CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

OMD!はOh My Denton。OMC!と言えば?

2018年07月28日 | 特になし
博士:あと3日で7月も終わり。時のたつのは本当に早い今日この頃じゃ。

そう言えば、OMD!と叫んでから半年になるのう〜

買ったはいいもののうなぎの寝床のようなこの狭い研究所、置く場所に困りずっと棚の上に飾ったままじゃ。

助手:博士!大丈夫ですよ。このスピーカーを置けそうなスタンド見つけてきました。

(ワーフェデール・デントンにベルデンの8470、スピーカー・ケーブルを接続)

博士:オォ〜 でかした。これでスピーカーと対面でまともに音を聴く事が出来る。

助手:それじゃ、一曲行ってみましょう!

(ご存知ハービー・ハンコックのEmpyrean Isles)

博士:成る程、このような音が出るのか。

わしは音響マニアじゃないから詳しくはないが、125mmの小ぶりのウーファのわりには低音もよく出て、高音はキリッと締まっておるじゃないか。

しかし、映画鑑賞用のトール・ボーイと比べると低音が足りないかも。

(ソニーSS-F6000とのツー・ショット、近くで見れば安っぽいが、7m離れて薄目で見れば豪華に見えて大丈夫!この価格帯ではコスパ最高のスピーカーだと思う。何しろ2本で一万円台の超低価格だった。)

助手:いや〜 ウチのトール・ボーイは安物で、映画の爆発なんかの効果音の迫力を出すため 、中低音域が強調されるように設計されているんじゃないかと…

だから、全体的には少し荒く聴こえる印象があります。

博士:そう言うものかの〜。 人それぞれ好みがあるし、聴力も若い頃と比べるとかなり衰えてきた事じゃし。

まぁ、いいっか〜

これで、猫に小判状況 だったスピーカーもなんとかまともに使う事ができ、胸の支えも降りたようじゃ。

メデタシ、メデタシ。

助手:博士! 大変です。さっき自動車のディーラーから電話がありまして、8月は車検受けなければなりません。

博士: うぎゃ〜!  OMC! (Oh My Car!の意) すっかり忘れておった。 車検だけでなく自動車保険も更新せねばならない!

(先ほどディーラーから車検日予約の電話があり、その後ポストを覗くと保険屋からの手紙発見)

助手:ええ、何年か前にスピード違反で御用となったので、次回免許更新されるまではコールド免許割引の適用はありません。

博士:スピーカー・スタンド導入の喜びもつかの間、車検が来月とは…

車のお陰で研究所の台所は火の車じゃ!

今年の後半もスタートからまたまた卵かけご飯連チャンになったわい!

実のところ、卵かけご飯は嫌いではなく、むしろ大好きと言えよう。

嬉しい様な悲しいような。

四流コレクターのビー・コレ、その9 マジカル手抜きツアー の巻

2018年07月27日 | BEATLES-BADFINGER関連
この暑さ続きで、頭がボケてしまったのか、壊れたCDプレーヤーの如く、四流コレクター・シリーズのその9がスキップされて、その8からその10へジャンプしてしまった。

そのため、改めてその9をここにアップする次第である。

洋楽の国内盤LPレコードのジャケットのデザイン(仕様)は、通常オリジナルの海外盤を尊重して製作されるわけであるが、日本のマーケットではあまり売れないだろうと判断されたLPは、制作費を削るためにジャケットのデザイン(仕様)を変更する場合がある。

例えば、オリジナルはゲート・フォールド・ジャケットなのにシングル・ジャケットに変更されたり、ジャケットに施された特殊な加工やデザインなんかが排除されたり、さらにはコーティング加工された印刷が通常の印刷に変更されたりする。

反対に売れると予想される有名どころのアーティストのレコードとなると、分厚いブックレットにポスター、さらに諸々のギミックなどのおまけがついてくる。

リンゴ・スターのアルバム、Ringoなら歌詞にクラウス・ブォーアマンのイラストが付いた豪華ブックレットとか、

グランド・ファンクのアルバム、Shinin’ Onにはジャケの写真が立体に見える赤青のフィルム付きのメガネ、

そしてアリスクーパーのSchool’s Outには学校の机を模したジャケットの上扉を開けると、パンティーにくるまったLPレコードが登場するなどなど、色々ある。
(残園ながら、このアルバムは買いそびれた)

