ウィーンで研究留学!

以前はウィーンでの留学生活を綴っておりました。今後はクラッシック音楽を中心に細く長く続けていけたらと思っています。

ファンが素直に将棋を楽しめるようになるには?

2009年03月05日 23時00分40秒 | 将棋
一昨日は感情的になって勢いで書いてしまいましたが、たいしたことは書いていないのに派手にトラックバックしたのでとんでもなくたくさんの人に読んでもらってしまいました。なんというかやや申し訳ない感じです。今日はもうちょっとまともな、(といっても平凡ですが)意見を書いてみたいと思います。

冷静に考えて竜王やその他の棋士が今回のことでブログなどでなにか発信することはとても難しいでしょう。そういう意味では片上さんのブログ上での発言はちょっと言及しただけでも凄いことだと思います。同窓のよしみもありますが応援したくなります。最近目立った活躍がないですが、数年内にブレークしてくれるんじゃないかと期待しています。

今回の事態、きっと多くの棋士が不満に思っていることでしょう。将棋教室などのうたい文句で必ず出てくるように、日本の伝統に基づいた精神・礼儀作法を学ぶことができるのが将棋だとするのならその組織のトップがやっていることはなんなのか。連盟棋士にとってはまず現会長を下ろすことが先決でそれまではみんな忍耐の時という共通認識を持っているのだと楽観的に考えます。今度の選挙で理事が替わらないようであればそれこそ将棋連盟の将来はないでしょう。今の会長は今までできないことをいろいろとすでにやってきているしやろうとしていることは評価できても個人的な権力誇示がここまで表に出てきては社会的に認められないでしょう。理事選に先立って当面LPSA側がどのように立ち回るか見物ではあります。

問題は代わりに誰がいるか?ということです。ファンとして一致して良さそうに思えるのは谷川さんですが、まだもう一度名人になって欲しいと思ったりしていると早いような気もするし、それくらいでないと状況は変わらないような気もします。そもそも棋士が理事を占めていることが本当に不自然で、半分くらいは外部の社会的にも力のある見識のある人に入ってもらうべきでしょう。そして運営形態を抜本的に改革するべきでしょう。そういったシステムが動くようになれば、若手にとっては将棋に専念できなくなるから理事なんてとんでないという状況も少しは変わると思います。今の理事もなにか改革をしているようですが、ファンが待ち望んでいる竜王の著書の担当がだれになるかも決まっていなくて出版が遅れるようでは話になりません。

とにかくファンとしては気持ちよく将棋を楽しめるようにして欲しいものです。名人戦問題・女流の分裂・そして今回と、話題になるのはいいとか開き直っている人もいますが、本当に気分の悪いネガティブな話題が多すぎます。東京に住んでいたら将棋連盟は忘れてLPSAのイベントとか参加できたら変なことは考えずに素直に将棋を楽しめるのかもしれません。

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