CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

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オイラのニュー・ミュージック原点、その2

2023年12月18日 | JAPANESE

個人的に和物の原点となるアルバムと言えば荒井由美以外にこのアルバムも忘れてはいけない。

1973年の師走、ちょうど50年前の今頃に出たお化けアルバム、井上陽水の氷の世界。なんでもLPの売り上げが初めて100万枚を超えた記録を打ち立てた。

当時音楽好きの若者がいた家庭ではほぼ一家に一枚って感じで、そのためかどこの中古ショップでもよく見かけるアルバムでもある。

(陽水の変貌って帯に書かれたキャッチ・フレーズが目を惹く。)

(ロンドンでの一コマって感じの写真ですかね? 電話していないのにボックスに入ってかけてるポーズ、あるあるネタ)

過去の2枚のスタジオ・アルバムよりも曲によってはロック色が強まりオイラのアンテナにも引っ掛った。

井上陽水はビートルズを結構気に入っていた様で、このアルバムでも幾らかの曲をわざわざロンドンまで出向いて、あのビートルズやその他有名ミュージシャンが使ったトライデント・スタジオや別の著名なアドビジョン・スタジオなどで現地のミュージシャンとレコーディングしたそうな。

サイドAはアップ・テンポの“あかずの踏切”から2曲目の“はじまり”更にフォーク調の“帰れない二人”へとシームレスに繋がってゆき、4曲目ではワルツ調の“チエちゃん”のそしてロックな“氷の世界”へと目まぐるしく展開していく構成が芸風は違えどやっぱりビートルズを意識していたのかな?