なんと反対に、大物アーティストにも拘らず完全な手抜きでアルバムを発売してしまった例もある。

米キャピトル編集のマジカル・ミステリー・ツアーである。


1983年再発盤、黒の背景の周りにカラー・リングがついたレーベル)

オリジナルの英盤は7インチEP盤2枚組のミニアルバムだったが、それではアメリカのマーケットでは売れぬと言うことだったのか、シングル5曲を加えて独自にLP化にした。

(英7インチEP盤2枚組のジャケ)

今では、マジカル・ミステリー・ツアーのアルバムといえば、LPがスタンダードになっている。

見慣れたジャケットだが、少し違和感が….

そう!着ぐるみの写真の下部に見慣れぬ紫色の太〜いラインが。即ちオリジナルに記載されていたIncludes 24-page full color picture bookという文言が消されているのだ。

(昔に出た米盤アップルレーベルには、写真集がついていると記載)

つまり、テレビ映画、マジカル・ミステリー・ツアーの各場面を写した写真集がこのアルバムにはついていない。

(古い盤にはこのように写真集がジャケに張り付いている)

更にじっくり聴けば、この米編集のLP、全曲ステレオと思いきやサイド2の3曲、Penny Lane、Baby You’re A Rich Manそして All You Need Is Loveはモノラル音源にエコーを被せた擬似ステレオだと判る!

当時ステレオ・バージョンが完成してなかったことからの見切り発車。

まあ、それでも売れれば問題なしだけど….

アメリカ人特有の強引さによる手抜き感がこの辺りに滲み出ている。

マジカル手抜きツアー、紫色の太いラインが目印 。

これぞ四流コレクターの証し!

因みに、1987年発売のCDは、それら3曲全がステレオ音源に差し替えられているが、写真集は付いてこない。

(白抜きで、Includes 24-page full color picture bookという文言は印刷されていない)

陽水さん、もう歯医者さんにはならないの?

2018年07月23日 | JAPANESE
学生時代には将来どのように生活し食っていくかなんてあまり考えてなく、1970年代末頃の大学時代は行き先も定まらずフラフラしていた。

その当時は4年生になると10月から会社訪問し、年末までに内定を貰う様なスケジュールだった記憶する。

もちろん真面目な人は、4月から情報を収集し8月の夏休みぐらいまでに大体のめどが付いていて、会社訪問と同時に正式内定をもらっていたような。

私のようなグウタラ人間は、どんな職業につくかと言う具体的なアイデアさえなく、会社訪問で出たとこ勝負って思っていた 。

しかも夏休みはバイトで貯めたお金で英語も喋れないのに2ヶ月弱のアメリカ海外英語研修のプログラムに参加。

帰国し9月に学校に戻ると、周りは全員がリクルート・スーツ着用。

こちらはアメリカかぶれの兄ちゃんよろしく、半袖Tシャツ、ジーンズに長髪と言う全く一人場違いな出で立ちで焦った。

その後、思いつく限り色々な会社に飛び込み訪問をかけたものの、軒並み採用不可との通知を受けることになり凹んでいた年末のある日、とある会社の求人広告情報が就職課の掲示板でふと目にとまり、結局何かのご縁なのかその会社でお世話になることとなった。

その後色々あって、不意に海外で働くチャンスがありそれを気安く引き受けたものの、まさか人生の約半分の年月を海外で働くことになるとは…

本日聴いたレコードは、お馴染み井上陽水の1972年のファースト・アルバム、断絶。


個人的には曲もよく、歌も上手く、ファースト・アルバムで陽水というアーティストが既に完成されているのには驚いた。

Side-A2曲目、タイトル曲でもある“断絶”では、これほど彼女と純愛を誓っているのに、彼女の親から結婚NGと言われフラストレートしていると歌ってる、その2曲後には“感謝知らずの女”。

思わずあの純愛は何処に行った〜?

そう思っているとSide-Bの初っぱなに純愛路線の“愛は君”、そしてその2曲後には少し皮肉めいた現実路線の“限りない欲望”そしてSide-Bの最後に“傘がない”と純愛路線によって幕が閉じるという非常に振幅の激しいアルバム。

一体どちらがその当時の陽水を語っているのだろうか?

