CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

仕事はデジタル、だけど音楽はアナログ

2019年03月28日 | AMERICAN ROCK/POPS
ムム〜
 
ちょっと勝手が違う。
 
ブログがリニューアルされ昨日新しい記事を投稿したのだが、以前にあった機能も幾つかはなくなっていて、前のシステムに慣れ親しんでいた者としては少しばかり使い勝手が悪い。
 
あまり数多くの機能を盛り込むとサーバーにも負担が掛かるだろうし、まあその他色々な事情も相まって出来るだけシンプルな最新編集機能に変更するのは致し方ないこと。
 
自身のページにあまり興味の無い広告が張り出されるものの、タダでこのサイト使わせてもらっているのであまり文句も言えない。
 
まあ、何度か新規に記事を投稿することによって新しいシステムに慣れていくしか無いだろう。
 
その昔、とある貿易会社に勤めていた時、英文の手書き原稿をタイピストのおね〜さんに渡すと、あら〜不思議! ミミズの這ったような文字にスペル・ミスを含んだ原稿がスペルミスも訂正され、あっという間に綺麗にタイプされていた。
 
その後80年台中頃にはオフィスPCなるものが登場し、いつの間にかタイプ専門のおね〜さん達はいなくなり、担当者自身でそのソフトを使って書類を作成せねばならない事となった。
 
当初は表計算のソフトに馴染めず苦戦したものの、使い続けて一旦慣れればなんと便利なものだと認識が変わる。
 
それまでは、金額の計算はA4サイズより大きいシャープの大型電卓を使っていたのだが、ボリュームのある積算の場合、数字の見間違いそれともキーの押し間違いなのか何度やっても計算が合わないことが多々あり、結構残業したものだ。
 
PCのソフトで表計算が出来れば、一発で御明算となりかなり仕事が楽になったような記憶が…
 
仕事はデジタル、だけど音楽はアナログも捨てがたい。
 
本日は、Totoの1978年のセルフ・タイトルのデビュー・アルバム(邦題、宇宙の騎士)。
実力のある、セッション・マン達が結成し、全米9位の大ヒット。
 
 
 
どの曲も聴き易くて、その後のAOR系ミュージックのお手本になった。
 
オ〜イ〜、まだ一曲も聴こえてこないんだけれど、ど〜した?
 
今レコード洗浄してるところです。すいませんが、その間レコード針に付いている埃でも取っといてもらえますか?
 
えっ?
 
 

春分の日が過ぎたけど

2019年03月23日 | AMERICAN ROCK/POPS
ラテン系ジャズ・フュージョン 、もしくはラテン系プログレ・ロックとでも称すればいいのだろうか。

1974年のサンタナ・バンド初のライブ・アルバム、Lotus。



1973年7月の大阪公演でのライブ収録故なのか、アメリカでは長い間発売され発売されなかった三枚組超大作。

当時は三枚組と言うことでビビってしまって購入は後回し。2006年の紙ジャケ化の際ようやく購入。

デジタル・リマスターされ音質良好。

その後SACD化もされたが私にはこの2006年リマスター版で十分楽しめる。

ジャケもオリジナルLPと同じ22面を再現したジャケットでジャケ・マニアの心を少なからず擽ぐる。


(お釈迦様を挟んで左はインドの女神、そして右にはジーザス様となんでもありの横尾画伯によるジャケ)



もうすぐ4月なのに 本日は少しばかり寒さがぶり返し、日中の気温がそれほど上がらず冬に戻った感じ。

もうそこまで来ている春に備え、Lotusでも聴いて気分だけでも温めておこうかと….

