魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

中国の夢

2021年05月31日 | 星の流れに

木星が魚座に来て、世界的に海洋事故・トラブルが相次いでいる。
台湾問題も大きくなってきた。
中国は、チベット、内モンゴル、新疆、南シナ海、東シナ海とならび、台湾を核心的利益とし、内政問題だから他国は口を出すなと言う。
今、目の前で起こった南シナ海の侵略、着々と進める東シナ海。これらも全て内政問題というわけだ。ぶんどった土地はおろか、自分が決めたから自分のものだというのなら、世界は全て自分の物になる。

世界中が、中国に異を唱え牽制を始めると、アヘン戦争時の列強の侵略だと、被害者に立場を変えて正当化する。被害者であれば何でも許されるという論理は、永遠に対等を望まない。強弱上下しか知らない価値観は、大中華、小中華とも同じ金太郎アメだ。
父は父たり子は子たりの思想は、平等を語らない。バイデンが「習氏は民主主義の発想が皆無だ」と言ったのは、東洋だから当然だ。しかし、だからこそ習近平は間違っている。君たらぬ暗君だ。失敗を認めるわけにはいかない形式文化の悲劇でもある。

中国共産党が台湾を中国の内政問題だと言うのなら、それは共産党の非正統性を自爆していることになる。中国大陸で覇を争った共産党と国民党が未だに存続し、国民党の拠点となった台湾は、共産党が落としたい最後の城だ。台湾も中国だと言うのなら、未だに共産党は中国を統一していないことになる。
台湾を独立国と認めてこそ、初めて共産党の中国を名乗ることが出来る。台湾の国民党は中国から来た居候であり、これに対立する党は当然、中国とは何の関係もない。

中国が台湾を自国だと言えるのは、アメリカが認めたからだが、そのアメリカを追い出そうとするのは、親殺しだ。そもそもアメリカは国共内戦当時から国民党支持だ。
中国共産党は、習近平のコロナ失敗隠しのために世界に牙をむいた。そのおかげで、幸か不幸か世界は、中国共産党の正体をまざまざと見ることになった。
これは世界にとっても、長い目では中国人民にとっても、不幸中の幸いだ。
もう一つバレたのは、老獪と怖れられる中国外交が、そうでもないという事実だろうか。

アメリカが太らせてしまった中国共産党だが、彼ら自身が認めるように、中国にはもう一つの政権がある。今からそれを逆成長させることも、出来ない相談ではないが、大陸は大陸に任せればいい。
中国共産党の野望を封じるには、TPPのような経済連携を強化して、大陸と一線を画する海洋連合を現出させる方が早い。海は海洋国のものだ。運輸通信が拡大した現代の舞台は、大陸より海洋に分がある。

海王星・魚座の魚座時代に木星が魚座に加わった。魚座はかに座の中国にとっての第9室=「遥かな憧れ」であり、海洋強国は中国の最終目標だ。つまり、永遠に実現しない夢を表すが、そこに海王星と木星が来れば、夢は最大に膨らむ。


花鳥風月

2021年05月26日 | 日記・エッセイ・コラム

雨の日暮れに歩いていると、チュン、チュンと大きな声が聞こえる。
『あ、スズメの子だ!』
辺りを見回すと、やっぱり、和風門の軒下で、塀の上に張り付くようにして鳴いている。
親を呼んでいるのだろうが、闇が迫る雨の中、親の来る様子はない。
つかまえようと思えば、簡単につかまえられるし、幼さからすれば餌も食べるはずだ。
しかし、モト冬樹の件を思い出して、放置することにした。

モト冬樹がスズメを餌付けして可愛がっていたら、動物虐待だと炎上したらしい。
この季節、巣立ち前の幼鳥が人の生活空間に飛び込んでくることは珍しくない。
中学や高校の頃には、教室に何度も飛び込んできた。
ものごころついた頃、入院していた父は、病室に飛び込んできたスズメの子に餌付けしてモト冬樹と同じように可愛がっていたし、誰だったか忘れたが、有名な愛鳥家がスズメを何羽も連れて歩いていた。
山の麓にあった友人宅では、カラスやフクロウの子どもを保護していたし、狸の子がしょっちゅう迷い込んで来ると言っていた。記憶違いかもしれないが、居着いてしまったカラスが、モノマネをしていた。

しかし、今、こんなことをすれば、たちまち動物虐待になってしまうだろう。
保護した野生動物を、自然に帰すために苦労するドキュメントがよくあるし、魚釣りはリリースがマナーになっている。
保護した動物を自然に帰すのは、環境維持が目的で活動している人たちであり、網にかかった魚を成長度に応じて放流するのは、資源確保によって、次に食べるためだ。遊びで漁をしているわけではない。
リリースをするなら始めから釣らなければいい。生活のためではなく、遊びのために針に引っ掛けることこそ虐待ではないのか。

