CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

カラフルからモノクロへ

2023年12月31日 | AMERICAN ROCK/POPS

元々ジャグ・バンドが前身だったが、折からのブリティッシュ・インヴェイジョンなる英ビート・グループのアメリカ進出やディランがアコギをエレキに持ち替えて作風を変えていったなどの影響を受け当時流行りのサイケデリック・サウンドを取り入れたエレキ・バンドとして誕生したグレイトフル・デッド。

その彼らも少々行き詰まりを感じたのか、気分を新たに原点回帰の作風に転換してレコーディングされたのが彼らのライブ盤を入れて通算5枚目のアルバム、Workingman’s Deadが1970年に出た。

(バンド・メンバーは6人だが、作詞を担当するロバート・ハンターも今回ジャケの表に写っていて、総勢7人の野郎共となっている。)

それまでのカラフルだったサイケデリック・ロックから彼らのルーツに回帰、即ち時代の流れに逆行するかの如くモノクロ的色合いのシンプルなサウンドに転換。

このアルバムでは少々枯れた感じのカントリー調フォーク・ロックやブルースが展開されていて、この変化がアメリカ人リスナーの琴線に触れたのか意外や意外これまでのサイケデリック路線を超える売り上げを記録した。

ところで何故サイケデリック・バンドのギタリスト、ジェリー・ガルシアが昨日アップしたアート・ガーファンクルのソロ・アルバムに参加していたのかがここで繋がった。

彼がゲストとしてギターを弾いた曲はブルー・グラス歌手チャーリー・モンローのDown In The Willow Gardenのカバー・バージョンだったそうな。

これも方向転換してアルバム、Workingman’s Deadを作ったことからのカントリー繋がりってことですね。


天使の歌声

2023年12月30日 | S&G and etc.

本日は1973年のアート・ガーファンクルのファースト・アルバム、Angel Clareでも。

(ギターにラリー・カールトンやディーン・パークス、ドラムスにジム・ゴードン、キーボードにはラリー・ネクテルやマイケル・オマーティアンら腕利ミュージシャンが起用されている。またゲスト・ミュージシャンとしてポール・サイモン以外にジェイ・ジェイ・ケール、ジュリィー・ガルシアにカール・レイドルなど南部ルーツ系が登場しているのも興味深い。)

S&G時代のBookendsからプロデュースを手掛けてきたロイ・ハリーを共同プロデューサーに迎え、ポール・サイモン以外の外部作家の作品をそれまでのイメージをあまり逸脱せずにソロ・シンガーとして表現していくコンセプトのアルバム。

選曲もよくアルバムは全米5位、アルバムからカットされたシングルもそこそこ売れた。

ゴロゴロしていないで動け!と言われ重い体を動かしようやく部屋の清掃とゴミ出し完了!

慌ただしい年末、アートのAngelな歌唱には心が癒されました。

 


難解な歌詞は無視するに限る

2023年12月29日 | AMERICAN ROCK/POPS

本日はスティーリー・ダンでも。

1973年の彼らのセカンド・アルバム、Countdown To Ecstasyを当時聴いて驚いた。

ハード・ロックを中心に聴いてきたオイラには時にサラッとジャズっぽく、またR&Bやソウルにラテン・タッチなんかも組み入れられうねりを感じ掴みどころがない新種のロックだった。

特に一曲目の菩薩(Bodhisattva)を初めて聴いてそのスピード感には圧倒された。歌の内容はまだベトナム戦争も続き先の見えない鬱屈から逃れるため宗教にのめり込むアメリカの若者を皮肉ったものらしい。

アルバム全体が世の中を斜視的かつシニカルに眺めている様な歌詞は英語が全くダメなガキだったオイラでは全く歯が立たず。

もうあれこれ考えずにただ音の流れに身を任せようと思ったね。

あれから、50年経った今でも変わらずであります。


旧規格のCDでも、その2

2023年12月28日 | Queen

本日はクィーンの旧規格のCDでも。

1973年にLPで発売された彼らのファースト・アルバムは1986年に初めてCD化された。

(プレスは英EMIのスウィンドンの工場でプレス)

