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2月14日今日、昨年末に仲井真知事が辺野古埋め立て承認をし、また名護市長選で新基地を
拒否する稲嶺市長が再選された後はじめての定例県議会が始まった。そしてこれに合わせて、
仲井真は「辺野古埋め立て承認を取り消せ!」「公約違反の責任を取って辞職せよ!」
県庁包囲県民大行動がもたれた。
1月の臨時県議会で議会から辞職要求決議を突き付けられた仲井真「知事」がどの面提げて
出てくるか、監視と抗議をしようとの呼び掛けに応え、午前10時からの県議会を傍聴した。
仲井真の知事席への着席に合わせて、仮病を使ったことへの抗議や、入院費などの医療費を
返せとのヤジが飛ぶ。まだ、開会前なので、議会事務局の職員からの一応の注意で済む。
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議長による開会の後、仲井真の所信表明に移る前に緊急動議か行われた。
「普天間飛行場代替施設建設事業に係る公有水面埋立承認問題等の調査に関する動議」だ。
埋立承認問題等について、地方自治法第100条の規定により議会で調査するという、いわゆる
100条委員会の設置動議だ。一瞬傍聴席も何?という感じ。動議は取り上げられ、
設置についての審議をすることとなった。後でニュースで知ったのだが、この100条委員会の
設置を求めることについては与党からの妨害を防ぐため、野党会派秘密裏に準備を進めてきて、
報道も今日まで知らなかったとのことであった。報道には、あくまで代表質問で知事を追い詰める
との表明が各会派からされていたという訳だ。
100条委員会設置動議に係る提案説明がなされた。なぜ公約に反して承認したのか。
県議会は県外移設の意見書を可決している。全県あげての建白書にも反して何故承認したのか。
何故、これまでの議会答弁、環境アセスに対する知事意見を否定し、また埋立申請に対する
環境保全上払しょくしきれない疑念があるとの環境部からの意見を無視して承認したのか。
知事の承認は全く不可解で説明されていない。県民の不信は頂点に達している。
県民の不信、疑問を解明することは県議会の任務である。真相を究明し県民に明らかにする。
という趣旨だ。
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提案説明で一旦休会となり、県庁包囲県民行動へ。
承認撤回と、知事の辞職を要求する県民の思いは平日の昼間にもかかわらず、
2000人の参加となった。集会では、野党県議会会派から100条委員会設置動議の提出に触れ、
知事をはじめ、埋立承認に関わった関係者を証人招致し、また意見を出していただいた
環境専門家や、稲嶺名護市長にも参考人として招き、嘘のつけない委員会で承認撤回と
辞職を仲井真に迫っていきたいとの決意が示された。
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また、平和運動センターやヘリ基地反対協などの運動団体からは、県議会と市民運動が
しっかり協力し合い闘おう。昨日稲嶺市長が海外特派員協会で講演し、海外マスコミも
関心を示し始めている。また、ケネディー大使も稲嶺市長に会わざるを得ない状況にある。
この闘いは国際的な闘いへと広がっている。これ以上あの嘘つき、ペテン師、詐欺師の
仲井真を知事の座においておくわけにはいかないとの怒りが表明され、県庁を包囲した
市民は手に手に「承認撤回」「辞任せよ」のボードをかかげ、県庁に向けシュプレヒコールを
繰り返した。
そして、午後再開された本議会において、100条委員会「辺野古埋立承認問題等調査特別委員会」
の設置が賛成24対反対21で可決された。
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