その答えは、レコードを収納するインナーに書かれているような気がする。

(顔が怖い)

彼は、何故今歌を作って歌っているのかといえば、実家の家業を継ぐために歯科医大を受験するも、3浪という憂き目にあって今後10年計画で合格の栄光を手にするまでの繋ぎだと自虐的に述べている。

しかし、自虐的というよりは面白おかしく書いてクスッと笑ってもらうというスタンスで、レコードも愛に関して対局とも言える世界を自身のイマジネーションでそれぞれの詞を書き、エンターテイメントとしてそのアンバランスさを楽しんでもらおうと思っていたのではないかと妄想する。

ところで、もし私が最初の会社訪問で内定を勝ち取っていれば、今の私は存在しないだろう。

陽水さんも現役で歯科医大に合格していれば、当然あの驚異の名盤、“氷の世界”も生まれる事はなかったのじゃないだろうか?

人生って不思議ですね。

四流コレクターのビー・コレ、その10 一流コレクターには到底なれないの巻

2018年07月18日 | BEATLES-BADFINGER関連
ビートルズのレコードを収集する作業は奥が深いと言うか、非常に厄介である。

通常のレコードなら、 初回盤が売り切りきれてしまえば大概の場合廃盤となる。

そのため、発売当時に新品で買っておくか、コンディションにそれほどこだわりがないなら中古盤を中古ショップかオークションで仕入れればことが足りる。

しかしビートルズの場合は、人気バンドと言うことで各アルバムが英米日以外の数多くの国でも個別にプレスされ何度も再発されので、同じタイトルのアルバムであっても非常に多くの種類が存在することになる。

再発されるごとに若干の音質の違いや、ジャケットのレイアウトやレーベルのデザインなどの変更がガチ・コレクターの魂を揺さぶるらしい。

日本盤の場合、レコードのジャケットに掛けられた宣伝用の帯によって、その種類はさらに細分化される。

例えば、ビートルズ解散後の1973年、Forever Beatlesと銘打って再発されたフォーエバー盤には、 東芝音工時代の定価2000円補充注文票付き帯、東芝EMIに社名変更された時代の定価2200円補充注文票付き帯、東芝EMI時代の定価2200円補充注文表無しの帯、さらに定価2000円帯に価格改定のために急遽の2200円のシールが貼られたものなどなど、ガチ・コレクターによると数種類のバリエーションがあるとのことらしい。

初回盤、再発盤、赤盤、黒盤さらに各再発時の帯までにこだわってレコードを収集するとなると、お金も時間もかなり費やす事となり、四流コレクターの私には到底無理な相談。

しかし、ビーコレの末席を汚す私としても少しは芸を見せねばと思い、今回アメリカ・キャピトルによる最近の再発盤のアビー・ロードについて語ってみようと思う。

一番新しいプレスは、2012年、最新デジタル・マスターを使用し、ボックス・セットとバラ売りで発売されたものがある。欧州プレスとアメリカ・プレスがあり、アメリカ盤の番号は、PCS7088 094638346871である。

当時は、アメリカ・プレスの評判が良くなかったと聞いていたが、欧州プレス盤よりアメリカ盤が安かったので迷わず購入。手に入れた盤のプレスは問題無くサクサク聴けた。


次は、2009年で、黒のTシャツ付きのデラックス・ボックスとして発売されたが、あまりにデザインセンスの悪いTシャツだったので購入を見送った。しかし今の価格を見るとそこそこになっているので、買っときゃよかったと少し後悔。


お次が注目の1995年の再発盤! 新品を海外のサイトから購入した。

レーベルのデザインが、キャピトルでもいつもの黒地に青(緑色)リンゴでもなく、何と白地に青(緑色)のリンゴ。


しかもこのキャピトル再発盤には2種類あって、

一つは、少し茶色がかった色合いに印刷されたジャケットで、 ジャケ裏にバーコード0777-46446-1とレコード番号C1 0777 7 46446 1 7が記載されている。またキャピトルとアップル・レコードのロゴが見られる。

(砂嵐が来たのか、茶色のアビー・ロード)




他方は、ジャケ裏にバーコード777-46446-1のみが記載され、キャピトルとEMIレコードのロゴが見られる。またレコードは重量盤で四角いポリのインナー・スリーブではなく白い紙のスリーブに収納されている。






