現在イングランドーエクアドルを観戦中。
ベッカムが見事にフリーキックを決めました。これで試合が動きそうです。
そんなにプレッシャーの掛からない時間帯とはいえ0-0の試合で見事に本来のすばらしいキックを出来るところが超一流!私はベッカムはマンチェスターでコールとヨークにクロスを供給して全く同じ形で次々ゴールを積み上げていたときの印象が鮮烈だったので、そのときのような切れはないのですが、まさにキャプテンにふさわしい働きですね。
中村はキックの上手さだけを取ったらベッカムの上を行ってるのではないかと思っていましたが、国際舞台の重要なところで決めたのはオリンピックの出場権を獲得したときしか記憶がありません。中田もかなりいい働きをしていたとは思いますが、結局ゴールをあげることはありませんでした。そういう意味ではネドベドも決めて欲しかった。全盛期の彼だったらイタリア相手に確実に先制点を上げていたでしょう。彼が代表を引退してしまうのはさびしことです。ヨーロッパ選手権ではギリシャ相手にいい試合をしていたのにネドベドが相手ディフェンダーを思いっきりけって怪我をして退場してしまったのが痛手でした。(彼はこの前のイタリア戦でも同じようなことをやっていました。チャンスがあれば思い切り蹴るのは彼らしいですが。)
話しがそれましたが、やはりベッカムは超一流です。デルピエロはクラブチームではすばらしい実績を残していますが代表ではあまり輝かしい仕事をしていません。特にフランス大会では彼の怪我が回復しない間に出場していたバッジオが余りにすばらしかっただけにその後出てきたデルピエロの切れの悪さが目立ちました。フランス戦にバッジオが先発していれば結果は違ったと私は思っています。ノルウェー戦でビエリのゴールを演出したバッジオのワンタッチラストパスは余りに芸術的で忘れられません。あの大会ではベルカンプのすばらしいワンタッチコントロールにも酔わされました。どうしてそっちのトラップするの?という方向にボールを押し出し、一瞬でディフェンダーの裏をつくプレーは南米の選手とは全く違うものでした。最近そういうシーンを見ていない気がします。