保護や愛護というものは、いつもどこか何かズレているような気がする。それは、保護、愛護、許してやる・・・の意識そのものが、上から目線であり、横暴さを優しさと意識する偽善を含んでいるからだろう。
人間が現れたころは、人間も狩られる存在であり、そんな中で接触したオオカミがWINWINで共生するようになり、犬になったといわれている。向こうから何らかの事情で近寄ってきたものと暮らすようになることが、必ずしも相手を不幸にすることだとは言えないのではなかろうか。ペットを売買するより、よほど自然なことだと思うのだが。

そう思いながらも、感情論による動物愛護やエコの狂気が常識としてはびこり、見殺しを自己責任や不干渉主義と美化する、ご立派な叡智に満たされたこの社会では、うかつな行為は「異分子ハンター」のターゲットになる。
スズメの子はやがて死ぬか喰われるだろう。我が家を頼って巣をかけたツバメでもない。自然の摂理を後に行き過ぎた。


火星木星

2021年05月25日 | 星の流れに

火星カニ座で、中国らしい事件が起きている。
4月23日以後、タンカー衝突、ロケット残骸の落下、揺れるビル、ガラス橋崩壊、連続地震、クロカン大量死・・・と、
地震を除けば、「雑さ」が原因の事件連続で、いかにも中国らしい。なお、イタリアもカニ座。
一方、スポーツ選手にとって火星はパワーをもたらす。カニ座の大谷翔平は大活躍だが、ムリすれば故障の心配もある。

火星全開のカニ座に対し、その悪影響を受けるのは、ヤギ座、天秤座、牡羊座だが徐々に下火になっている。イスラエルはとりあえず停戦、オリンピックで注目の日本のコロナも下降に転じ、イギリスは王室問題やスコットランド独立問題がくすぶっている。
カニ座火星と、魚座木星が吉角になるサソリ座の韓国は、アメリカから配慮を受けたものの、水瓶座の文大統領は、おかれた立場を理解していない。土星が来ると硬直化する。

木星魚座と言えば、ニシキヘビ脱走はまさに、ペットを表す魚座のなせる技だ。狭い住まいからの環境改善を求めた。


魚座時代

2021年05月19日 | 星の流れに

木星が魚座に来た。魚座で最大の力を発揮する海王星は、2011年から魚座に居座っている。
魚座=海王星は「虚像」を表す。実体の無いものが及ぼす影響であり、
夢、記憶、心理、映像、信仰、香り、音楽、風評、詐欺、海、雲、流行病、サイバー、酒、石油、etc.
目に見えないものが、甚大な影響をもたらす。海王星は災害の星でもある。
2010年代として、後世まで記録されるであろうことは、「津波&放射能」、「中国の夢」、「気候変動」、「パンデミック」、「拡張現実」・・・など、まさに魚座・海王星そのものだ。
この点から見て、このコロナ禍は、他の感染病と比較しても、明らかにパニックであり、知らない怖さより、知ったことの怖さ、水鳥の音に振り回され自滅している。

また、魚座・海王星の影響と言えるものとして、ハリウッドの中国詣、韓国映画の受賞やバンドの成功がある。いずれも魚座の分野であり、カニ座の中国、サソリ座の韓国には大チャンスだ。

この魚座の海王星時代に、「膨張」の木星が来た。影響は4月から始まっているので、これまで、比較的抑えられていた国にコロナが蔓延し、宗教的興奮はイスラエルでの戦闘を引き起こし、中国はここぞとばかりアメリカを非難している。
2010年代の中韓の悪ノリは、この一年がフィナーレの総揚げになるが、その後で日本が良くなるわけではない。魚座のあとは牡羊座に移動するので、日本にはありがた迷惑な客が来る。
前回の木星・牡羊座は2010~11年で、天王星も同居していたし、土星も天秤座にいたから、まったく状況は異なるが、実益のない褒め殺しにあう。災害時に日本が評価されたことは記憶に新しい。また、牡羊座は軍人を表す。
木星が180°に来ると、異邦人や素晴らし(そうな)人が現れ、結婚や離婚の話が出る。

それはさておき、現在、魚座の木星で双子座のアメリカは、イスラエルやワクチン供給の問題で、中国に攻め込まれているが、当の、習近平個人は双子座で、やはり追い詰められているようだ。顔が、突然老け込んだ。プーさんは老けないがクリストファー・ロビンは人間だ。