春分の日

2019年03月21日 | JAZZ・FUSION
ジャズ・フュージョン系のサックス奏者のデビッド・サンボーン。

ロックのアルバムなんかにも売れっ子セッション・プレーヤーとして数多くのアルバムに参加。

本日は、1979年の彼のリーダー・アルバム、Hideaway。


(ジャケ表)


(ジャケ裏)


(ワーナー・レーベル)

この辺りのアルバムからジャズのチャートで上位に食い込んでいたような記憶がある。

スローなバラードもアップ・テンポなファンキーな曲もサックスから自由自在に操り繰り出されるナチュラルなサウンドが心地よい。

都会の喧騒を避けて、隠れ家的なところでウヰスキーでも一杯やりながら、タバコを燻らす…

フッとため息、過去を振り返ってみる。

お供え物のビールと線香の煙眺めて、何ボケ〜っと突っ立てんの!

そうだった、今日は春分の日でお墓参りにきてたんだっけ。

シカゴのロック

2019年03月18日 | Chicago

最近100円ショップで買った木箱を使って小型スピーカー・スタンドを作成し、デスク・トップとして両スピーカーから約70センチの距離に鎮座して音楽を楽しんでいる。

10年以上前に買った実売価格1万円ちょっとの小型ステレオ・コンポ用のスピーカーではあるが、近場に設置して聴いてみるとこれはこれで中々迫力のあるサウンドであり、これが結構ツボにはまる。

今まで深夜にそこそこの音量で聴く場合は周りの迷惑にならないようにオープンエヤ・タイプのヘッド・フォンを使っていたのだが、新しい環境では絞った音量で十分なためヘッド・フォンがお役御免ってことになった。

今宵は、迫力のあるブラス・サウンドのロック・バンド、1969年のシカゴのデビュー・アルバム、Chicago Transit Authorityを至近距離で聴いてみる。


(ジャケ表)


(ジャケ裏)

メジャー・レーベルからのデビューで2枚組アルバムとかなり気合いの入った出来の内容となっている。

フラワー・ミュージックでは世の中動かないってことで、当時のカウンター・カルチャーを代表するちょいとハードなロック・サウンドを用いて結構アグレッシブに政治的メッセージを発信していた。

日本じゃ三波春夫が、コンニチワ〜 コンニチワ〜 世界の国から〜 ….1970年のコンニチワ〜♪♪って歌ってた頃だからギャップがすごい。

ところでシカゴのロックを聴いてどれだけの日本のリスナーが政治について目覚めたお方はいたのかな?

多分、Does Anybody Really Know What Time Is It? (一体現実を把握している者はいるだろうか)って問いかけに私を含めてほとんどがNoと答えたのではないかと….


(SONY・CBS設立10周年記念盤の1976年のセカンドプレス、1枚目の2曲目にDoes Anybody Really Know What Time Is It?)

まあそこまで目くじらを立てなくとも、聴く人が楽しければそれでいいのだと思う。


フラワー・ミュージックって?

2019年03月17日 | AMERICAN ROCK/POPS
博士:君、フラワー・ミュージックって知ってるかね?

助手:もちろん知ってますよ。あれのことでしょ?

赤い灯〜 青い灯〜 道頓堀の〜 歌って〜 笑って〜 フラワー・ショウ〜♪♪
って道頓堀行進曲を替え歌で歌う1960年代から活躍した松竹芸能所属の浪曲漫才トリオ、フラワー・ショウの事ですよね。

博士:ばっかも〜ん〜 同じ60年代でも、アメリカのお話じゃ!

当時、無抵抗、非暴力主義でベトナム戦争に反対するムーブメントがあって、主にヒッピーの連中が花柄をあしらったカラフルな服を着たり、頭に花を飾ったり、一般に花を配ったりしていた事から、フラワー・パワーとかフラワー・チルドレンなんて言葉が出て来たのじゃ。

フラワー・ミュージックはそのような背景から登場してきた音楽ジャンルじゃよ。

助手:なるほど、このシングル盤のジャケットに、“フラワー・ミュージックの決定盤!!”って書かれていますね。

博士:そう、スコット・マッケンジーが1967年に出した “花のサンフランシスコ”。 全米4位、全英1位の大ヒット。しかし、色々活動をしていたようじゃが歌手としてはこれ一発って感じかのう〜




(The Mamas & The Papasのショーン・フィリップスの作品)

助手:何々?

