わたしが、組合の役員をやっていたころ、全国の教育研究集会の集まりで、同じテーブルに同席していたことがあった。尾木さんは、東京都教職員組合を代表して出席していた中学校の現役先生であった。
生徒の現状と言うテーマで、話し合いが続いた。しかし、そのときの尾木さんの問題提起は、他の先生の内容をはるかに上回る、味わい深いものであった。東京には、こんなすごい先生がいるのか、感動した思い出が残っている。
その尾木さんが、退職して、教育評論家として活躍していたことは知っていたが、まさか、テレビのタレントにまでなっていた。
尾木さんの立派なことは、こんなに有名になっても、自分の立ち位置を変えないことです。いまだに、赤旗新聞にも登場するし、テレビ等の発言を聞いても、マスコミに迎合したところがない。これはなかなかできることではない。
また、「尾木ママ」の由来は、明石屋さんまさんの命名だそうだが、そのタレントの素晴らしさも認めて、評価していることです。