伝統推し

2021年05月17日 | 日記・エッセイ・コラム

外国人から観て、日本人のおかしなクセの一つは、ベルトを締め直すことだそうだ。
先日G7か何かの対面に、登場した日本代表が腕タッチをする前に、笑いながらズボンを引っ張り上げた。一瞬の映像で詳細は分からないが、自分を含め確かに日本人は、緩んだ状態を気にする。

ベルトを締め直すのは、「フンドシを締め直す」伝統があるからかも知れないが、外国人に比べ、日本人は神経質だ。キッチリしていなければ気が済まない。
これは天秤座の日本人に、乙女座の影響が残っているのかも知れない。乙女座の人は下着をピッタリはく人が多い。天秤座の調和美には、乙女座の神経質さが隠れている。
この、キッチリしたい気持ちが、外国人から観て「おかしな」光景になる。外国人もカメラの前で、ボタンやネクタイを気にする光景があるが、ベルトほどおかしくはない。
ベルトを締め直す行為は、「えっ、脱ぐのか!?」と、一瞬、非常事態を懸念させる。

日本人の精神性は、身だしなみについても、感覚と気持ちから始まり、先ず「フンドシを締め直し」、内から改めたい。
さらに、もう一つの要因として、身長の伸びた若い人はそうでもないが、背が低く、足の短かい昔型の日本人は、股上の長いズボンがズリ落ち安い。オーソドックスなスーツは股上が深く、ベルトが胃にあたり、キッチリ閉めると座った時に苦しい。緩めると、立った時に腰のあたりまで下がる。キッチリしたい日本人だから、思わず引き上げたり、ベルトを締め直したりする。これが気になると、必要以上にベルトをきつく締める人もいて、銭湯でよく、腰回りにベルト痕が付いているサラリーマン風の人を見かけるが、内臓にも悪いだろうと心配する。

ズリ落ちを防ぐには、サスペンダーが合理的だが、これは、肥満のトレードマークのような印象がある。しかし、股上の深い昔のファッションでは、標準スタイルだった。胴回りを緩くして吊っておけば、楽な上にズリ落ちない。西部劇も、禁酒法ギャングもサスペンダーだ。
フンドシを気にする日本人だが、日頃の和服はゆったり着る。ゆったり着ているから、改めて「締め直す」必要があったのだろう。
ただし、この場合、下着としての越中フンドシと、アウターとしての「締め込み」や「まわし」は全く意味が違い、「締め直す」のはアウターのことだろうが、「締め直せ」と言われれば、日常の下着を連想しただろう。

余談だが、越中フンドシは「T字帯」であり、昭和30年頃までは日本男子の常識だった。映画にも洗濯物を干すシーンに登場するし、時々、古いドキュメント映像で見かけることもある。戦時中の英国人捕虜は越中にさせられていたが、相当な屈辱だったに違いない。
環太平洋男子は古代からフンドシで、モアイも凛々しいフンドシをしているが、女子は腰蓑の伝統が腰巻きに変わり、それ自体が下着だったので、白木屋デバートの火事までパンツをはかなかった。昭和30年頃、戦前教員をしていた近所のお婆さんが、自転車で出かけたがすぐ帰ってきて、「パンツ忘れていた」と話しながら、大笑いしていた。

和服なら、羽織袴の正装でもベルトを締め直す必要もないし、日本人らしく堂々としていられる。足が長い新世代なら良いが、小柄な人は国際的な場には、和装で出席した方が良さそうだ。きっと、注目もされるだろう。


今日から

2021年05月14日 | 星の流れに

14日に木星が魚座に入るが、既に影響は出ている。木星は、栄光、昇進、拡大など、膨張を意味し、木星が来た人(今回は魚座)には通常は良いことが起こる。
しかし、これは過去の成果なので、木星滞在中にさらに進もうとすると、ひどい目に遭う。むしろ、過去を前提に足下を固めるときだ。例えば、昇進した場合は、あまり張り切らず、過去の得意分野でしばらく様子を見ることが大切だ。また、結婚や進学などの場合、いきなり何でも始めようとしない方がいい。とりあえず、新環境に馴染むことに気を配る。
何事も、「始め」の時ではあるが、長年準備をしてきたことの設立やオープンであって、最近思い立って始めるようなことは、むしろ苦難の道になる。
また、木星が入った時に病気が発見されて手術を受ける人がいるが、これは助かったと考えるべきで、生き方を改める機会でもある。木星が来た時に悪いことが起こる人は、反省の機会とすれば良い。

