CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

ビッグ・イエロー・タクシーって?

2020年03月30日 | SSW

デニーロが乗っていた白黒の市松模様の入ったでっかいイエロー・キャブのことかね?

1970年にシンガー・ソングライターのジョニ・ミッチェルが出したアルバム、Ladies Of The Canyonに収録されていたBig Yellow Taxiがチョット気になってね。

ハイ・トーンでさえずるように歌う軽快な曲。

でも歌詞を見るとそうでも無いみたい。

毎度の拙い超訳で、

 

楽園を平らに舗装し、パーキング・ロットに

ピンクのホテルにブティック、

そして騒げるホットなお店なんかも一緒に立てちゃった

失ってから分かるってのは、よくある話なんだけどね…

楽園を平らに舗装し、パーキング・ロットに

 

木を切り倒し、それを博物館に展示しちゃった

人々の心も変えちゃって、見物するには1ドル50セントだって

失ってから分かるってのは、よくある話なんだけどね…

楽園を平らに舗装し、パーキング・ロットに

 

ねえ、農家の皆さん

DDTをふりかけるのはダメだってば

りんごに少々斑点があってもいいから

だけど鳥や蜂は殺さないで

失ってから分かるってのは、よくある話なんだけどね…

楽園を平らに舗装し、パーキング・ロットに

 

昨日夜遅く、網戸がドンと閉まった音を聞いた

巨大な黄色のタクシーはあの人(楽園)を連れて行っちゃった

失ってから分かるってのは、よくある話なんだけどね…

楽園を平らに舗装し、パーキング・ロットに

 

なるほど環境破壊についてちょいと一節、でっ巨大な黄色のタクシーって黄色に塗られた重機ってことね。


Beatles For Saleの日本盤でも

2020年03月29日 | BEATLES-BADFINGER関連

自己をリセットする機会といえばやっぱり年が変わる時期。

日本の場合は何と便利な事にそのチャンスが年間に2回ある。西暦の年号が変わる1月1日と日本特有の年度が替わる4月1日。

年度末会計といって役所は3月末が決算、私企業でも3月決算が全体の20%を占めるそうな。また学校も4月スタートが殆どで、企業も学校のスケジュールに合わせて4月1日で新しい職場に転勤ってよくある話。

自身をリセットし新しい年度に期待を持ってスタートするのだが、今年はちょっと様子が違う。新型コロナ・ウイルス感染拡大で外出自粛要請てなことで、ウキウキ・ムード一切無し。

リセットどころか、ウキウキ・ムードを排して週末自宅警備員として仕事に励むしか無い。

玄関ロック・オーケー、トイレ消灯、水道蛇口及びガスレンジ閉栓オーケー、そして余った時間はブログ原稿作成に。

本日はビートルズの1964年12月4日に英国で発売された、ジャケの絵柄が少しばかり沈んだ雰囲気がなくも無いBeatles For Saleの日本盤でも。

(1969年のアップル・レーベル再発盤、帯に記載された邦題は何故かビートルズ65とアメリカ編集盤と同じタイトルでややこしい。日本ではこのアルバム、3か月遅れの1965年の2月に出たので間違ってはいないが...)

1964年の彼らと言えば、コンサートやドタバタ・コメディー映画の撮影やそのサントラ盤の制作と非常に忙しく、年末の書き入れ時に出すアルバムも時間の都合でオリジナル曲だけではアルバムが埋まりそうもないので、手慣れたカバー曲6曲を短時間で録音しクリスマス商戦に何とか間に合わせたのがこのアルバム。

期近でシングル・ヒットしたI Feel Fineは収録されなかったことから、前作のオール・オリジナルのサントラ盤と比べるとやっぱりインパクトに欠ける感はするが、彼らとしてはやっつけ仕事だったのかもしれないけどかなりのレベルのアルバムに仕上がったのはすごいこと。

ちょいと地味だからお嫌いですか?と問われたら、お好きですって答えてしまう不思議なアルバム。

日本盤は翌年の2月にステレオ盤のみが発売。1964年当時はまだ単純な4トラック録音なので、まだまだステレオ再生で満足の行くバランスの取れた立体感を出すのがなかなか難しかったみたいで、個人的にはストレートなモノ盤の方が聴きやすくお薦め。

1987年のCD化の際このアルバムはモノ盤として発売され、それが世界基準としてリセットされた。(ステレオCDの初登場はそれから20年以上経った2009年のリマスター盤だった。)

1982年のオデオン・レーベル・モノ盤は、実は日本盤レコードとしては初出だった。

 

なるほど、当時のビー・ファンのお歴々は輸入盤買わないとモノの素晴らしい魅力は味わえなかったのだと、本日改めて知識をリセットした次第で...


