魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

コメディ

2015年07月27日 | 日記・エッセイ・コラム

テレビドラマは好んで観る方ではないが、今回のNHK「美女と男子」は面白い。
すべて計算なのかも知れないが、キャスティングからして面白い。
全員「一枚足りない」。美女も美男も大御所スターも、名目通りに考えると首をかしげるが、「これはフィクションですよー」のアナウンス効果とすれば、よく考えている。

業界の舞台裏をフィクションとして描くことで、むしろ、『実際もこうなんだろな』と、リアリティを感じさせ、そのことで、逆に楽しめる。本心を冗談めかして話す話しぶりに、笑いながら、本音を読み取る。そんな感じだ。

正直、仲間由紀恵も浜崎あゆみも興味が無かったが、浜崎の歌を仲間が、ドリカムの吉田美和風に口パクで歌うタイトルがいい。これで、仲間、浜崎、吉田の魅力を改めて認識した。
個人的には仲間由紀恵を美女とは感じないが、サソリ座にはセクシーな美男美女が出るのが定説だ。そういえば、木村拓哉も往年のアラン・ドロンもサソリ座、女優では、川島なお美、グレース・ケリーなど、そうそうたる美男美女を輩出しているから、仲間由紀恵も美女のうちなのだろう。その「美女」が演ずるコメディーが、なかなかハマっている。

サソリ座の美男美女俳優は、くそまじめな所があって、面白みに欠けるので、コメディーをやると意外性を発揮する。サソリ座は、再生、パロディを意味するから、実は、本質的には漫画やお笑いを得意とする。

天秤座の浜崎の歌を牡牛座の吉田美和風にパロディー化するサソリ座の仲間。これは絶妙だ。
天秤座と牡牛座は、どちらも金星が支配星の美と芸術の星座だが、天秤座は観念先行、牡牛座は存在感先行で、どちらにも弱みがある。それを、サソリ座の再生能力で長所を引き出している。サソリ座と牡牛座は180゜の裏表関係であることも効果的。
ちなみに、ビヨンセの口パクで売り出した渡辺直美も23日生まれだが、他の惑星からも、ほぼサソリ座と考えていいだろう。

最近のドラマは、マンガのドラマ化が盛んだが、これは逆にそこに目を付けて、マンガ風の書き下ろしドラマにしたてられている。作者の田渕久美子もお笑いのセンスがあるカニ座で、大河より本領を発揮しているようだ。ちなみに創作落語の桂文枝(三枝)もカニ座。