世相としては、
魚座の業界は、海運業は大幅に黒字を出したが、死にかけている観光業は、融資を受けたKNT-CTのように一息つくものの、方向転換を迫られる。
魚座は伝染病を表し、木星が来ればピークとなり峠を越える。同時に、180゜の乙女座=医療関係も混乱のピークとなる。もともと、このコロナ事態も、幕末以来の魚座主星、海王星の再来による。

短期的には、火星カニ座の影響もあるので、カニ座や山羊座は災いを福に転じる小チャンスでもある。
先日、山羊座のインドの件を補足した時、実は、まさかと思って加えなかったのだが、何度も言うように、ユダヤ人は山羊座であり、イスラエルは山羊座だ。

ミャンマーは何座か分からないが、土星、木星の水瓶座入りで起こった状況や、日本人のビルマ愛。山羊座のインドと魚座のタイの位置関係など考えれば、水瓶座なのだろう。
木星が去り、土星だけが残る状況では、牡牛座に天王星もいるので見通しは暗い。
一方、木星の来たタイは、ここに来てコロナが拡大している。


東亜の曙 2

2021年05月11日 | 星の流れに

ようやく世界が気づいた、「大戦前夜の再来」は、基本的には天王星84年周期によるものだが、海王星、冥王星、あるいはその他の、もっと大きな周期とも絡んでいるので、同じ芝居にはならない。同じ物語だが、役者も舞台も解釈も違う。
ただ、主役の名前は同じアメリカで、敵役は新興国だ。前回は全体主義だったが、今回は専制主義と呼ばれている。

結局、この物語のテーマは、人類統合の道であり、アメリカという新人類によって、旧人類が淘汰されていく物語だ。
新大陸発見から500年。冥王星は2周した。3周すれば750年弱で24世紀、この3倍はざっと2千年余。歳差周期の2万6千年の12分割、いわゆる12の星座時代に該当する。
ちなみに、新大陸発見の前を750年遡ると8世紀、その前は1世紀になる。それぞれの時代の意味は歴史学者の世界だが、占星術ではキリスト教は魚座とされ、この2千年は魚座時代とされている。750年は宗教的時代の三区分としてみると面白い。

その三期目にあたる、新大陸後の現在は、食糧事情が大きく変わり、巨大な多民族国家が人類を変えつつある時代で、氏族や民族、国家を超える共通の利害、共通認識に向かいつつある。
この流れが宇宙の趨勢ならば、人種や民族によるナショナリズムは必ず敗北する。世界はそれに気づいているが、たった今、反宗教主義という宗教の残党が、最後の聖戦に挑んでいる。それが、習近平の中華民族至上主義、中国共産党というゾンビだ。

三部作オペラ「ジーザスの夢」、第三部
第三幕、第一場
第三幕の幕が上がると、84年前と同じ舞台の、第一場が始まっている。
第二幕の産業革命パラダイムによる壮絶な戦争の、硝煙の匂いが残る中で、再び戦争の声が聞こえ、前の幕で活躍した兵士達が歩き回っている。
しかし、舞台には既に、上手から神々しい光が差し、兵士達がいかにも場違いに映る。
そこに、VRゴーグルでスマホを持った子供たちが歌い踊りながら現れる・・・
さあ、どんなドラマが始まるのだろう

アメリカの84年前はルーズベルトの二期目だが、何となく弱々しいおじいちゃんのバイデンと共通性がある。おかしな話だが、トランプはルーズベルトの一期目に通じる。
トランプの象徴句は「ディール」だが、ルーズベルトの一期目の象徴句も「ニューディール」だった。トランプも、ルーズベルトも景気は上昇した。状況や手法は異なるが、理想より現実路線に変わった時代だ。
戦争はしないと言っていたルーズベルトは結局、アジアの新興国日本と戦争を始めたが、これまた面白い象徴句は、日本を疫病に見立てて、「隔離」が必要だと演説した。
占いの観る、世相史的同一性は、こうした象徴句に表れる。それは、惑星の影響は細かな内情より、イメージとしての時代を創るからだ。

これらの状況を見れば、バイデンは大戦前夜の二期目のルーズベルトと言えるだろう。
つまり、トランプとバイデンは繋がっている。


カーキ色 2

2021年05月05日 | 星の流れに

カーキ色」で言い忘れたが、火星のカニ座で苦境に陥るのは、カニ座の中国と天秤座の日本だけではなく、山羊座のインドも苦しい。
インド型のコロナ感染者増大だが、中国とインドは180゜の関係で、両者とも、魚座に影響を始めた木星の救いが効いて来ているようだ。
インドには各国からの援助が向けられ、中国は大量の援助物資を送り込み、彼らが最も気にする「顔が立つ」た、と思っている。
ただ、中共幹部がバカげたツイートで批判を浴びるかと思えば、温家宝前首相が政権批判をしたり、青島沖でタンカーが衝突したりする中、世界中が中国批判を始めるなど、決して状況が良いわけではない。