久々に取り出せば新品状態

2020年03月28日 | Jeff Beck, Eric Clapton and etc.

週末の外出自粛って事でPCの前に座って出てくる言葉をキーボードで打ち込んで見る。

文才はないしその内容も取り立てて重要でも無いわけで、単なる個人的な暇潰しになっている。

しかしながら折角買って1−2回聴いた程度で放ったらかし、そのまま棚の中で埋もれて長い間眠りについている数多くのレコードやCDの埃を払って暫し光をあてるのも購入した者の義務ではないかなと。

取り出したるは1999年の出たエリック・クラプトンのベスト・アルバム、Clapton Chronicles,The Best Of Eric Clapton。

それまでポリドール系のRSOレーベルから80年代初めにワーナーに移籍し、80年から90年代にかけてリリースされた音源の美味しいところを抽出したものとなっている。

古くはブルース・ブレーカー時代からクラプトンを知っているお歴々なら、この時代のストリングス、シンセのアンサンブルやコーラスなんかがバックに登場するAOR系のアレンジはちょいと苦手かも。

私の場合は苦手な分野もあるけれど、けっこう守備範囲が広いので問題なし。

とは言え、このCD買って直ぐにアイ・チューンにダウン・ロードしてから全く触ってなくて新品同様。

お主クラプトンの熱烈ファンと自称するにはまだまだ修行が足りんな!

熱烈ファンなら “レコードが擦り切れるくらい聴きました”と言えるぐらいは頑張ってもらわないと。

でもCDの場合は非接触での再生だから、CDの記録面が何らかの原因でダメージを受けるか、CDプレーヤーのピック・アップが故障するか。

君の行く道は果てしなく遠い〜♪

よく交わされる議論で、レコード針とレコードの溝の寿命って実際のところはどうなんですかね?

レコードの溝に針圧が加えられて物理的に接触しているのだから、どちらかもしくは両方が摩耗するのだろうと想像。

でもレコード盤の原料の塩ビの材質の特性上トレースした際の起こる変形は元に戻るらしいって事で、ある程度の回数を再生しても再生音にはあまり変化は見られないと言う人もいる。

まあ、プレーヤーのアームや針の正しい設定を行いレコード盤のクリーニングをしっかりしていれば実際発生し得る摩耗は無視できる程度なのかも… 特に駄耳の持ち主の私などにとっては。

だから、レコードが擦り切れるくらいって表現は少々大げさな気もするね。未だレコードが擦り切れて針が裏面に到達したと言う話は聞かないし。

まあ、数回聴いただけで放ったらかしするお前が言うなと言われれば、グウの音も出ないけれど…


サイモンとガーファンクルのコンパクト盤

2020年03月27日 | S&G and etc.

サイモンとガーファンクルのアルバム、Bridge Over Troubled Waterに関する日本独自企画の7インチ、331/3回転の第二弾コンパクト盤発見! タイトルはコンドルは飛んでいく。

収録されている4曲はアルバムからのもので特に珍しくはないが、ジャケに使われている写真が当時のコンサートの模様を写した写真に注目!

ポールがヤンキースのキャップをかぶっていることから、他のメジャー球団とフランチャイズ契約している都市での公演では無いと踏んだ。

そう!地元ニューヨークでのコンサート時のワン・カットでは無いかと妄想しニンマリする。

これぞ奥義! 何も無いところから楽しみを見つけだす、週末行く宛のない暇人のみが成しえる技。

 


母ちゃんが見たものは?

2020年03月25日 | S&G and etc.

母ちゃんはパジャマ姿でベッドから転げ落ち警察署に駆け込んだ。

親父はそれを見るなり喚き出す

こいつは違法行為だ!

こいつは違法行為だ!

母ちゃんが見たものは違法行為だ!ってね

 

おいらの名前が出てくるたびに

母ちゃんは下を向いて地面に唾を吐き

親父とときたら、もしあのガキ捕まえたら

留置場に掘り込んでやる!だって

 

と歌い出しからヤバそうな内容が。

 

とっ捕まったけど、そのニュースを聞いた進歩的な牧師さんがやって来て

おいらは自由の身に

 

とりあえずこれからどこかに行こうとはしてんだけどね

バイバイ、王冠戴く女王様ロージー!

