さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

青梅駅をスタートして青梅駅へ戻る超ショートコースでしたが、思いの外シビアなところもあって・・・・

2020-10-25 23:56:32 | 山登り
10月になると秋晴れが多くなるものですが、今年は雨天曇天が多かったように思います。
天候のせいばかりではありませんが、1ヶ月ぶりの山歩き。
さっちゃんは体重も減り、筋肉量も減っているでしょうから、脚力の衰えも痛感している今日この頃です。
どのくらい歩けるのか分かりませんから、まずは短いコースを設定してみました。

可能ならば朝食を食べてから家を出ようと、6時半にアラームをセットしておいたのですが、あえなく二度寝。
目が覚めたのは7時半過ぎのこと。
何やかやとさっちゃんの出発の準備には時間がたっぷりかかります。
予定していた9時前の出発は叶わず、9時過ぎになってしまいました。
バナナ1本とヨーグルト(75g)を二人で分けて食べました。


▲10:12。今日は本当に雲ひとつない快晴、秋晴れです! これから青梅駅を西へ向かいます。


▲10:21。青梅線に沿った住宅街の道路を歩きます。


▲10:28。青梅坂トンネルで青梅丘陵の北へ向かっている道路を渡ってから100mほどで、この住宅街の中の十字路です。2万5000地形図によると、ここを右へ行くと山道が出て来るはずです。


▲10:28。青梅線に架かる橋がすぐにありました。


▲10:30。橋の上から青梅駅方面を眺めました。


▲10:36。住宅街はすぐに終わり、小さな沢沿いに登って行きました。しっかりしたハイキングコースのような山道はなく、踏み跡程度の山道がありました。さっちゃんにとってはかなりハードな山道。小沢へは急な斜面で落ち込んでいますから、脚を滑らせたりすると滑落していきます。さっちゃんは僕と手を取り合っていないと進みません。さっちゃんが滑落すると、僕にもしっかりした足場や掴める木があるわけではありませんから、僕にとっても緊張する山道でした。


▲10:47。沢沿いの踏み跡から離れて、小尾根の方へ登って行きました。急斜面からは離れますから、少し安心します。


▲10:51。小尾根に出ると、山道も良くなってきました。


▲10:54。それでも、さっちゃんにとってはまだまだ大変です。写真では手を繋いでいる姿は撮れていませんが、ここでも常に手を繋ぐことをさっちゃんは要求します。


▲11:00。さっちゃんが僕の後ろで倒れたまま動かないので、何事かと思ったら、登山靴が脱げかかっていました。街場では靴の紐をゆるゆるにしておくのですが、今日は最初から嫌らしい山道になったので、靴紐をきちんと結ぶ余裕も場所もなかったんです。登山靴の踵の上に茶色の靴紐が見えると思います。この後、山道が良くなってから靴紐を結び直しました。あ~あ! 僕の失敗でした。


▲11:01。小尾根もなだらかな場所があります。


▲11:01。石碑が建っていました。神社の跡を示す石碑のようですね。


▲11:11。山では最初の食事です。


▲11:29。石碑からはさらにいい山道が続くようになりました。


▲11:34。青梅丘陵主稜線が見えてきました。


▲11:36。霧久保橋ということは、石碑の上部から東へ下る山道のことを指しているようですね。今度はそっちを歩いてみたいと思います。


▲11:37。太陽聖髪塔と呼ばれているそうですが、仏塔のそばに出て来ました。


▲11:42。さっちゃんの先に見えている橋が叢雨橋。青梅坂トンネルの上にあるんですね。


▲11:59。のんびりと広いハイキング道を歩いて行きます。ここでもさっちゃんは手繋ぎを求めます。


▲12:00。写真中央部に富士山が見えるのですが、分かりませんよね。ここは青梅市民の散歩コースなんです。

写真は撮れませんでしたけれど、途中でカモシカがいました。
3人ほどの方が見ていて、「カモシカだ」と言っています。
林の中なので、カモシカが動いて遠ざかる時になって、僕はやっと見ることが出来ました。
もっと奥の奥多摩ではよく見かけますが、青梅市のこんな市街地の裏山でカモシカがいるとは!


▲12:03。ふたりのおじさんが「柿だ。甘いかな?」「渋いよ」とか言い合いながら、長い棒で小さな柿の実を落としていました。ちょうど通りかかった僕に1個くれたので、齧ってみると強烈に渋い! でも、渋抜きしたら美味しいと思います。


▲12:20。2度目の休憩をしました。甘いスティックミルクコーヒーをさっちゃんにしてはよく飲みましたね。


▲12:29。休憩場所を出ると、すぐ駐車場でした。ハイキングコースはここで終了です。


▲12:48。青梅市のあちこちに昔の映画看板が飾られています。この写真は青梅駅の地下通路。


▲12:50。青梅駅ホームから青梅丘陵を眺めています。青梅駅自体の標高が200m近くありますから、駅の裏山までの標高差は100mとありません。青梅丘陵は西へ行くほど標高を上げ、最高峰の雷電山494mです。


電車に乗って、家へ帰り着いたのは2時過ぎ。
あまり汗もかきませんでしたから、シャワーだけ浴びましたけれど、相変わらずさっちゃんはシャワーを嫌がります。
夕方、ちょっとだけさっちゃんの隣りで横になったのですが、目が覚めると7時過ぎていました。
夕食を作るつもりでしたが、冷凍しておいたおかずを解凍し温めて食べました。
 

さっちゃんは登りでの脚力が明らかに衰えていますね。
笑顔は浮かびませんが、文句も言わず不満も漏らさずに淡々と歩いています。
緊張すべき、少し危険な箇所では、用心深く歩いているようですから、山歩きののようなものは残っているんでしょうね。
下山して、「楽しかった?」と聞いても、反応はありませんけれど、きっと楽しんでくれているんだと思います。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 僕の晩酌のこと | トップ | さっちゃんは階段を使うこと... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山登り」カテゴリの最新記事