CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

大金をはたいて車を買ったとしてもBACKSEAT OF MY CARのような展開には必ずしもならない

2016年04月16日 | BEATLES-BADFINGER関連
土曜日なのに朝から本当にうるさいのである。

と言うのも、今すんでいるアパートのすぐ隣が片側3車線、計6車線の自動車専用の幹線道路で、しかも、本線に平行して走る2車線の側道も近辺に設けられているので早朝から深夜までひっきりなしに車が行きかう。

がんがん車が走り去る夜の自動車専用道路

まあ、バイクや車のマフラーを外して週末の深夜に比較的低速で大音量をだして走る連中が皆無なのには若干救われる気もするのだが…

シンガポールでは車の価格が世界一高いと何処かで聞かれた方も多くいるのではと思うが、そのように高価であっても結構無理してまで買っちゃう心理って理解し難い。

シンガポールにおける、新車収得にかかるコストは大まかに言うと次の通りとなる。

最初にメーカーの現地港渡しの価格に、20%の関税と7%の消費税がかけられる。

そしてその価格の上に、追加の車体登録料として、車体価格に100%から車体が高くなるにつれて最高180%までの税金がかけられる。

ここまでで、車の価格が輸入価格の2倍以上から3倍近くに跳ね上がることがわかる。さらに、シンガポールでは、国内の総車両数を大体一定に保つため毎月販売される新車の数が決まっている。

新車を購入する場合は、その権利を得るため入札に参加しなければならない。この入札は車のディーラーが替わりに入札してくれる。入札は車の排気量や自家用車か商用車のいくらかのカテゴリー分けられ、それぞれ入札価格は異なる。

今年の3月の入札では、カテゴリーによってシンガポール・ドル4万4千から4万7千の額となった。なんとバイクの購入も、入札に参加しなければならず、その額はシンガポール・ドル6千5百だった。

そして、ディーラーの口銭が上乗せされ、さらに毎年支払う結構高額の自動車税、自動車保険やナンバー・プレート収得費などもろもろの費用を払いやっと自家用車を手に入れることが出来る。

かくして、広島の宇品港から出荷されたスカイ・アクティブ2リットルエンジン搭載、6ATのマツダMX-5は、現地港渡しの価格シンガポール・ドル3万3千が約16万にと膨れ上がるのであった。1シンガポール・ドルを80円とすると、なんと約1千280万円也の驚きの価格となる。

日本の一般的なカー・オーナーのように、通勤は公共交通機関を利用し、週末に少し車に乗るくらいでは、お金を遊ばしておく余裕のある金持ち以外では到底割に合う支出ではない。

いったいどのようなモチベーションで大金を車につぎ込むのだろうか?

まあ、ポールの1971年リリースの2枚目のソロ、RAMからシングル・カットされたBACKSEAT OF MY CAR(全英39位)のように美しいガールフレンドと楽しいひと時を車の中で過ごすことが出来るのであれば、そのための投資と考えられないこともないが…

しかしながら、超高級車でもないのに1千万越えの値段で、BACKSEAT OF MY CARのような展開にはならないとなると、やっぱり誰しも新車の購入には及び腰となるのでは…

Back Seat of My Car - Paul and Linda McCartney (Ram)

これでもか、これでもかと仕掛けてくくる、この曲の展開には快感を覚える


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