またな、おいらとダチのフリオと一緒にまた学校の校庭でさ

 

母ちゃんがそこで見たものは一体!

むむ〜、それはコロナの女王ロージーかな? 

その正体を私はドラッグかなんかと推測するのだが、肝心のポール・サイモンは答えたところで大した事ね〜って口を閉ざす。

まあなんだっていいじゃん、楽しければと軽快なメロディーに乗って歌われる悪ガキの歌でした。

1972年、ポールのソロ・アルバム、Paul Simonからシングル・カットされたMe And Julio Down By The Schoolyard


そう言えばまだCD化されていなかったね。

2020年03月23日 | BEATLES-BADFINGER関連

オリジナルはもとよりコンピ盤など数多くの作品がCD化されてきたが、このアルバムはまだですね。

1976年の二枚組みコンピ盤、Rock 'N' Roll Music。

銀ピカ・コーティングのジャケ、劣化してかっての輝きは無くなってきたけど、中身の音楽は永遠不滅に輝く!

オォ〜!

あなた信者の方?

 

 

 


連休の締めはこれ

2020年03月22日 | JAPANESE

食事の締めと言うと、鍋物を食べれば雑炊。他の日本食ならお茶漬けってトコですかね。

お茶漬けといえば思い出すのが...

時は80年代も後半、商用で東南アジアの某国に出張で出かけた。経済開放政策が取られてまだそれほど経っていなかったため、エコノミック・ジャパンの象徴たる日本商人のお姿はほとんど見られない状況。お見かけしたのは大手商社か友好商社の駐在員、はたまた彼らの招きでやってきた日本のメーカーのお方々ぐらいだったような。

当時は西側諸国の人間が入国する玄関口はバンコックで、確か週一かニ便だったか、旧宗主国の関係からかエア・フランスがパリからバンコック経由でB747を飛ばしていた。

我々の仕事のスピード感覚と比べると当時はのんびりして、一回入国すれば一週間現地に滞在する日程だったのでかなり時間を持て余したのを覚えている。

食事はホテルだけではなく外の小さなレストランなんかで時間を潰していた。

そこで話をよく聴いたのが水茶漬け。

あの頃は、農家が収穫した米のモミを道路脇に敷いた筵の上にばらまき乾燥させていたのが定番で、田舎道を走る車が跳ねる小石なんかがその中に結構混ざる事になる。それをしっかりチェックしないで食卓に登場すると、謝って小石を奥歯で噛んで歯を痛めてしまうことがよくあったそうな。

そこで、編み出された奥義が水茶漬け。茶碗盛られたご飯の上におもむろに水を掛けると、炊けたご飯粒にこびり付いていた小石水と一緒に茶碗の底へ。

そうすれば比較的安全にサラッとご飯を掻き込めれる。まあ水茶漬けは試したことはなかったが、たま〜に小石に遭遇した経験はある。

結構前振りが長くなってしまったが、今回は小石つながりで1979年の中島みゆきの出したアルバム、“親愛なるものに”収録されていた“小石のように”でも。

アルバムの中ではその存在はあまり目立たないが、軽快なカントリー・タッチの癒しのメロディー。

若き小石が川を旅しやがて海に辿りつくお話で、歳をとって今一度聴けば中々示唆に富む内容かな?

当時ホテルで暇を持て余していると、上流からゴトゴトゴトと爆音が。

何かしらと眺めると川を下る小石ではなく、なんと某国の上陸用舟艇! 戦利品を公共交通機関に使っていたみたい。

遠い、遠い昔のお話でした。


連休中日はこれでスタート

2020年03月21日 | Queen

近所の古びた商店街に立ち並ぶ街灯にスピーカーが取り付けられていて、朝から夕方までそこから音楽が流れる。

誰が流す曲を決めたのかわからないが、流れる曲は秀逸。いつも60−70年代のポップスやロックが流れる。

日頃の運動不足を解消するため、昨日午前中にジョギング中商店街の片隅を通過すると、ストーンズのSatisfactionが流れ、こちらの足取りも流れるメロディーに影響を受けて軽くなった。