サンフランシスコに行くなら、髪にいくつかの花をさしておいてね。
サンフランシスコに行くなら、そこで優しい人達に出会うだろう。

サンフランシスコに行く人達のために、夏には愛の集いがあるだろう。
サンフランシスコの通りでは、髪に花を飾った穏やかな人達がいる。

国中に広がる
不思議な鼓動
人々は行動を起こす
すべての世代の人々は、
新しい考えを持って
行動を起こす

なあ〜んて事が歌われているようですね。

博士: 実はわしも無抵抗、非暴力主義者じゃ。

って言うか、喧嘩が弱いのですぐに逃げるってパターンなのだが。

助手:それだったら、頭に花を飾るってのはいかがですか。能天気過ぎて誰も近寄って来ませんよ。

博士:ロン毛だった学生時代だったらいけたかもしれないが、今や髪の量が少なくなってきており、花を頭に飾るとなると瞬間接着剤が必要となり非現実的じゃ。

まあ、理想と現実は違うからのう。いつの間にかフラワー・ムーブメントも下火になり70年代に入った頃には霧散してしまった。

助手:って事は、フラワー・ショウの方が活動歴が長かったような …

博士:その通り、メンバー・チェンジはしたものの2006年に解散するまで舞台に出ていたらしいからのう。

本日の結論、道頓堀>>>サンフランシスコ

通りすがりの人:フラワー・ショウなんて知らん!



こんなのも聴いていましたね

2019年03月14日 | JAPANESE
新しく設置したデスクトップ・スピーカーも音出し快調。

で、本日は南沙織の1975年のアルバム、人恋しくて。



このお方、当時の他のアイドル歌手と少し毛色が違って、歌謡ポップスだけでなく海外のポップスのカバーとかフォーク系の歌を結構取り上げたりしていて、私と周波数が会うのでよく聴いていた。

このアルバムからシングル・カットしてヒットした“人恋しくて”は翌年“春うらら”っていう曲でヒットしたシンガー・ソング・ライターの田山雅充のペンによるもの。

“春うらら”も結構当時よく聴いた。

それから、アルバムの1曲目には五大洋光作の“哀しみの家”が収録されているが、五大洋光って矢沢永吉のペンネームと知ってヘェ〜….


(五大洋光ってクレジットされている、アルバム最後の曲”夢をかえして”も五大洋光作)

さらに最近彼女の息子さんが近々結婚するってネット・ニュースかなんかで知って、もうあれからそんなに年月が過ぎ去ったんだ!ってふと思った次第。

道理で、私も毎日どこかが痛くてヨレヨレなわけだ。

デスク・トップ周り改装計画 、その2

2019年03月13日 | AMERICAN ROCK/POPS
木箱製臨時スピーカー・スタンドを据え付けてみたのだが、やっぱり高さが8cmでは体を少し屈めないと適切なリスニング・ポイントに辿り着けない。

さらなる家捜しを敢行すると、同じ木箱がもう2個見つかった。


箱を2つ重ね合わすと高さが16cmになり、これなら何とかいけそうな….

しかし、2段積みにすると安っぽさ全開となるので、あまりその存在を主張しないように暗い色調のニスでも塗ってみようと近所のダイソーに駆け込む。

ウォルナット色の水性ニス、刷毛とサンド・ペーパーを購入し、早速作業に取り掛かる。


安物の木箱なので、まともな表面加工がなされていなく表面ザラザラ!これではニスの乗りが悪いと思われるので、3種類の番手の異なるサンド・ペーパーで表面をゴシゴシ。

この作業が結構大変。 

表面がツルツルになるとニスを塗り、乾かし、またニスを塗るという工程を経て4時間弱で遂に完成!


とは言え出来映えはやっぱり素人作業なので、ガラクタと言われても反論出来ない。

考えてみると4時間の作業を時給1000円で換算し、さらにダイソーで買った小物類の価格をそれに加えると、4−5千円の新品の購入とあまり変わらないではないか!