なお、日本の中では地域的に大阪がカニ座だが、相当厳しい。反面、ワクチンは優先的に接種され、他府県からの救援の手も差し伸べられている。
カニ座の大阪は、中国人には自国にいるように住みやすいそうだ。直接的なコミュニケーションや合理性が、中国人の人情に良く合うらしい。
浪速人情とスキンシップのせいか、大阪の街は幹線を除けば道が狭い。狭い道に人が密集して動くことで、大阪の人は暖かさを感じるのだろう。
あの密集空間と、大阪弁の開放的で上向きな多弁ぶりからして、当初、感染者数が少ないのが不思議だったので、今の方が妙に納得する。

ところで、コロナを封じ込めたと、ふんぞり返っている中国だが、これだけ世界に蔓延する中で、果たして最後の最後まで、「中国の特殊性ある共産主義」がコロナを遮断することが出来るのだろうか。もし、それができたとするなら、改めて中国の細菌兵器説が信憑性を帯びてくる。そうなると、
やられたらやり返す・・・と、誰かが、渡り鳥にウイルスカクテルを託すことになるかも知れない。「ボクらの鳥戦争」だ。 


東亜の曙

2021年05月04日 | 星の流れに

84年周期律の天王星が、再び昭和10年代と同じ位置に還ってきた。

戦前の日本は、アジアを欧米から解放するとして、戦争を引き起こした。植民地化は事実だったが、アジア解放の手段を間違えた。
アジアを欧米に替わって支配する発想は、当時の常識からすれば、それしか無かったのかも知れない。女性解放を男女の地位の逆転と捉えるのと同じで、発想の次元を変える事は容易ではない。

日本がどうであれ、歴史の中で、第二次大戦は植民地時代終焉の契機になった。世界はその後、紆余曲折をたどりながらも、共存の時代に足を踏み入れつつある。資源や環境を前に、地政学的闘争を終わらせる段階に入った。
しかし、この新時代の入り口で、後ろから襟をつかんで闇に引き戻すゾンビがいようとは、誰も考えていなかった。

中国共産党が生んだ習近平は、100年前のあの「東亜の夜明け」を夢見ている。恐ろしい時代錯誤だ。しかも、それはアジアの救済ではなく、「中国の特殊性ある共産主義」がアジアを支配し、世界を救うと確信しているから、説得の余地がない。
100年の骨董品、毛沢東に憧れる習近平は、毛想(妄想)オタクであり、こういう人物が国を支配できることこそ、共産党システムの誤りを証明している。

国家プロパガンダ、情報統制、言論弾圧、密告、周辺地域の占領、属国化・・・
まさかまさかの、復刻!前世紀大公演だ。
習近平とは、「近年の平和に習う」ではなく、「古に習い近隣を平定する」意味らしい。

再来再見
誰も待っていないのに、「君何日再来」に応えて軍国オタクが還ってきた。
世界はようやく、「第二次大戦前夜」を思い起こし始めた。
パクリしか思いつかない中共は、前世紀の帝国主義をそっくりパクれば、かつての欧米のように世界征服できると信じ込んでいる。
説得を聴かないドンキホーテが、槍を投げてくるなら防がなければならない。

中華帝国の崩壊は、外敵の侵入か、飢餓失政による民衆の蜂起か、政権争いによる自己崩壊だと言われているが、一番なさそうなのが、外敵の侵入だ。
しかし、中共が思い込んでいる軍事面での制覇より、現代の覇権は経済であり、そのことは中共自身が成果を挙げて見せている。
第二次大戦時、日本は空軍力の重要性を示しながら、自らは時代遅れの巨艦巨砲に拘り、敗北した。
時代の再来は姿を変えてやってくる。アジアの新興国の暴挙は、今は経済戦争が主戦場だ。中共が時代錯誤の軍事力にうつつを抜かしているうちに、中共が招き入れようとする外資こそが外敵となり、中共崩壊の大きな鍵になる可能性がある。
中共が誇る経済力は、外部勢力の核心的な技術力に依存しており、中共が拘る核心的利益の領土とは、次元の違う所に存在する。

今、牡牛座にいる天王星が、双子座に移れば状況が一変する。ミッドウェーでアメリカが大反撃を始めたのは、天王星が双子座に入った、まさにその時だった。この時は木星も土星も双子座におり、しかも、6月5日は太陽双子座の時だった。
今回、日本がアメリカ側にいることは幸いと言うほかない。