本日もジョギングに出かけた。行きは聴いたことのないフォーク・ロックのような曲が流れ、帰りはクィーンのBohemian Rhapsody。

かっては、この商店街も近所の公設市場と連動して結構賑わっていたものの、大型ショッピング・センターや小型スーパーの登場によって客を奪われ一般的な商品を販売する商店はいつの間にか姿を消し、代わりにコンビニ、薬局チェーン店や食べ物屋さんがずらっと通りに並ぶようになってしまった。

それでもシャッター通りと化した、地方の寂れた商店街とは違ってそれなりに人通りはあるし、かなり健闘している部類の商店街ではないかと。

で本日はクイーンのBohemian Rhapsodyでもと、久々に発売されてすぐ買った近所の商店街と同じ年季の入ったLPを取り出す。

(1975年アメリカ経由で発売されたため、ジャケの仕様はA式ゲート・フォールドで、厚紙に貼り付けられた真っ白なペラのジャケ紙は今では茶色いシミが薄〜く発生。あれから45年立ったことをしっかりと思い出させる。)

これが彼らの最高傑作と言われる方々もいらっしゃると思うが、個人的には少しオーバー・プロデュース気味に感じ、例えばサイド2のThe Prophet's Songなんかは少しばかりくど過ぎるような… 前作のSheer Heart Attackの方がスッキリして好みだ。

それはともかく、God Save The Queenの如く商店街の灯が消えない様神のご加護がありますように….

(レーベルはエレクトラ、God Save The Queenでアルバムは静かに終了)

そしてこれからも60−70年代のポップスやロックが流し続けていただきたい。


今夜はこれを聴いてもう寝ます、その4

2020年03月20日 | BEATLES-BADFINGER関連

朝はマイルス、夜はビートルズで本日終了。

取り出したるは、2013年発売されすぐに買ったものの全く聴いてなかったOn Air-Live At The BBC Vol.2。

このアルバムには1963年から1964年にかけてBBCでラジオ用に収録した曲がぎっしり。

モノラル録音でクッキリ・スッキリ。

初々しくて中々よろし〜


今朝はこれを聴いてスタートします、朝からマイルス

2020年03月20日 | JAZZ・FUSION

連休スタートって事で心も体もリラックス。

未知のビールス蔓延している昨今、特に通勤電車に乗らなくていいのが精神衛生上非常〜によろしい。

今朝はマイルスの1975年の大阪でのライブ・アルバム、Aghartaでも。

(海外でCBS時代の全集のボックス出た時、勢いで買っちゃいました。思い出した時にたま〜に聴く程度で申し訳ない)

CD二枚にたった3曲が収められ、トータル90分の電化マイルスが味わえるってやつ。

(シンプルな海外制作の紙ジャケ、紙ジャケマニアでもないので私はこれでオーケー。ただ二枚組は内側からCDを出し入れするので、取り出しにくくCDは別の収納ケースに保管)

インプロビゼーションの嵐って感じで、ジャズとトウシロの私がスピーカーの前に正座して集中力を保ったまま90分連続それらを聴く自信はないし、正直チート辛い。

マイルスのソロ・パートや時折聴こえるピート・コージーの高速エレキ・ソロにオッとしばしば耳を奪われるが、それ以外は中弛みを感じないわけでもない。

そんな時は、電化マイルスのファンク・ジャズ掛け流しのまま、普段通りに振舞ってみれば? 

例えばトイレに行きたくなったらそのまま行ってもいいし、インスタント・コーヒーでも台所に淹れに行ってみては?

一息ついたところで、鑑賞継続。リラックスした状態で新しい何かがふと見つかるかも。

私なんぞ、PCにで何らかの作業をしながらのながら鑑賞で、集中力がPCの画面に行ったり、スピーカーの方へとせわしなくしているうちに演奏終了。

印象の強いところは自然に頭に残り、そうでないところはスルーでも良いのではないかと。

全日本精神集中マイルスを聴く会の会員の方々にお叱りを受かるかもしれないが…


今夜はこれを聴いてもう寝ます、その3

2020年03月19日 | BRITISH ROCK

個人的にはパンクとポップの狭間に誕生したバンドと思っている。

イギリスのロック・バンド、XTCが1980年に出した四枚目のアルバム、Black Sea。

彼らのポップ度は一般的な親しみやすいものではなくかなりひねくれ度が高い故、一度聴いたぐらいでは理解できず、ヘンテコな曲って感じるかも。

何度も何度も聴き返した後、あ〜この感触!となればしめたもの。その名の通りエクスタシーを感じるのである。

中々厄介な代物ですな〜

それでは、おやすみなさい。

 


今夜はこれを聴いてもう寝ます、 その2

2020年03月18日 | JAZZ・FUSION

フュージョン界の名アレンジャーでキーボード・プレイヤーのデオダートがCTIレーベルから出した1973年の傑作アルバム、Prerude

一曲目は、ジャ〜ン、ジャ〜ン、ジャ〜ン〜〜〜〜、ジャジャ〜ン!