何で2種類のアビー・ロードが製作されたのかわからないが、重量盤の紙のスリーブの方は、EMIから委託生産を受けた輸出仕様じゃないかなとふと想像しニンマリする。

興味のない人から見れば、何、このおっさん?となること請け合い。

それがどうしたと言われれば、どうもしないし、まあ個人の趣味って結局自己満足の世界である。

アメリカ盤は、英盤と比べてプレミア感が少ないので比較的簡単に色々の種類が集められ、四流コレクターである私にもこの手のお遊びが出来るって事で。

一流コレクターになるには、並みの努力では絶対無理と悟らせてくれたのが、このビー・コレクターのバイブル。コート紙にカラー印刷された24ページの自費出版の小冊子をかなり前にある方から譲っていただいた。


助手:超一流のビー・コレクターになるには、ここまでしなきゃならないのですかね〜

博士:わしが中学生時代からシコシコと集めてきた当研究所のコレクションも、これと比べると本当にゴミに見えるのう〜

白地に青(緑色)のリンゴのレーベルを見て喜んでいるようではダメじゃ!

わしは黒アップルのレーベルを探すぞ〜


そんなのないってば。

四流コレクターのビー・コレ、その8 無理矢理企画のコンピ盤の巻

2018年07月16日 | BEATLES-BADFINGER関連
ビートルズ公式アルバムのデジタル化も一昨年のハリウッド・ボール・ライブの増補改訂版として出たアルバム、Eight Days A Weekでほぼ完結したのではないかと思える。

英米日編集の正式盤として出されたアルバムは、下記のコンピ・アルバムを除いて全てがCD化された。

1966 A Collection Of Beatles Oldies
1976 Rock ‘N’ Roll
1977 Love Songs
1979 Rarities
1980 Rarities Vol. 2
1980 The Beatles Ballads
1982 20 Greatest Hits
1982 Reel Music

正規のCDを持っていれば、PCに取り込んで同じコンピ・アルバムを個人的に作成できるので、特にCD化する必要もないと考えるが、A Collection Of Beatles Oldies はちょっとその存在が他のコンピ・アルバムとは異なる。

彼らの現役時代にクリスマス商戦で新譜発売のネタがなくなりその穴埋めとして企画されたのだが、内容的には英盤アルバム未収録のシングルを中心としたベスト盤で、それなりの価値はあると思う。

また英盤のジャケ裏の写真が逆にプリントされていて 日本の風習(着物の着付け)をよく理解出来ていなかった事から起こった手違いなのか、結構興味深いことになっている 。

英盤ジャケ裏

日本盤ジャケ裏

まあ、ロシア製の海賊盤であれば帯付き紙ジャケット仕様で市中にわずかながら出回っているので手に入れられないこともないが、コレクターとしてはぜひデフジャケ付きの正規盤としてCD化してほしい気持ちもある。

そしてバンドは解散して、もう未発表のアウトテイクの音源を除いては新規にアルバムを出すことは出来なくなり、過去の遺産で何とか食い繋いでいくって感じで企画されたののが、その次にくる既出曲による企画物、1976年のRock ‘N’ Rollと1977年の Love Songsである。

今回は、多分今後CDされないであろうと思われるコンピ盤、Love Songsを聴いてみた。


2枚組LPに25曲が収録されている。

Side One
Yesterday (Paul)
I’ll Follow The Sun (Paul)
I Need You (George)
Girl (John)
In My Life (John/Paul)
Words Of Love (Buddy Hollyのカバー)
Here, There And Everywhere (Paul)

Side Two
Something (George)
And I Love Here (Paul)
If I Fell (John)
I’ll Be Back (John)
Tell Me What You See (Paul)
Yes It Is (John)

Side Three
Michelle (Paul)
It’s Only Love (John)
You’re Going To Lose Girl (John)
Every Little Thing (John/Paul)
For No One (Paul)
She’ Leaving Home (Paul)

Side Four
The Long And Winding Road (Paul)
This Boy (John)
Norwegian Wood (John)
You’ve Got To Hide Your Love Away (John)
I Will (Paul)
P.S. I Love You (Paul)

通常レノン・マッカートニーの共作の場合、曲を聴けばだいたいどちらが主体となって曲作りしているかが分かるので、ちょっと曲名の後ろに名前を入れてみた。

一通り聴いた印象は、レコードの制作側としては愛に関するジョンとポールの曲をバランスよく散りばめようとしているが、 愛の歌からくる 何となく甘〜いイメージからすれば、ジョンの分は悪くこのアルバムの主体はポールなのかな〜