初期のCDということでアナログ録音のマスター音源からデジタル化するAAD方式で制作されている。今ではデジタル録音が一般的となったので、AAD、ADDやDDDなどの表記が記載されなくなってしまったのでかえって懐かしい気持ちに。そして後に何度もリマスターされ更にハイレゾ音源なども登場するのではあるが、個人的にはこのアルバムの中身がお気に入りなのでサクサクと気持ちよく聴けた。

ちなみにクイーンのオリジナル・アルバムは海外盤が一足早くマーケットに登場し国内盤は確かその翌年に出たと思う。

しかし例外が一つあって、1981年に出たGreatest Hitsは1985年に国内盤CDが海外盤より早く登場。多分デビュー当時海外の評論家達がクイーンをこき下ろしたにも関わらず、日本でいち早く人気が出たことから、日本のファンに敬意を表し世界に先駆けてCD化されたのではないかと思っている。

それとは反対にビートルズのAbbey Roadも1983年に世界に先駆けて日本でCD化(品番CP35-3016)された。当時東芝EMIはCDのプレス工場を持っておらず、CDをオランダのフィリップスと共同で開発したソニーでプレスされたそうな。

ただビートルズ関係の商取引きは版権を持つ英EMIの縛りが厳しく、彼らの許可なしに制作された日本盤Abbey RoadのCDは発売中止・回収となり、このCDは非常に希少価値が高いものとなり中古でも高値で取引されていて当時運良く手に入れた人は今じゃウハウハですかね。

旧規格CD奥が深い。


旧規格のCDでも

2023年12月26日 | 特になし

80年代も末ごろとなるとCDの価格も手頃な価格となり買い始めた。そしてリマスターだとかリミックス、更にはボートラ付き再発という謳い文句に惹かれ同じアルバムを何度も購入する事に。

そうなると、旧規格のCDをあまり手に取ることは無くなった。

ちなみにリマスターされたCDは旧規格より音圧が旧規格より高く設定されているみたいで、同じボリュームで聴き比べるとリマスター盤は迫力がある様に感じる。

ただ、一般的には有名アーティストのCDとなると当時の最新鋭の装置を駆使してベテラン・エンジニアがデジタル・マスターを作成したと思われるので後年のリマスター盤と比較しても、ボリュームを調整すれば、もちろん微妙な違いはあるかもしれないが、劣る様なサウンド・クオリティーにはなっていないとは感じる。もちろんマスター・テープが喪失してしまいレコード盤起こしでデジタル音源の制作された音の悪いCDも存在するが....

てな事で、旧規格のCDでも久々に聴いてみる。

当時は日本、アメリカ、イギリスやオランダ他などでプレスされていたCDではあるが、同じ工業規格の機材や材料が使用されてプレスされていればそのオリジンに関わらずほぼ同じと言っていいのでは。違いがあったとしても無視できる程度ではないかと。

そこで今回西ドイツでプレスされた旧規格のCDでも。

(ポリグラムによる西ドイツ・プレスのCDの音がいいという人もいる様だが....)

(エルトンのCDもリマスターされる以前は西ドイツでもプレスされていた)

巷では音がいいとかどうとかで西ドイツ・プレスの旧規格盤を収集しているコアなマニアの人たちがいるみたいだけれど、実際の所はどうなんだろう?

個人的には、1990年10月1日東西ドイツが結合し統一ドイツがその主体を獲得した事によって、その日より旧西ドイツは存在しない事になったのである。つまり旧西ドイツ時代にプレスされたCD盤は、そんな激動の時代達があったことを思い出させるって意味で貴重なのかな?

1956年のハンガリー動乱や1968年のプラハの春の時はソ連軍が首都に乱入してきたのだが、1990年ソ連軍はベルリンにはやってこなかった。

当時はペレストロイカのゴルビーが大統領だったので納得。

ただ、西ドイツ・プレスのBack In The USSR、ソ連を茶化したこの曲をゴルビーが当時聴いていたら....


やっぱりブルース・ロック、その6

2023年12月26日 | Jeff Beck, Eric Clapton and etc.

