ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

普天間移設作業用地 東京新聞から

2006年09月22日 | ジュゴンブログ
9月19日の東京新聞に
公表以外の埋め立ても 米軍普天埋設
という記事があります。

『沖縄県の米軍普天間飛行場の移設問題で、二〇〇二年に政府と沖縄県で合意した「名護市辺野古沖案」は、埋め立てに必要なケーソンと呼ばれる箱型のコンクリート基礎を造るため、約三十四ヘクタールという広大な作業用地を埋め立てで名護市の大浦湾に建設する計画だったことが十八日、分かった。五月に日米合意した米軍再編で移設先は「キャンプ・シュワブ沿岸部案」に変更になったが、作業用地が必要であることに変わりなく、政府は普天間代替施設とは別に埋め立て地問題を抱えることになりそうだ。
こうした埋め立ての必要性についてはこれまで公表されていなかった。』



このリーフ上案のときも、大浦湾にケーソンを沈め、
作業用ヤード埋め立てる計画でした。



これが沿岸案。作業用埋立地をどこにするつもりなのでしょうか。
いずれにしても大規模な自然破壊は免れません。
(写真は琉球朝日より)

また関連記事として、東京新聞の同じ日に
【関連】普天間移設作業用地 選定新たな難題に
が載っています。

作業用地確保の困難のほかに、

『辺野古沖案では環境アセスメントで絶滅危ぐ種のジュゴンがみつかり、エサ場を避けて埋め立て地を設計した。キャンプ・シュワブ沿岸部案でも環境アセスメントの結果、沿岸部そのものがウミガメの産卵場と確認されたり、近くでエサ場が見つかれば、内外の自然保護団体が建設に注文をつけるのは確実だ。』



大浦湾にはすばらしいユビエダハマサンゴの群落があり、
たくさんの生き物の棲みかとなっています。



キャンプシュワブの前の海にはジュゴンのエサの海草が豊かに育つ
海草藻場が広がっています。

基地ではなくジュゴン保護区を!

                   TA-KE