ジャケの写真からそのように妄想出来る。


まあ、レコード会社が金儲けのために無理矢理企画した象徴のようなアルバムだと個人的には思う。

ただレコード会社もこの無理矢理企画に関して少しは反省しているようで、いつもは信頼の強気の価格設定のビートルズ物ではあるが、今回の販売価格は何と2枚組3600円!とお得感を出している。何しろ前作のコンピ・アルバム、Rock ‘N’ Rollは2枚組で4600円だったからね。

通りすがりの人:当時は現在のように個人がPCに曲を取り込みアルバムをいとも簡単に独自編集することが出来なかったんだから! 

違った曲順でビートルズを聴きたいって人も大勢いたんだから、それでいいじゃん。

あんたもレコード買った口じゃん!

ハハァ〜 仰せの通りでございます。ブートまでは手が回らぬも、オフィシャルで出た音源は、出来るだけ買わせて頂く四流コレクターなもので....

四流コレクターのビー・コレ、その7 イエロー・サブマリンの巻

2018年07月11日 | BEATLES-BADFINGER関連

助手:はっ、はっ、博士、大変です!

またお祭りが始まるみたいです。

博士:夏祭りには早すぎるし、山崎パン祭りのことかね?

助手:いいえ、今年はビートルズの映画、イエロー・サブマリン公開50周年にあたるんですよ〜

それで、レコード会社がお祭りを企画しています。

博士:もうなんでもありじゃのう〜 

一体何が出るんのかね?

助手:今回は、イエロー・サブマリンの7インチ・シングル盤が、ピクチャー・ディスクで登場します。A面にイエロー・サブマリンB面はエリナー・リグビーとオリジナル・シングルと同じカップリングです。


国内盤には、当時の国内盤シングル・ジャケが付いてくる。

博士:この分じゃ、アビー・ロードとかレット・イット・ビー50周年記念盤なんかも出るのじゃろうな〜

助手:と言うことで、国内盤買っておきました。

博士:なんと! 買っちゃったの?

助手:ええ、勢いで買っちゃいました。何しろ、この曲博士には思いれがあると以前に聞いていましたので。

博士:音楽にはさほど興味のなかった、ワシの父親が70年代の始め頃、ステレオ・セットを買ってくれての〜

当時は、窓ガラスが振動するぐらい低音を利かせた爆音でハード・ロックをかけてよく叱られたものじゃ。

しかし、ロックのロやビートルズのビも知らぬ父親じゃったが、このイエロー・サブマリンの曲をいたく気に入っていた 様で、サビのコーラス・パートのWe All Live in A Yellow Submarine をよくハミングで歌っておった。

子供向けの歌と侮る事なかれ!

助手:サッカーのサポーターなんかも応援歌としてコーラス・パートを替え歌にして、大の大人が大声で歌ってますからね。

博士: 誰しもを魅了する何かがこの歌にはあるのじゃ! イエロー・サブマリン恐るべし。

助手:何かお宝として誇れる様なイエロー・サブマリンって当研究所にありましたっけ?

LPはモノ、ステレオ、紙ジャケ、ソング・トラックのLPを入れて6種類。

一番古いのはAP-8610東芝のステレオ盤LP

ソング・トラックのLP盤

ゲート・フォールド・ジャケットのインナーのデザイン

そしてCDも同様に6種類。

月並みですね。

博士:オォ〜、これがあるじゃないの! かってシンガポールに住んでた時に買ったイエロー・サブマリンの映画のビデオCD盤が〜


助手:確か、DVDの再生装置が行き渡っていない東南アジア諸国で特別に発売されたやつですね。ワーナー・ブラザース・シンガポールと記載されてますね。

博士:そうそう。容量がDVDと比べると小さいので、画像の解析度を落とし、さらに2枚組となって商品化されたものじゃ。

助手:わざわざ、DVDの劣化盤を東南アジアから輸入してまでコレクションに加える様な酔狂な人はいませんからね。

ビデオCDの画像

博士:これで我が研究所の面目も保てると言うものだ! ワッハッハ〜

相変わらずしょぼいコレクションのお話でした。


いつになれば爽やかな気分になれるのか?