さらに通販で買えば、送料無料で家まで届けてくれる。

まぁ、暇つぶしだと考えればいいかな〜 と気を取り直す。

それではと、このセッティングでレコードでも聴いてみようと取り出した一枚。

女性シンガー・ソング・ライター、リッキー・リー・ジョーンズの1979年のセルフ・タイトルのデビュー アルバム 。

フォーク、ブルースそしてジャズに影響を受けたサウンドは大人の香り。

(咥えタバコが中々お似合いで〜)



このアルバムはなんと全米3位となり、シングル・カットされたChuck E.’s In Love(全米4位)共々大ヒット。

で肝心のスタンドは、くすんだ感じの落ち着いた色合いになったし、またスピーカーの高さを少しばかり上げたお陰で、自然体でリラックスして聴けて中々よろし〜


これで私もニスを刷毛塗り出来る手先の器用なオーディオ・マニア!

何を寝ぼけたことを、手先が器用だとか宣うのは100年早い! 

こんなの小学生でも出来るって!

どうもすいません。

デスク・トップ周り改装計画

2019年03月12日 | AMERICAN ROCK/POPS
デノンの小型スピーカーを所有している。このスピーカー10年以上前に1万円ちょっとで新品で購入。

しばらく ヤマハのAVアンプに繋いでいたのだが、そのAVアンプはお亡くなりになり、スピーカーもお役御免となり長い間使用されずに埃をかぶったままとなっていた。


(Model SC-M53M、デノンのミニ・コンポ用に設計されたもので、バラでも販売されていた。まあ価格なりに、スピーカー・ボックスは木目調のシートが貼られていてどう見ても安っぽさはある。)


(14cmW x 19cm H x 25cm Dと小柄ながらも、12cmのウーファーに2.5cmのツイーターの強力な布陣でコスパは良い。しかも通常とのスピーカーと異なり、ウーファーの配置がツイーターの上になっている。通常と反対のスピーカー・ユニットの配置には何らかの音質向上の理由があるらしいが、まあ難しい事は割愛。)

ステレオ・アンプが2系統のスピーカー出力があるので、これを利用しPCの横に据え付けてみようと思いたち、昨夜PC周りを掃除しスピーカーの設置を試みた。

家のPCは仕事にも使うので、プリンターとスキャナーをPCの両サイドに配置していたので、スピーカーを置く場所がない!

そこで、それほど使わないスキャナーを外しなんとか設置スペースを確保。

スピーカーを机に直置きにすると、リスニング・ポイントが低すぎるので何か代わりになるものはないかと家探し。

小型のスタンド買えばいいのだが、安いもので5千円ほどするのでそのアイデアは却下。

物置をガサゴソしていると、以前カミさんが雑貨屋さんで買った木枠の箱が2個見つかった。


(高さが8cmでもう少し高さが欲しいところだが、見た目より結構頑丈にできていているしお金もかからないので良しとする。)

オーディオ・マニアの方々からは色々とツッコミがあるかも知れないが、安物のスピーカーに小型のスタンドを新たに投資するのもなんだかな〜と思い、木枠の箱をスタンド替わりに使用。

デスク・トップでの使用ということで、高出力での再生を想定していない。つまり、再生時のスピーカーの振動も無視ってことで、インシュレーターの購入ももちろん無しとナイナイづくし。

早速iTunesで再生すると、ポジションが約60センチのトライアングルという狭いスペースで聴くためボリューム出力が小さくとも 結構臨場感があって悪くない。

それではと、このセッティングでレコードでも聴いてみようと取り出した一枚。

女性シンガーソングライター、カーラボノフの1979年の二枚目のアルバム、Restless Night。





リンダ・ロンシュタットの妹分って感じの立ち位置で、リンダと同じような雰囲気を感じる。

まあ、それもそのはず、彼女はリンダのアルバムに彼女の作った楽曲を何曲か提供しているから。

で、結論としては、アンプ内蔵のPC用小型スピーカーとは全く別次元の再生音を感じた次第で。

これで私もコスパの高いオーディオ・マニア!