本日はクリームでも。

バンド解散後の1970年に出たライブ・アルバム、Live Creamは1967年から68年にかけて行われたアメリカ公演から選曲された。

オイラが主役!とばかり三者三様に各自が強烈に主張し合い、単なるブルース・ロックの範疇には収まらないハードでアグレッシブな演奏は唯一無二。

すんばらし〜の一言。


バーニー頑張る

2023年12月25日 | West Coast Rock

イーグルスのメンバーは1974年の3作目のアルバム、On The Boarderでバンドの方向性に関してプロデューサーだったグリン・ジョンズと対立。

2曲のみロンドンでレコーディングした後アメリカに戻って行った。そして新プロデューサーにビル・シムジクを起用、更によりハードなサウンドを求めてリード・ギターにドン・フェルダーを加入させアルバムを完成させた。

カントリー・ロックを主としたフライング・ブリトー・ブラザーズに籍を置いていたことのあるバーニー・レドンはこの動きには納得し難いものがあったのかバンド内で孤立していく事に。

そんな中、ニュー・アルバムの制作が始まり1975年に出たのがOne Of These Nights。

このアルバムは前作から参加したプロデューサーのビルと新ギタリストのドンによってもたらされたスパイスがイーグルスを新たな方向へと向かわせた様に思う。特にそれまでとは異なる味付けのタイトル曲のOne Of These Nightsとウエスト・コースト系ロックの爽やかさ(歌詞の内容は決して爽やかって感じではないが)を代表するLyin' Eyesが対となってアルバムにメリハリをつけ、全米1位の大ヒット作となる。

一方バンド内で追い詰められた形のバーニーは結局このアルバムが最後の作品となったが、3曲の佳曲を提供し有終の美を飾ったと言えるだろう。彼が作ったカントリー・ワルツのHollywood Waltz、プログレ・カントリーとでも言えるJourney Of The Sorcererに優れたバラード曲I Wish You Peaceは他のメンバーの曲に負けてはいない。

個人的にはカリフォルニアよりこのアルバムの方が全体的に上手くバランスが取れていて、本当に心地よくサクサク聴けるオイラのお気に入りの一枚です。


マウンテン3

2023年12月25日 | American Hard Rock

1971年と言えばハード・ロック・ファンにとっては前年に続いてレコード豊作の年だった。

先日のグランド・ファンクのSurvivalだけでなく、すぐに思いつくだけでもツェッペリンのIV、フーのWho’s Next、ユーライア・ヒープのLook At Yourself、ディープ・パープルのFire Ballにウィシュボーン・アッシュのPilgrimageなどなど。

ガキの小遣いだけではとてもじゃないけれど一式揃えることは出来ない。当時買いそびれたレコードは働き始めてからぼちぼち集め出す事に。

そう言えばこのアルバムも買いそびれたうちの一つ。

アメリカのハード・ロック・バンド、マウンテンの1971年の実質的なセカンド・アルバム(レスリーのソロ・アルバムをカウントすれば通算3枚目となる)Nantucket Sleighride。

Travelin’ In The Dark(暗黒への旅路)のイントロは全日本ハード・ロック協会の初級検定イントロ・クイズに出してもいいぐらい印象的(もし存在するなら)。

ただこのアルバム当時買いそびれてしまって、その後忘却の彼方へと。

ところが2008年にソニーから紙ジャケ仕様のリマスターCDが出たので購入。

 


8月のジングル・ベル

2023年12月24日 | American Hard Rock

そう言えば今日はクリスマス・イブ。

オイラもマウンテンがらみでクリスマス・ソングでも。

マウンテンがクリスマス・ソング?

1974年マウンテン再結成でのライブ・アルバム、Twin Peaks(異邦の薫り)で確かに。

4曲目のレスリー・ウエストによるギター・ソロでトラックの最後の方でジングル・ベルが...

この公演確か1973年8月の日本公演だったのに何故かジングル・ベル?