2018年07月07日 | BRITISH ROCK
本日はゲイリー・ムーアの1982年のソロアルバム、Corridors Of Power。


所属レーベル、ジェット・レコードとの契約上のトラブルで、すでにレコーディング完了の2作目が発売されず、その後バージン・レーベルに移籍しレコーディングされたこのアルバムがソロ第二弾のアルバムとなる。


Corridors Of Powerを和訳すると一般的には権力の回廊となると思うが、ジャケを見るとエレキギターのマイクとか調整ツマミなんかが左右の壁に埋め込まれていて、さらにギターの弦やフレットと思しきものも描かれている。

権力と言うよりは、俺のギターのパワーをお見せしようって感じかな?

この頃の彼の芸風といえば、70年代のレインボーの様なハード・ロック仕立ての演奏だったが、彼のスーパー・ギターテクと癖のない伸びやかな高音のボーカルのアンサンブルは、キレの良さを感じさせ何かしらスッキリ爽やかに聴こえた。

とは言え、今しがた集中豪雨で数多くの方々が被災されたことをテレビのニュースで見て、爽やかロックどころじゃないって気持ちも沸き起こる。

被災された皆様、心よりお見舞い申し上げます。

LEDって?

2018年07月05日 | LED ZEPPELIN関連

助手:博士、大変です! 研究所の居間の天井に白く光り輝く怪しい発光体が!

博士:あれは、本日購入した天井灯じゃ。

1週間前に天井灯の明かりが急に消えてしまったので、多分蛍光管の寿命が来たのかと思い、近所のスーパーでスペアの蛍光管を買って取り替えたのじゃが、数日後またまた天井灯が点灯しなくなったので、これは蛍光灯内部のサーキット・ボードがいかれてしまったと思われる。

保証期間などとっくの昔に切れてしまっているから、修理となるとサーキット・ボードを取り替えねばならんからのう〜

サーキット・ボード丸ごと交換となると、過去の経験から結構な額の修理費用になるのは間違い無いので、新しい天井灯を家電量販店で買うことにしたのじゃよ。

量販店に行って驚いたのは、蛍光管を使った天井灯なんてもう製造されていなくて、なんとその光源はLED(Light Emitting Diode) に取って代わられていたのじゃ!

助手:発光ダイオードの価格も近年大量生産により安価になりましたからね〜

博士:しばらくの間家電量販店はご無沙汰だったので、全く浦島太郎じゃったわい。

助手:そう言えばLed Zeppelinって、発光ダイオードのZeppelinって意味ですかね?

博士:バッカもーん!

当時は発光ダイオードなるものはすでに発明されていたが、まだまだ初期の研究段階で一般的には全く知られていなかったぞ!

Ledは率いると言う意味を持つ動詞、Leadの過去形もしくは過去分詞じゃが、他にはLeadの名詞として“鉛”と言う意味がある。

下手なシャレではないが“鉛”のLeadが訛ってLedとなった言われている。

まあ、当時ワシなんかLed ではなくRedと思いこみ、マルちゃんの赤いきつねならぬ赤いZeppelinだと思っていたから、あまり人の事は言えないが….

という長〜い前フリで本日登場するのは1976年発売のLed Zeppelinのライブ・アルバム、The Song Remains The Same。


1973年のマジソン・スクエア・ガーデンのライブを収録したもので、2007年にはリマスターとリミックスを施し、さらに未発表曲6曲を追加した最強盤がでた。

助手:これって、今年の9月頃に2018年の最新リマスターを施し、再発されるらしいですけど。(日本盤のスーパー・デラックス・エディションはお値段が3万円を軽く超える代物、ギャ〜!)


博士:ワシは2007年の最強盤で十分じゃと思うがのう….

助手:すでに最強盤が出てしまっているので、最新技術LEDを文字って、最新最強盤って感じで売り出すのでしょうかね〜?

博士:ムム〜、一家に一台LEDの天井灯!って気分なので、ちょっと後ろ髪が引かそうではあるが、引っ張られる後ろ髪もなくなった今、無理はすまい。

代わりに新しいLED天井灯を眺めて、焼酎でも一杯。

と無理やり酒を飲む口実を作ろうとする今日この頃。

エェ〜、ご乗車の皆様駆け込み乗車おやめ下さい〜 じゃなくて、レコード会社の皆様古いネタの使い回しおやめ下さい〜 ともう一言付け加える。