CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

ゴルゴよ永遠に

2021年09月29日 | LED ZEPPELIN関連

助手:博士一体どうされたんですか? 神妙な顔をして….

博士:ゴルゴ13の生みの親、さいとう・たかを先生がお亡くなりになられたのじゃ。

海外在住歴が人生のほぼ半分じゃったワシは、一時帰国の際必ず空港の本屋に立ち寄りゴルゴ13の単行本を買い漁り何となく力付けられたような気分で再び勤務地に戻ったものじゃ。

シンガポールには紀伊國屋があって日本の書籍や週刊誌などは売っておるのじゃが、海外価格と言うことで結構な値が付けられておったのと、彼の地では裸は御法度。

ゴルゴ13にしばしば登場するお色気シーンなどもってのほかで、現地での単行本の購入は無理筋じゃった。

日本の一般的な週刊誌でも現地の関係省庁のセンサー対応となり、セクシーな写真を載せたグラビア、またイラストでさえビリビリとカットされて悲しげに店頭に並んでおったのを覚えておる。

助手:なるほど、博士はゴルゴの運び屋だったのですね?

博士:見つからないように手提げカバンの奥に仕舞い込み入国したものじゃ。まあ、シンガポールの場合はよほど挙動不審か多くの荷物を持っていない限りはそうそう呼び止められ検査されることはなかった。

そして一通り読み終えたなら駐在員仲間に進呈という真の運び屋じゃったのう〜 キリッ。

助手:そういえばこのブログでも、密閉式のヘッドフォンをゴルゴに装着させツェッペリンの“聖なる館” を大音量で聞かせて拷問したなんて話ありましたね。

プロ中のプロ、ゴルゴは何とか耐え切りましたが、“聖なる館”で拷問に適している曲って一体どの曲なんですかね?

博士:やっぱりメタリック系のハードなやつが脳天直撃じゃろうか?

助手:メタル・ファンク系ならThe Crunge、Dancing DaysやThe Ocean辺りですかね? 

 

博士:その辺りかのう〜

音量を絞れば普通に聴けても、ヘッドフォンでの大音量となると地味頁のメタリック仕様のギターは鋭く脳天に突き刺さる。

助手:それでは本日はさいとう・たかを先生を偲んで、是非そゴルゴと同じ拷問とやらを体験してみましょう。

ギャ~! すみません。何でも白状します。

やっぱりゴルゴは偉大なり!

さいとう・たかを先生、RIP


懲りずにまたまたボックス・セット

2021年09月28日 | BEATLES-BADFINGER関連

死せる孔明、生ける仲達を走らす。

三国時代、蜀の稀代の天才軍師、諸葛亮孔明が五丈原の陣中で不慮の死に至ったものの、魏の将軍仲達は公明に対して畏怖を抱いたのか追撃をやめ撤退した。

若い頃に読んだ吉川英治の三国志、今でも所々記憶にある。

そしてビートルズのメンバーだったお二人の故人も同様、その遺した作品は今なお一目置かれ畏敬の念をもたらす。

はて? しばし耳を凝らしていると、どこからともなくABBAのMoney, Money, Moneyと歌声が。

Money, Money, Money Always sunny In the rich man’s world

残された遺族がレコード会社とタッグを組んで、何十周年記念と称してリマスターやリミックスを過去のオリジナル作品に施しこれでもか~と再発の波状攻撃をかけコレクターを悩ます。

と言うよりは、私の様なビーコレ研究会東アジア日本支部の末端会員である違いの分からぬコレクターが右に倣えと惰性でつい買ってしまうのがやっぱり問題なんですかね。

少し前に買ったジョージのAll Things Must Passの50周年記念盤なんて最たるもの。

結構強気の価格設定だったが、発売後しばらくして少々値段がこなれてきたのをコロナ禍のリベンジ消費ってことでポチッたのが運の尽き。

(7”サイズのボックス。昔買ったLPと比べるとかなり小さく、諭吉さん二枚で一葉さん一枚がもれなく戻ってくる。高けっ〜!)

最近某通販サイトで検索すると、ゲゲっ、価格が更に大幅に下がっているではないか!