何をとぼけたことを、オーディオ・マニアと名乗るのは100年早い!

どうもすいません。

本日も和物で。

2019年03月11日 | JAPANESE
ここのところブログを更新していなくて、久々にブログの編集画面を覗いてみるとブログ開設から1500日とキリがいい数字に目が止まる。

思えばこの1500日の間には仕事の関係で海外に2年ほど一家で移住した時期があってあれこれバタバタしたことにより、時が早く過ぎて行く感覚となり数年前のことが昨日のことの様に思える。

まあ、私の場合は加齢によって単に些細な出来事の記憶が抜け落ちているってことかも知れない。

記憶を取り戻すために、本日も大昔に買って忘れ去られたやつでも聴いてみようではないか。

1976年の中島みゆきのセカンド・アルバム、みんな去ってしまった。

初期のフォークもしくはフォーク・ロック調の曲が多く、独特の暗〜い感じの歌詞を初々しくさらっと歌っていて、後年のドスを効す歌唱はまだ登場していない。




(ジャケ)


(ヤマハ系アードバーク・レーベル)

数十年振りに聴いたけど、結構メロディー頭に残っているね。

記憶がみんな去ってしまってなかったので、よかった〜。

本日は和物でも

2019年03月04日 | JAPANESE
一枚目は、Mannaの1979年のファースト・アルバム、Chabako Trick。

一曲目の細野晴臣作のYellow Magic Carnivalからテクノ歌謡ポップ炸裂。

このお方の独特な柔らかい歌唱がなんとも言えないホンワカ・ムードを醸し出し、 おとぼけが売りのリュショウさんも茶箱からつられて飛び出してくる。


(ジャケ)


(エピック・レーベル)

二枚目は、またまたMannaの1980年のセカンド・アルバム、Manna。

前作と比べると歌謡曲よりのアレンジ。誰かに似ていると聞かれたら、雰囲気が尾崎亜美かな?

キラー・チューンの東京通信 のサビが秀逸。
Tokio Call、 Tokio Call、ひと足遅れの〜
Tokio Call、 Tokio Call、いとしさちりばめ〜♪♪


(ジャケ)


(エピック・レーベル)

Fantastic Manna’s Worldにいらっしゃい!

違いの分からぬ男シリーズ、Let It Be

2019年03月03日 | BEATLES-BADFINGER関連
本日はLet It Beを聴く。

その昔違いの分からぬ男が違いを探そうと買い集めた十数枚のLet It Beの中から一枚取り出す。


(ジャケ表)


(ジャケ裏)


(アップル・レーベル、PCS 7096、Matrix No. はYEX773-5-1-1 DとYEX774-7-1-2 D)


(英盤、ジャケ裏の表記、デジタルでリマスターされたオリジナル・テープから直接メタル・マスターされたと記載されている)

多分、1990年代か2000年代初期のプレスだと推測される。

で、何か違いわかった?

……(無言)

違いの分からぬ男はLet It Beな気分で意味のない無駄遣いしちゃダメってことですね。

ジムに手を出すな、You Don’t Mess Around With Jim

2019年03月02日 | SSW

本日はアメリカのシンガー・ソング・ライター、Jim Croceの1972年通算三枚目のソロアルバム、You Don’t Mess Around With Jim。


(ジャケ表)


(ジャケ裏)

デビューは1966年の自主制作アルバム、Facets。もう一枚60年代末にアルバムを出すも全く売れず、その後様々な職につく。

しかし音楽でもう一度食べて行くと腹をくくり、新しい曲をレコーディングし売り込みをかけたものの、多くのレーベルから良い返事を貰えなかった。

最終的になんとかABCレーベルと契約に漕ぎ着けた。


(ABCレーベルは現在存在していない。イギリスのBBC傘下のレーベル、Demonによる再発盤)

そしてアルバム、You Don’t Mess Around With Jimがなんと全米1位を獲得の大ヒット。

歌が特にうまいとか、曲が画期的なものとか、また風貌がハンサムなポップスターとは全く無縁の苦労人Jim Croceが成功したのは、彼の飾らない優しさとか誠実さなんかが丁度求められていた時代だったのではないかと ….