 

 

 


週末は古いレコードを洗う

2023年12月23日 | AMERICAN ROCK/POPS

週末はアライグマの如く古いレコードをシコシコ洗う。

静電気除去スプレーをサラッと吹きかけレコードクリーナーで盤面を一拭きしても取れない溝にこびりついたゴミを脱脂綿にたっぷり水を含ませこそげ落とす様な感じでゴシゴシ。洗浄・乾燥後2−3回再生させるとレコード針が盤面の残ったゴミを掻き出してくれる。

ドラッグ・ストアの蒸留水を洗浄に使うマニアもいるが、数万円もする著名バンドのオリジナル初回プレス盤ならいざ知らず、中古屋で二束三文で買い叩かれる様な盤しか所有していないオイラとしては水道水で十分。

今日は久々に女性シンガー、イボンヌ・エリマンが1979年に出したアルバム、Yvonneを洗浄し再生してみることに。

1971年にロック・ミュージカルのジーザス・クライスト・スーパー・スターのマリア役抜擢され、その後クラプトンの1974年の461  Ocean BoulvardからSlow Hand バック・コーラスとして参加。またビー・ジーズのディスコ・ソング、Love Me(全米14位)や If Can’t Have You(全米1位)などを歌い大ブレーク。

このアルバムはディスコ・フィーバーも下火となった70年代末期での発売ということで、全米174位とヒットはしなかったが、歌が上手いのが印象的。

またバックのセッション・ミュージシャンも、TOTOのメンバー、ジェイ・グレイドン、ジム・ケルトナー、スティーブ・クロッパー、リー・リトナー、エリック・カルメンやドクター・ジョンなどそうそうたるメンバーで、これまた彼女のボーカルを引き立てる完璧なバック・アップ。

日系人の母親とアメリカ人の父親の間にハワイで生まれたということで、顔つきがアジア系で親近感があるよね。


サバイバル成功!

2023年12月22日 | American Hard Rock

本日はグランド・ファンク・レイルロードの1971年の4枚目のスタジオ・アルバム、Survivalでも。

サウンドはトリオによるいつものハード・ロックが楽しめる。

ただアルバムの目玉となる様なオリジナル曲は見当たらず、このアルバムからシングル・カットされたのはデイブ・メイソン作のFeelin’ AlrightとストーンズGimme Shelterの2枚のカバー曲だったのがチート寂しいかな。

70年代新たなロック・バンドが次々と誕生し流行も時には一夜で変化する厳しい業界ではあるが、アルバムは全米チャート6位に食い込み見事サバイバルに成功!

伝説の1971年7月17日の後楽園球場ライブ。


出所祝いの一枚

2023年12月21日 | CSN&Y

70年代から中々ヤク中から逃れられないクロスビーの旦那。

1983年にニールがクロスビーにもしヤク中の問題が解決するならCSN&Yを再結成する約束をしたものの、ことはそう簡単には解決しない。

結局クロスビーの旦那、1985年に逮捕され翌年5ヶ月のムショ暮らしを強いられる事に。

そして出所後約束通りニュー・アルバムのレコーディンングがスタート。1988年に1970年のアルバムDeja Vuから数えて18年ぶりに4人揃ってのアルバム、American Dreamが完成。

(クロスビーの旦那、やっぱりダイエットしてバーズ時代のガタイに戻らないとね。)

4人がそれぞれ曲を書いてアルバムに収録された。各々の個性がそれぞれの曲によく出ていて、またかってのコーラスも健在でこれぞCSN&Yのアルバム!

って言いたいんだけれどこの手のコラボとなると、ニールがいつも全部持っていってしまい、出所祝いの当事者クロスビーの旦那霞んじゃってるね。

それから18年のスパンはやっぱり長すぎたかな? なんとなく70年代の懐メロって感じがしないでもない。 

鉄は熱いうちに打て!って如く70年代に各自ソロ活動の合間を埋める形でこのメンツで矢継ぎ早にもっとアルバム出しとけば良かったと思うのだが...


オイラとビートルズ

2023年12月20日 | BEATLES-BADFINGER関連

昨年に出たビートルズの再発盤Revolver、腐れ縁とでも言ったら良いのか金もないのに無理をして1年遅れでようやく仕入れることが出来た次第。

オリジナルは1966年で、当時主流だった4トラックのレコーディング・システムに逆回転、テープ・ADT(アーティフィシャル・ダブル・トラッキング)などの工夫を凝らしたさまざまな手法を採用しサイケデリック・ミュージックの最先端を歩んでいた。

とは言えまだまだステレオの再生装置が一般的なリスナーに普及していない時代だった事から、ビートルズのメンバー達もモノ・ミックスに主体を置き、どうしてもステレオ・ミックスはスタッフ任せのおざなりになっていたそうな。