やっぱり強気設定価格の商品はそう簡単に捌けないってことで、ある期間がくれば在庫処理するため見切り価格での販売に切り替わるのは世の常。しかし今回はちょっと早すぎる様な気が…

内容的には今回のリミックス、フィル・スペクターの得意とするウォール・サウンドに埋もれてしまった個々の演奏を取り出し浮き上がらせる事により、スッキリした印象で聴きやすい雰囲気はある。

ただそこに故人となったジョージの意思が確認出来ない以上、強引にリミックスを施すのはMoney, Money, Moneyの世界を強く感じてしまう。

偉大な孔明の伝承を継承するが如くこのアルバムもオリジナルに忠実な音源で制作された時代の雰囲気を味わうことが重要で、再発するとしても音源のホコリをはたきで払う程度のリマスターで留め置くべきかと...

それじゃ再発されても話題に上らずあまり売れないって?

どこからともなく、Money, Money, Money Always sunny In the rich man’s worldって歌声が。

やっぱり世の中Rich man’s worldで回って行くのか…

でも孔明やABBAって何となくこじつけの様な気もするけど。

結局高い値段で買ってしまったのが単に“悔しいです!”ってことね。

去年のレノンさんのボックスと比べても少々見劣りが...


久々にカラー・レコードでも

2021年09月25日 | Southern Rock

通販のサイトをサーフしていると、たまにカラー・レコードの出物を見つける。

金もないのに後先考えずポチッと。

ブルース色を全面にパワフルさを取り戻したオールマン・ブラザーズ、復活!てな口実で買っちゃいました。

1990年、2度目の再結成を果たしたアルバム、Seven Turnsの再発カラー盤です。

(添加物を入れない透明仕様、これってカラー・レコードって言えるのかな?)

オリジナル・メンバー4名に新たに3名の新メンバーが加入。中でもギターのウォーレン・ヘイズの加入は大きかった。

デッキー・ベッツ・バンドからオールマン・ブラザーズへの横滑り的な加入で、ディッキーとのコンビネーションも抜群。

いいね〜 70年代の初め頃に戻った感じで身も心も若返った〜! てな言い訳で購入を正当化。

ほんと懲りないオジン。

まあいいっか、散髪もう一月ずらすかな?


お命頂戴

2021年09月20日 | BEATLES-BADFINGER関連

アマゾン・プライムに加入していて、その特典のプライム・ビデオに結構お世話になっている。

最近、ボンド祭りなんかやっていて大昔のショーン・コネリー主演の作品からつい最近というか2015年のダニエル・クレイグ主演のSpectorまで見放題で結構楽しんでいる。

そう言えばポールも007の映画に関わっていて、1973年の映画の主題歌、Live And Let Die提供している。

Live And Let Dieって正確には(I) Live And Let (Them) Dieで、オイラ007は生き残るけど奴等には死んでもらうてな事で、“死ぬのは奴らだ”という映画タイトルとなる。

そう言えば、高校生の英語の授業でちょいと脱線して、ヤクザ映画でのお命頂戴を英訳するとYou Shall Die.って教師が言っていた様な。

どのボンド映画観ていても、天地茂からすれば“ちょっとアンさんやり過ぎでっせ”て感じで007の非情のライセンスを使ってお命頂戴ってお約束の如くバンバン悪者を殺しまくってるね。

因みに、オイラも非情のライセンス使ってみたいてな事で、1974年作の“黄金銃を持つ男”の主題歌提供に名乗りを上げたロッカーが…

そう、アリス・クーパーがMan With The Golden Gunという渾身の一曲を。

それは1973年のアルバム、Muscle Of Loveに収録されているが、残念ながら最終選考で英国の女性シンガー、ルルが歌う同名異曲、Man With The Golden Gunに敗れ去った。

その時、アリスがザ・ブングルの様に顔を歪めて“悔しいです!”って言ったかどうかは定かではない。

むむ〜 オイラはルルよりドスの効いた歌いっぷりでお命頂戴って雰囲気のアリスの作品の方がずっと良いと思うけどね...


Welcome To The Entrance of Psychedelic World

2021年09月19日 | Bob Dylan, Byrds, Band and etc.

1966年、バーズが出した3作目のアルバム、Fifth Dimensionが登場。

イギリスではビートルズが1965年Rubber Soulを出し翌年にはRevolverのレコーディングが開始され、ストーンズもAfter-Mathを出し、それまでのヒット・パレードに登場する曲とは一味違った雰囲気の曲が生み出され始めた頃、バーズも大西洋を挟んで彼らの影響をもろに受けた。

これが4畳半フォークの原点か?

