想像するために、小説は書かれるのかもしれない。ここで語られるのは、生き抜いてきた自らの来し方をどうにか捉えようとする人の言葉でもある。最後の１行まで読んだとき、この小説が「みっちゃん」のために、「みっちゃんたち」に向けて語られていたのだと思って胸が詰まった。

 

 

 

スクール 火曜版

　　　　　7月4日（火）曇り〜晴れ

　　連日の蒸し暑さに比べ、今日は30℃は越えてなさそうで風もあり、過ごしやすいです。

　　夏の暑さが、せめてこの程度なら助かるんだけどな〜

　　さて、今週のスクールは『バタフライ』で、今回のドリルでは、

　　バタフライ・キックの復習をしつつ、“胸椎をしっかり動かす！”　ために

　　立った状態で上半身の動きをやって、片手スイムのドリルへ。

　　　　　　　〈バタフライ・ドリル〉

　①キック　25×4　　1:00　水中キック（苦しくなったら浮上し呼吸〜潜ってキック）

　②キック　25×4　　1:00　気をつけ姿勢（両手体側）でキック　　ウネリ

　　　立ったまま胸椎を動かす練習をしてから↓

　③ドリル　25×4　　1:00　片手スイム　　右／左

　　　　　　　　　　　※ 胸椎を動かし、必ず前呼吸（毎回　or　1／2呼吸）で！

　④スイム　50×4　　2:00　バタフライ・フォーム・スイム　　※ しっかり胸椎を動かして！

　　　　　　　　　　　　　（すれ違い時、片手でもOK）

　⑤キック　25×4　　0:45　Fr　　IN　Time    　（ボード自由）

　⑥スイム　25×6　　1:00　　ch　　　各人好きなように

　　total　　1,100m（含　アップ&ダウン）

　　母的にはキックに関しては、ウネリも含め問題ないんじゃないかな、と思うのですが、

　　未だに前呼吸が苦手。。。。。。

　　なので、片手スイム前呼吸、特に左手の毎回呼吸がピンチ

　　キックだけ、とか、スイムの時にはウネれてるはずなんだけどな〜。

　　胸の下から足、のイメージ　とわかってはいるけど、まだまだ

　　まっ、それでも10年前と比較したら少しは胸椎も動くようになってるはず。

　　この調子で、まるで胸の下から足のようなバタフライキックをする

　　80歳のおばあちゃんスイマーになれたなら、さぞ愉快でしょうね

　　　　　　　わがまま母