ウィーンで研究留学!

以前はウィーンでの留学生活を綴っておりました。今後はクラッシック音楽を中心に細く長く続けていけたらと思っています。

スメタナ「わが祖国」から「シャールカ」

2010年10月09日 00時24分54秒 | 音楽(クラシック)
唐突ですが久しぶりにCDの紹介。

スメタナの「わが祖国」といえば「モルダウ」日本では普通はこれしか演奏されないでしょう。モルダウをプログラムに見つけるとちょっと心惹かれることはあっても「わが祖国」全曲だとなんだか重そうな感じがしてしまう。僕も実際に全曲を生で聴いたことはありません。プラハはウィーンからは近いので一度プラハの春のわが祖国を聴きに行くべきだったかなと今になって思うけれども、プラハは観光にはいい街だと思うけどやっぱりわざわざまた行こうとも思わないんですね。完全に個人的な理由ですが。

それはともかくわが祖国にはすごい録音があります。数年前にかなりの数の演奏の「シャールカ」を聴き比べたことがあるのですが、演奏の内容ではクーベリック以上のものはあり得ず、中でもこのサントリーホールでのライブは録音の良さも合わせて一番でした。しかしどうやら今現在はこのNHKから出ていたライブ盤のCDは品切れ状態なのでしょうか?アマゾンでは同じライブと思われるDVDは在庫があるみたいですが。

海外のAmazonで調べた限りではこのサントリーホールのライブ盤は出ていなようで、日本国内限りのようですが、なんともったいないことか。そもそもチェコの録音と比べたらいいに違いないわけで。アマゾンのページに熱いライナノートが紹介されていますが、本当にこのライブを聴けた人は羨ましい。

なんで今この録音を紹介するのかというと、たまたまつい最近イギリスのオケのこの曲の録音を聴いて、余りのなまっちょろさに気分が悪くなってこの録音を聴き直して、再び感動し数日間頭の中を「シャールカ」が回っていたのでした。表題がなぜ「シャールカ」なのかというと、この演奏を聴くとこの交響詩のクライマックスはシャールカにあることがわかるからです。

ちなみに良く出回っているCDでボストン響との録音がありますが、奏者の魂が乗り移ったようなチェコフィルのものと比べるとかなり見劣りします。それならば有名なプラハの春のライブが勝ると思います。僕はこれはDVDしか知らないのですが、やはり感動的なライブであることには変わりありません。


スメタナ:連作交響詩「わが祖国」

NHKクラシカル ラファエル・クーベリック チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 1991年日本公演 [DVD]

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