(中古レコード購入したいけど、予算に見合う出物が無くて今のところCDで所有)

後年アメリカではジェファーソン・エヤプレーン、アイアン・バタフライやバニラ・ファッジらが登場し主にステージでインプロビゼーションが繰り広げそれらしき雰囲気を醸し出しサイケデリック・ミュージックって称されるジャンルが新たに誕生し一時的に隆盛を極めることになるが、この時期はまだその入り口の段階でアレンジはシンプル。

ただ爽やかなコーラスが売りのフォーク・ロック系ビート・バンドのイメージが、ロジャー・マッギンの奏でる革新的なギター・ソロによって一新されたのには、当時のバーズ・ファンだけでなく一般のリスナーも結構驚かされたのではないだろうか…

などと偉そうなことを言っているが、当時私はサイケデリックのサも知らない小学生だった。

唯一それらしきイメージがあったとすれば、当時テレビで放送されていたSF番組、ウルトラQの逆回転を使ったオープニングですかね。

オォ〜!渦からウルトラQって出てきた。これはスゲ〜ってテレビにかじり付いていたような思い出が。


風の様に去っていった

2021年09月17日 | JAPANESE

中坊でロック好きとなると、当時日本で流行っていた4畳半フォークはちょっと苦手なんていきがってたね。

ただ全く聴かなかった訳でもなく、彼らのヒット曲はラジオで流れていてそこそこ知っている。

昨年なんちゃらオフってセコハンのショップのお馴染み100円コーナーで見かけたフォーク・デュオ、風の1976年のセカンド・アルバム、“時は流れて….”が目にとまり買ってみた。

ウィキで調べてみると、当時オリコンアルバム1位とすごく売れたらしい。

暫くほったらかしにしていたが、つい先日ネットのニュース・サイトでメンバーだった大久保氏が享年71歳で亡くなられたとか。

ふと、このアルバムを手に取じっくり聴いてみた。

落ち着いた雰囲気で好印象と評価一変!

歳を重ねるごとに感性も変わっていく。

反対に最近はあまりうるさいのはダメって感じでして…

古都、京都での思い出を歌ったもので、何かしら長い間忘れていたものを思い出したような...


はじける若さっていいですね

2021年09月16日 | AMERICAN ROCK/POPS

いや〜 はじける若さいっていいですね。

昔なら駅の階段2段づつ駆け上がってもどうってことなかったのに、今じゃはぁはぁぜいぜいて感じで何とか階段踊り場にたどり着つけばもう太ももとふくらはぎがパンパン。

まあ歳をとれば仕方のない事。

しからば、サトーのユンケル、アリナミンVにリポビタンD駆け付け3杯で元気ハツラツ!

ちょっと待った! それってやりすぎ。

フィジカルの面ではもう後戻りは出来ない、せめてメンタルの面で元気を取り戻してみるってことでニコレット・ラーソンの1978年のデビュー・アルバムでも。

ニール・ヤング作のヒット・シングルLotta Loveはもとより、ジェシ・ウインチェスターのはじけるRhumba Girlやプロデューサーがテッド・テンプルマンだった事から、デビュー前のヴァン・ヘイレンを覆面起用したCan’t Get Away From Youと結構な盛り上がりがサイドー2のポップなBaby, Don’t You Do Itへと引き継がれていく。

(リード・ギター:?って一体誰よ)

むむ〜 はじける若さ中々よろし〜

添加物なしでメンタル回復!

だけどオジンの面タレはちょっと無理みたい。


ロギンス・アンド・メッシーナのセカンド

2021年09月15日 | AMERICAN ROCK/POPS

レコード会社に所属し曲を提供していた当時無名のソング・ライター、ケニー・ロギンスのデビュー・アルバムのプロデューサーを引き受けたのはジム・メッシーナ。

当初は、かって所属していたバンド、バファロー・スプリングフィールドやポコのファンにアピール出来れば何らかの助けになるとその仕事を引き受けた訳だが、いつの間にかデュオ結成と相成り、1971年Kenny Loggins with Jim Messina名義でアルバム、Sittin’ Inを出す。

そして翌年セカンド・アルバムとして、Loggins And Messinaが続く。

ポップなロックン・ロールからカントリーや少々ブルージーなルーツ・ミュージックなどなどバラエティーに富んだ内容で、アルバムは全米16位、“君ん家じゃお袋さんはダンスが踊れないし親父さんもロックン・ロールが駄目。それが理解を得られないって理由さ”と歌われるシングル盤、Your Mama Don’t Danceが大ヒットを記録。

いつの世も子を思う親の気持ちってのは少々保守的で安全第一なので、悲しいかな自身が親になってみないと中々理解されないみたいで...