そのためオリジナル盤はステレオ再生おける左右のチャネルのサウンドのバランスがうまく取れていない曲もあり、特にヘッドフォンによる再生で違和感があった。

それらを解消するためAIの最新技術を使ったデミックスなる手法でサウンドを抜き取り再配置しバランスの取れた音源を作り出したって事らしい。

一聴してみて、確かにクッキリした音源になっていて違和感は感じられない。これが21世紀の聴きやすいビートルズって事ですかね。

ただ旧音源を長年聴いてきたオイラには、当時流行し始めた最先端のサイケデリック・ミュージックと言う観点から考えるとオリジナルのアンバランスで少々ぼやけ気味の音像の方が案外しっくり来る。

ところでつい最近2023年版の赤盤・青盤が再発され追加された曲を含めて全てリミックスされているって事は今後続編が数年おきに登場することになっているのだろう。

2017年のペパー軍曹で始まったこの企画、オリジナル・アルバムは残り6枚でマジカル、サブマリンとパスト・マスターズを加えれば計9作品。今までの発売ペースだと完結までにあと10年?

だめだ、こりゃ~

オジンは古いやつでよし!


たまにはメタルでも

2023年12月19日 | BRITISH ROCK

常に幅広く音楽を聴くため色々なジャンルの音楽をつまみ食いしながら日夜研鑽に励むオイラではあるが、やっぱりジャンルによっては得手不得手はある。

クラシック系の音楽となると何処かに気に留める様なフックがないと単調に聴こえてしまいあっという間に眠りについてしまうし、フリー・ジャズやラップなんかも苦手の部類ですかね。

本日は普段それほど聴かないメタルでも。

ジューダス・プリーストの1979年のライブ・アルバム、Unleashed In The East, Live In Japanをトライしてみようと思う。

デビューして5作のスタジオ・アルバムを出しそのうちの4枚から選曲した日本公演の模様が記録されている。このアルバムでそれまでマイナーだった彼らの存在がアメリカで広く認知され、初めてチャート100位以内の全米70位に輝く事に。欧米バンドにとってやっぱりMade In Japanって成功へのプレリュードなのか?

演奏はタイトでハード、リード・ギターの音色もきれいに聴こえるし、更に人間業とは思えない高音の迫力あるボーカルも凄い。

たまに聴けば新鮮! 中々いけてます。

ただメタル系はやっぱりオイラとしてはフィジカル的にはちーと辛いかな。

若者の様に過激なヘッド・バンギングなんてやればオジンなオイラは頚椎ヘルニア確定だからね。


オイラのニュー・ミュージック原点、その2

2023年12月18日 | JAPANESE

個人的に和物の原点となるアルバムと言えば荒井由美以外にこのアルバムも忘れてはいけない。

1973年の師走、ちょうど50年前の今頃に出たお化けアルバム、井上陽水の氷の世界。なんでもLPの売り上げが初めて100万枚を超えた記録を打ち立てた。

当時音楽好きの若者がいた家庭ではほぼ一家に一枚って感じで、そのためかどこの中古ショップでもよく見かけるアルバムでもある。

(陽水の変貌って帯に書かれたキャッチ・フレーズが目を惹く。)

(ロンドンでの一コマって感じの写真ですかね? 電話していないのにボックスに入ってかけてるポーズ、あるあるネタ)

過去の2枚のスタジオ・アルバムよりも曲によってはロック色が強まりオイラのアンテナにも引っ掛った。

井上陽水はビートルズを結構気に入っていた様で、このアルバムでも幾らかの曲をわざわざロンドンまで出向いて、あのビートルズやその他有名ミュージシャンが使ったトライデント・スタジオや別の著名なアドビジョン・スタジオなどで現地のミュージシャンとレコーディングしたそうな。

サイドAはアップ・テンポの“あかずの踏切”から2曲目の“はじまり”更にフォーク調の“帰れない二人”へとシームレスに繋がってゆき、4曲目ではワルツ調の“チエちゃん”のそしてロックな“氷の世界”へと目まぐるしく展開していく構成が芸風は違えどやっぱりビートルズを意識していたのかな?