映画2001年宇宙の旅で有名になったといつの作曲家リチャード・ストラウス作の、ツァラトゥスラはかく語り。

自身でリーダー・アルバムを作れる様なプレーヤーを集めての快演!

もう言うことなし。ただ聴くだけ。

おやすみなさい。

 


アビーロードを比べてみれば (改)

2020年03月17日 | BEATLES-BADFINGER関連

PCに波形ソフトがインストールされているので久しぶりに遊んでみた。

我が家には3種類のアビー・ロードのCDがあるのでそれらの波形をCome Togetherで比較してみると、

1987年初のCD化リマスターは音圧控えめ。波形のフレは大体 +/- 0.5の範囲に収まっている。

2009年のリマスターのフレは大体 +/- 0.7ぐらいか

2019年のリミックスのフレは、オォ〜! ギチギチの +/- 1

しからば、最初の約35秒間の演奏(一番の歌詞)での周波数帯の分析は?

1987年盤は100−150HZ辺りがピークで-15dBを越えた辺りが最大音圧で他の二枚と比べると中高音も抑え気味。

2009年盤は100−150HZ辺りがピークで-10dBを越えた辺りが最大音圧、700HZ辺りで音圧を-30dBに設定しベース音がドンシャリにならぬ様引き締めを図っている。

2019年盤は100−150HZ辺りがピークで-8dBを越えた辺りが最大音圧、700HZ辺りで音圧を-30dBに設定し低音が全体的にドンシャリにならぬ様引き締めを図っている。

なるほど、2019年盤でポールのベースがブンブンうなり、リンゴのバス・ドラムがドコドコと前に出てくるのはこう言う事なのね?

Come Togetherのみを比較したわけだが、1987年盤はフラットな味付けと言うか、当時レコードを聴くのと同じ程度の音圧でのリマスターって事ですよね?

サージャント・ペパー以降のCDには記載されていないが、1987年のCD化はヘルプとラバー・ソウルを除いてはAAD、即ち元々のアナログ・レコーディングをアナログ・テープで編集し、CDにデジタル録音される当時の一般的なCD化仕様だった。ただしヘルプとラバー・ソウルはジョージ・マーチンが60年代のステレオ・ミックスに不満があったので、1987年にこれらの音源をリミックスしCD化した(ADDでのCD化)。ちなみに2009年に同時に出たモノ・ミックスのCDにそれぞれ60年代の旧ステレオ・ミックスがおまけで追加された。

2009年はリマスター仕様で、要約すれば小出力のアンプでもボリュームを上げないでそこそこ聞ける様にと全体の音圧を上げ、さらに演奏以外で生じた余計なノイズなどを取り除いたって事ですかね?

2019年盤は肯定的に言えば現代風にかなりメリハリを付けてリミックスされてるってことね。

まあ、原音に忠実なビートルズ原理主義の方々にとっては、このリミックスに関してご不満がある様ですが...

昔のオーディオ・システムに漏れなく付いて来た、つまり小型スピーカーでは高音や低音が聞き取りにくい場合にあるボタンを押せばその辺りが補正されて聞こえると言う魔法のアレ、そうラウドネス効果の様なものが漏れなく付いてくるって感じのミックスがお気に召さないのですかね? 

まあ、これらは聴く人の主観で決まるのでどれがいいのかはその人次第ですかな。

と、トウシロなりにそれらしく解説したけど間違ってないですか?

 


のんびり日向ぼっこでも

2020年03月15日 | JAZZ・FUSION

朝はどんよりした天気で風もあって少々肌寒かったが、お昼になると雲の切れ間から太陽光が。

窓越しに柔らかな陽射しを受けて暫しうとうと。

起きているのか、寝ているのか?

そんな時1982年のラリー・カールトンのアルバム、Sleepwalkはいかが?

(トレード・マークのセミアコ、ギブソンES335)

あまりの心地よさに二度寝してしまうってば!