パワフル・エルトンの思い出

2021年09月14日 | ELTON JOHN

1970年11月17日、ニューヨークでのスタジオ・ライブ、17-11-70

デビュー・アルバムからサード・アルバムまでの曲を取り上げている。

パワフルなのはエルトンのボーカルやピアノだけでなくサイドを固めるディー・マレーの軽快なベース・ランニングとナイジェル・オルソンの手数の多いドラミングがさらに場を盛り上げる。

吟遊詩人の肩書きも吹っ飛ぶ様な迫力のある演奏は、残念ながら日中において我が国の標準的な家屋で十二分に楽しむにはチト厳しい。

一夜漬けのテスト勉強もそっちのけで、ジャケの写真の雰囲気を味わいたく、ヘッドフォンを装着し小さなランプだけを灯し深夜の真っ暗な部屋でボリュームを上げた。

草木もねむる丑三つ時、いよいよ締めの曲“布教本部を焼き落とせ(Burn Down The Mission)”で最高潮を迎える事に。

そして消し忘れた深夜ラジオからは、か細い音量でひと昔前流行った歌謡曲が聴き疲れた体に染み入り夜明けは近いとふと我に返る。

しまった! 出題範囲を全て復習する時間がないじゃん。山を張って一点集中の丸暗記に賭けるしか…  

結果は当然のごとく悲惨なものに。

まあ、いっか〜 

懲りもせずこれを何度も繰り返した故、今の自分があるのだと変に胸を張る今日この頃。


やっとワクチン摂取国民の半数に到達みたいですな

2021年09月13日 | PROG ROCK

草木のないこの荒涼たる大地に足を踏み入れ幾歳月。

もと来た道を戻ることも出来ず、立ち止まれば乏しい気力も失せこのまま朽ち果ててしまう不安に駆られる。

一体いつになれば出口が見えてくるのか?

いつか希望の光がと、心の底に微かな期待を抱き果てしない旅への歩みを続ける。

優しさに溢れ内省的でかつ励ましに満ちた曲が詰まっているムーディー・ブルースの1972年のアルバム、Seventh Sojourn

オジンになってようやくこのアルバムの素晴らしさがわかる。

まだまだ道半ばではあるけれど、早くコロナ・ウイルスによる災禍が収まり、芽生え始めた緑が荒涼たる大地一面に広がることを。

(僅かながらも芽吹きが...)


ポコの終焉

2021年09月10日 | West Coast Rock

私をカントリー・ロック好きにさせてくれた一番のバンドといえば、フライング・ブリトーやバッファローでもなく、またイーグルスでもなく、個人的にはやっぱりポコである。

軽快なカントリー・スタイルのロックにハイトーンの爽やかなコーラスが被さり、ラスティーの時折ハモンド・オルガンにも聴こえるスティール・ギターの演奏がなんとも言えない魅力だった。

バンド設立時の中心メンバー、リッチー・フューレィやジム・メッシーナが去り、さらにはベースのティモシィー・シュミットがイーグルスに引き抜かれても、残ったラスティーとポール・コットンを中心バンドは団結し1978年のアルバム、Legendやシングル・カットされたCrazy Loveでは脱退メンバーがいた頃になし得なかった大ヒット連発。

なんだか自分のことの様に嬉しく胸の空く思いだった。

それからレーベルが変わろうともずっと追いかけていたバンドであるが、2013年のラスティーのリタイヤー宣言(スポットのコンサートは行うもののバンドの新規アルバム制作はないなど)によってしばらくの間ご無沙汰だった。

つい最近のネット情報を見ると、なんとラスティーが今年の4月、ポールがつい先月と相次いで亡くなっていたことがわかった。

バンドとしての音楽活動が無くなったとして二人とも70代中盤でまだまだこれからの人生を刻めるはずなのに、残念に思えてならない。

本日はその追悼として、ラスティーとポールがバンド・メンバーとして出逢い初めて出した1971年のアルバム、From Insideでも。

ジム・メッシーナがバンドから去り、代わりにローカル・バンド、イリノイ・スピードプレスからポールが加入した。このアルバムでは楽曲の半数以上を提供したリッチーがバンドのリーダーではあったが、新加入のポールも自身の作品3曲を提供し存在感を放った。

