魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

寅年寅月

2023年01月20日 | 占いばなし

今年の大河は、また徳川家康をやっている。三谷幸喜の鎌倉殿が面白かったので、今回はどうも見劣りがする。鎌倉殿も無理からのギャグなど、多少あざといところもあったが全体的にテーマはぶれていなかった。
今回の家康は逆に、意図に拘るあまり、キャスティングや逸話など、ディテールに頼りすぎている。台詞も大仰で、言葉の積み上げの表現ではなく、「あの家康」や「あの本多忠勝」が、を前提に狂言を回す。世紀末的楽屋落ちとでも言おうか、奇をてらうばかりで、斬新さや覚醒感がない。言わば手踊りで、シナリオが踊りすぎている。
まあ、長丁場だから、どう変化していくのかしないのか、見てみよう。

家康と言えば、ドラマで強調していたように、「寅年の寅月の寅の日生まれ」と言われている。弱小といえども殿様の子だから、生年月日は確かだろう。当時の太陰太陽暦で、天文11年12月26日生まれとなっている。これを西暦に直すと、当時はユリウス暦だったが現行のグレゴリオ暦に直せば、1543年2月10日になり、確かに、寅月の寅の日生まれになる。しかし、1543年は、節分も過ぎているから卯年だ。
それなのになぜ「寅年の」と言うことになるのか、ここが、年と時間の定義の難しいところだ。

月と日の干支は二十四節気と、営々と続けられてきた日干支で、動かしようがない。しかし、一日と、一年はどこから始まるのかは、まちまちの解釈で変わってくる。これについては何度か記しているが、取りあえず、この件だけを言えば、まだ旧暦の前年、天文11年の寅年が続いていたと言うわけだ。
四柱推命などの干支術で見る場合は、卯年と見るが、どちらを適用すべきかは、徳川家康の人生と対比してみる必要があり、面白い課題だ。

ところで、この家康の寅年は1542年で、還暦8回後の2022年と同じ「壬寅」年。しかも家康の日干支も「壬寅」日だ。しかも、しかも、現在の総理大臣、岸田文雄も「壬寅」日生まれで、水瓶座の家康の表裏に当たる獅子座。
辛抱強いとか、煮え切らないと言われた家康と、似ているのかも知れない。

P.S.
コメントありがとうございます
岸田総理の生年は、丁酉年、七赤ですが、生まれた日の干支(日干支)が壬寅です。生まれ年の干支は生まれた時代環境を表しますが、生まれた日の干支は、個人の気質、魂を表し最も基本です。
ちなみに、家康と岸田総理の生まれた日は「壬寅」ですが、毛沢東と習近平も同一の「丁酉」日生まれです。
もう一つ、ちなみに言えば、笑福亭鶴瓶と北野武も「丁酉」で、タモリと明石家さんまは「癸亥」で同じです。


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1 コメント

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岸田総理は寅年? (doragon-umino)
2023-01-24 17:41:20
1957年(昭和32年)7月29日寅年生まれですよ 寅年生まれではないのでは?

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