詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

訃報:筒井修さん死去~福岡地区合同労組の大黒柱が倒れた

2020年01月23日 | 犯罪
〔福岡県TSより〕

 本物の闘士が命を削って闘い続け、亡くなりました 大黒柱が倒れた、という感じです。

 40年間、福岡市で見捨てられてきた中小零細企業の労働者、特に非正規労働者や障害者労働者の組織化を行い、不当解雇やパワハラ、差別と闘ってきた福岡地区合同労働組合の代表執行委員の筒井修さんが、1月18日死去しました。

 亡くなる一週間前まで、労働争議や市民運動に取り組んでいました。
「筒井修さんが、2020年1月18日の朝、亡くなりました。」
http://blog.livedoor.jp/fukukyuen/archives/54244832.html

 周知の通り、日本に労働組合は官公労の正規職員や大企業の正社員が中心です。
 最近になって連合などは非正規労働者の組織化を言い始めていますけれど、一部を除いて遅々として進んでいません。

 それに対して筒井修さんは40年前から
「一人の首切りも許さない」
「一人でも入れる合同労組」
を掲げた福岡地区合同労働組合を立ち上げ、旧総評や旧同盟が無視していた中小零細企業の非正規労働者組織化しました。

 筒井さんは
「労働者の権利は闘って勝ち取るもの」という原則的な労働運動を貫きました。
 ストやデモ、社前行動、労働委員会、裁判闘争など、大手労組がやらなくなった闘いを行いました。
 代行主義ではなく、当事者が自分から立ち上がって闘う闘争を実行しました。
 
 筒井さんはまた、「労働運動と市民運動の結合」を早くから実践しました。

 企業別の大手労組が企業内だけの活動に埋没するのに対し、筒井さんが率いる福岡地区合同労働組合は、反戦平和、反原発、反差別、反貧困、反弾圧、反天皇制、死刑廃止、そしてアベ政治を許さない!、を市民運動団体と共に闘いました。

地域共闘を基本としました。
 不当逮捕など警察の人権侵害と闘う福岡市民救援会の共同代表になったことは、その実践例です。

 私は生前の筒井さんと何回か会ったことがあります。
 寡黙で控えめな印象の人でした。
 「俺は男だ!」と口先だけの元タレント知事や、暴言を歯切れよくしゃべりまくる副総理とは正反対の人でした。有言実行の人でした。

 筒井さんは昨年、死に至る病に冒されていることを知りました。しかし病をおして活動を続けました。
 亡くなる寸前まで、病と現場の闘争という二重の闘いを貫徹しました。  


最新の画像もっと見る

コメントを投稿