内容的にはそれまでのポコのカントリー・ロックではあるが、ポールの加入によりアルバム全体のイメージは淡々としたブルージーな味わいに。

それが地味と取られるかもしれないが、この方向性がリッチーが脱退したその後のポコのミュージックの背骨となっていく。

もちろんもう少しポップでキャッチーなメロディーを取り入れればイーグルスには及ばずとももっとヒット曲が出せたのではないかと思うが、やっぱりポコのスタイルはこれで良かったのだと…

遅れ馳せながら、合掌。


サラリとスティーリー・ダン

2021年09月09日 | AMERICAN ROCK/POPS

1975年の4枚目のアルバム、Katy Lied(嘘つきケイティ)

ドナルド・フェイガンとウォルター・ベッカーら二人の中心メンバーを除くとオリジナル・メンバーがほぼいなくなり、豪華セッション・メンバーがバックを固めるスティーリー・ダン最終形態にいよいよ移行。

とはいえ後の一筋縄ではいかぬ展開はまだ身をひそめ意外とスッキリしたスティーリー・ダンが楽しめる。

唯一のらしい奇抜さと言えばジャケ面を飾るバッタ君ですかね?

えっ! オイラが主役?


久しぶりにシングルでも、その8

2021年09月08日 | BEATLES-BADFINGER関連

つい先日映画の大スター、ジャン-ポール・ベルモンド氏が御年88歳で亡くなられた。

彼のアクション物を子供の頃テレビの洋画劇場で何本か見た様な記憶が。

60年代のリオの男とかカトマンズの男、70年制作のアラン・ドロンと共演のギャング映画、ボルサリーノなど題名は浮かぶものの、それぞれの映画の筋を問われると心許ないが、ボルサリーノでは刑務所から出所したドロンがベルモンドと組んで暗黒街の頂点を目指すってお話で、確かその時彼はハンチング帽をかぶっていましたね?

ボルサリーノって言葉を調べてみると、ソフト帽やハンチング帽などを製造しているイタリアのメーカーらしく、この映画のタイトルもそこから来たとかどうとか言われているそうな。

我が家でそんなハンチング帽を思い出させるレコードといえばウィングスのMy Love

1973年発売のアルバム、Red Rose Speedwayから先行シングルとしてカットされ、前作Wild Lifeがイマイチ理解されず不調だった状況から脱却させ見事全米1位を獲得した。

ハンチング帽が似合う兄ちゃんがこれからどんどん出世していくって感じですかね。

それから次回はなんと刑務所から脱獄する大仕事やってのけるってな話も聞いてますけど。

夫婦仲バッチリみたいで


久しぶりにシングルでも、その7

2021年09月07日 | CCR and John Fogerty

6枚目のアルバム、ペンデュラムを出した後しばし音沙汰がなかったCCR、さらにトムがバンドから離脱して空中分解かと思われたが、どうもバンドはトリオで活動を続けることに。

1971年突如シングルとしてジョン・フォガティ節全開のロックンロール、Sweet Hitch-Hikerが登場しバンドの健在ぶりを示した。

しかしながら、アレ?って思わせたのは、B面にベースのスチュワート・クックが作った曲、Door To Doorが彼のボーカルで収録されているではないか!

それまでは、ジョンの作品もしくはジョンが主体となったR&Bのカバーが収録されていたのに...

その理由は翌年のCCR最後のオリジナル・アルバム、マルディグラで判明することに。つまり他のメンバーからの申し出によりメンバー各自が平等に曲をアルバムに提供するって事に。

ジョンが渋々その要求を飲んでアルバムが制作されたものの、ジョンの提供曲もしくは彼がボーカルをとるカバー以外は今までより一段レベルの落ちる平々凡々の仕上がりに。

てな事でアルバムの売り上げも落ちてバンドは解散。CCRのファンが求めていたのはどうもそれじゃ無かった様で...

このシングルの翌年に発売されたジョン作のシングル、Someday Never ComesCCRの聴き納めとなった。

後年ジョンはCCRのアルバムは6枚だと述べたとか。すなわちマルディグラは彼のカウントには入っていなかった。

実力が問われる世界では平等ってのはやはりなかなか成り立たない難しいものがあるって事ですかね?


久しぶりにシングルでも、その6

2021年09月06日 | American Hard Rock

グランド・ファンク・レイルロードの1973年のシングル、We’re An American Band

何故か新加入のクレイグ・フロストが欠席の3名による日本盤ジャケ

一発でリスナーの心を鷲掴みにするハードでポップなこのシングル盤で見事初全米1位を獲得。

これぞシングルA面の鑑といえる。

シンプルに楽しめて気分爽快、あのムソルグスキーも納得!