と違いの分からぬ男が知ったかぶりして論じたところで、大して響かない。

You Don’t Mess Around With Jimって言われそう。

まあ、興味のある方は、是非ご一聴。


誰がB級やねん!

2019年03月01日 | PROG ROCK
世の中何でも格付けしたい人がいる。

特にA級グルメだとかB級映画にC級スポットなどとクラス分けし個々に評価を下す。

ところでB級ってなんだ?って事でネットで調べてみると、

B級とは、

その物が上等でもなく、また下等でもない中級程度のレベルを指す。

一級品に及ばないと卑下もしくは自虐的にB級と言う形容を甘んじる場合やA級と比べてそのレベルには達していないものの費用対効果がありそれほど悪くないとの判断でB級。

また、一般的には強い感銘を受けるほどではないが、どう言うわけか意識せざる個性があるという評価によってB級と称される。

しかしこれって、もし評価する側の主観が入っていて一方的にB級と評価が下された場合、評価された側にとってはたまったものではない 。何しろ、一度ついた評価はずっと付いて周りなかなかそれを払拭することは出来ない。

で今回、巷の評価ではB級プログレ・ハード・バンドとして格付けされている英国のバンド、Gravy Trainを検証してみることに。

彼らは、英バーティゴ・レーベルから1972年にファースト・アルバムを出しセカンド・アルバムを発表後、キンクスが在籍していたことのあるパイ・レーベルの傘下にあたるドーン・レーベルに移籍し2枚のアルバムを制作。

本日は、通算4枚目にあたる彼らにとって背水の陣とでも言える状況での1974年のアルバム、Staircase To The Dayを検証してみよう。

このバンドは特徴のあると言うか癖のあるボーカル兼ギター、もう1本のギター、ベースとドラムスの基本的なロック・バンドの構成プラスもう1人の奏者がフルートやシンセにメロトロンなど被せプログレ色を楽曲に加えている 。

フルートのロックといえばジェスロ・タルのイメージが浮かぶが、すでに成功を確立したジェスロ・タルの亜流と言われないよう、一味違うプログレ・アレンジをハード系やバラッド系など様々な曲調の楽曲に施している。

でっ、この渾身のアルバムが売れたかと言うと、残念ながらそうではなかった。

さらにその後、Climb Aboard The Gravy Trainと言うタイトルの一枚のシングルを出す。

Gravy Trainとは“ぼろ儲け”とか”うまい話”と言う意味でこのシングルのタイトルは“うまい話に乗れ!”と言う事だったが、実際バンドはうまい話に乗ることなく表舞台から消えていく事となった。

なるほど、アルバムのセールス的にはA級を称するにはほど遠いけど、少なくとも2年ほどの間にLP4枚が出たってことは、当時の一部のリスナーが何か無視出来ないこのバンドの個性を感じとって、よってB級と評価が下されたと言うケースかな。

私的には、もう少し曲のサビの部分でメロディアスなフックが欲しいと感じた。だからこのアルバムをヘビロテするかと問われると、ムム〜ってなるからC級の評価かな?

ただこのアルバムのジャケのデザインがロジャー・ディーンで、映画アバターに出てきてもおかしくない空飛ぶ人間形爬虫類に興味が惹かれ、ジャケだけでも欲しい気持ちにさせるのでA級。

(ジャケ表)


(ジャケの内側)


(ドーン・レーベルも消滅、ソニー傘下のBMGが権利を持っている。)

私の最終評価はA + C = B級となり、ここで巷の意見と一致する。

グレイビー・トレイン:誰がB級やねん! 毎度適当な事言って、このトウシロが!

どうもすいません。