「知事は、やり直しを求めた答申の尊重を~基地よりジュゴン保護区を」
10月5日 ジュゴン保護キャンペーンセンター
10月2日沖縄県環境影響評価審査会は「普天間飛行場施設建設事業に係る環境影響評価準備書の審査」について仲井真県知事に答申しました。
答申は「準備書は新たに事業内容が追加、修正され、ジュゴン等に対する複数年の調査が実施されていない」と知事意見に十分対応していないと準備書を批判し、「予測、評価の結果も十分とは言えない」と沖縄防衛局の「基地建設ありき」と、その非科学性を批判しています。
したがって、「必要な調査を追加・補足し」、「再度精度の高い予測及び根拠の明確な評価を行い」、「環境への負荷を可能な限り回避、低減するために環境保全措置を十分検討して、地域の自然環境及び生活環境の保全に万全の措置を講じる必要がある」と結論づけています。
また、ジュゴンについては国及び県が保護・保全対策を早急に講じることを求めています。津嘉山会長は記者会見で「実質やり直し」を求めていることを明らかにしました。
この答申は5000通を上回る市民意見と8回の審査会傍聴を取組んだ市民の闘いの成果です。
これらの取り組みが県環境評価審査会委員を励まし、ジュゴンや環境影響評価法の専門家の意見聴取や、2回の現地調査を実現しました。
10月13日に仲井真知事は沖縄防衛局に意見提出します。私たちは沖縄防衛局の環境アセスメントやり直しを求めた県審査会答申を尊重することを求めます。
また、政府・環境省はジュゴン保護対策を早急に実現すべきです。
私たちは鳩山内閣あてに国際自然保護連合(IUCN)第4回世界自然保護会議の決議の履行と、種の保存法の国内希少野生動植物種に選定することを求める署名を10月から始めました。
絶滅の危機にある沖縄ジュゴンの保護増殖計画を策定するためです。
県知事に「やり直しを求めた答申を尊重せよ」のメールをただちに集中しましょう。
また、鳩山内閣あての署名にご協力をお願いします。
・知事へのメールは kouhou@pref.okinawa.lg.jp
「知事へのたより」(沖縄県広報課)は
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・県審査会答申は
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