詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

北海道が大変だ!原発での人体実験ばかりでなく遺伝子組み換えでも・・

2011年09月30日 | 大震災・原発事故

「遺伝子組み換え」で検索をしたら、『遺伝子組み換え食品2006-2011』ー「ここ」 ・・くらいしか見つからなかった。
◆少し古い記事だけど『日刊ベリタ特集:遺伝子組み換え/クローン食品』はー「ここ」
どなたか、最新の記事やもっと詳しいサイトをご存知の方紹介をよろしく!

冒頭サイトの最新記事(記事の一番下)はー
《ノーステック財団、密閉型の植物工場 遺伝子組み換え植物生産
北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団)は1日、遺伝子組み換え植物などを人工的に栽培できる「植物工場」を札幌市内に建設すると発表した。建設費は10億円で、約6億円を国が補助する。企業に開放し、道産農産物を原料にした医薬品開発に役立ててもらう。
11月から産業技術総合研究所(産総研)北海道センターの敷地内で植物工場を建設し、2012年6月に完成させる。延べ床面積は910平方メートル。工場を密閉し、実験的に栽培する植物の花粉が外部に出ないようにする。
植物工場では、遺伝子組み換え作物の開発や、水耕栽培の収量拡大技術、植物から効率的に医薬成分を抽出する技術を研究する。製薬会社や食品メーカーなどを対象に貸し出す予定で、年内にも公募する。
ノーステック財団は、北海道大学や産総研などが進める基礎研究を植物工場を使って実用化につなげる。産総研が進める犬の歯周病を治す「イヌインターフェロン」を含んだイチゴ開発の基礎研究を実用化できれば、「道内農産物の付加価値の向上にも役立つ」(同財団)という。
同工場建設にあたり、経済産業省の「先端技術実証・評価設備整備補助金事業」から補助金が支払われる。全国28研究機関が応募し、11機関が採択された。(日本経済新聞 2011/07/02)

遺伝子組み換えパパイア輸入へ 生で食べる作物で初
【ロサンゼルス=共同】遺伝子組み換え技術を使って栽培されたハワイ産パパイアが、12月にも日本へ輸出できる見通しとなった。生で食べる機会が多い遺伝子組み換え作物を日本が輸入するのは初めて。消費者に遺伝子組み換え作物への抵抗感が強い日本市場で受け入れられるか、関係者は注目している。
在日米大使館は8日、東京都内で、このパパイアを開発した技術者の講演会を開く予定。米国で栽培が盛んな遺伝子組み換え作物をさらに受け入れるよう、日本側への働き掛けを強める構えだ。
このパパイアは「レインボー」と呼ばれる品種で、パパイアの木を病気にさせるウイルスへの抵抗力がある。ハワイでは一般的に栽培、消費されており、米国は安全性に問題はないとして日本に受け入れを求めてきた。
日本の消費者庁は8月31日付で、遺伝子組み換え作物に関する食品表示の規則を改定し、対象の品目にパパイアとその加工品を追加。輸入解禁に向けた主な手続きが終わった。
輸入は、規則施行日の12月1日に解禁。ハワイのメディアは「10年越しの交渉」が実ったと好意的に伝えている。
遺伝子組み換え技術を持つ米企業などでつくる「バイテク情報普及会」によると、日本では外国産の遺伝子組み換え大豆やトウモロコシが油などの加工食品の原料に使われているとみられる。(日本経済新聞 2011/09/06)

◆以前紹介した「遺伝子組み換え食品」についてのブログ記事『もはやすべての食べ物が危ない!&ブラジルでの遺伝子組み換え大豆との闘い』はー「ここ」



無差別殺人事件犯人の心理ー『タクシードライバー』等を末期資本主義マスメディアから考察(1)

2011年09月30日 | 映画
(画像最手前で足を組んでいるのが鉢呂前経産大臣辞任問題で大活躍だった記者 )

”無差別殺人事件の犯人の心理も近いものがあるのかも”というコメントに同感だったぼくの映画の師匠のブログ記事だった。

そして、その原因はたぶん、欲望を刺激するばかりの末期資本主義社会の大量消費マスメディアの洪水のような宣伝・洗脳にあるのではと推測する。

ぼくの映画の師匠の記事「『ろくでなし』外伝(157)ー映画史的にも重要と思われる3本の映画―『キャリー』、『ロッキー』、『タクシードライバー』―が、偶然とはいえ76年に発表されているという事実」はー「ここ」

ふるさと北海道泊原発についての記事やドキメンタリーあれこれ

2011年09月29日 | 大震災・原発事故
『北電やらせ 原発受注企業も/大成や三菱重工…泊原発「聴く会」で意見表明』はー「ここ」
◆これほど泊原発について詳しいのは珍しいブログ記事『誰の、何のための、泊原発「再稼動」なのか? 北電「やらせメール」&高橋はるみ北海道知事の”献金問題”』はー「ここ」
◆他のブログ記事がとても面白い小樽のスープカレー屋さんのブログ記事『本当は泊原発なしでも大丈夫な北海道!』はー「ここ」

◆泊原発が作られたのは横路衆院議長が道知事だった頃だが、その経過に詳しい平田剛士のドキメンタリー『漁民解体ー岩内郡漁協と原発計画』はー「ここ」
◆北海道の開拓農家出身で、三里塚で自然農業をやってる小泉 英政氏の作品はー「ここ」

読み応えのある記事満載のたんぽぽ舎の記事『原因者負担の原則により原発を撲滅しよう!』

2011年09月29日 | 大震災・原発事故
『たんぽぽ舎 : 地震と原発事故情報186~原因者負担の原則により原発を撲滅しよう!』は読み応えのある記事満載。
それはー「ここ」

一部の記事だけをアップするとしたい。
★3.原因者負担の原則により原発を撲滅しよう!―9.19の感想と今後の方向( 中村泰子)
3.11以後、人々の意識は、「原発いらない」「政府に騙された」「私たちはバカにされている」と気付き、自ら声をあげ、共同して行動しようと変化してきた。明治公園で行われた9.19「さよなら原発1000万人アクション」集会とデモへの6万人の結集は、その表れだと思う。原水禁系と原水協系が、積年の対立を超えて初めて「脱原発」で合流したことを、今後の共闘の第一歩としてほしい。変わらないのは、政府・財界の意識だ。事故によって原発のウソがこれほど実証されても、平気で開き直り、新たなごまかしで押し通してくる。国庫と情報を握っているので、これまでどおり、いかようにも操作できると踏んでいるのだろう。

例えば、政府は4月13日に電源三法交付金の交付規則をこっそり変えていた(東京新聞8.17)。
(1)今後原発の新設・増設を受け入れた自治体への交付金増額
(2)既設の原発では、発電実績に応じた交付金とする。発電しなければ交付しない(これまでは発電ゼロでも交付金がもらえた)。つまり、定期検査後再稼働しないと交付金が出ない。露骨なアメとムチ政策だ。また、原子力損害賠償支援機構法という東電利害関係者救済のための悪法が8月3日に成立した。
被害者への損害賠償資金という名目で、支援機構が東電に資金援助する(すなわち東電は延命する)。そのお金は電気料金に上乗せして徴収する、必要に応じて税金も投入できるというものだ。福島第一原発事故の賠償は、まず東電が全有価資産を売却して、原子力損害賠償法が定める「無限責任」を果たすべきだ。また、国は原発推進政策の責任をとって、謝罪の上、危険・有害・金食い虫ですでに破綻している原発・核燃料サイクル政策をさっさと撤回すべきだ。そして、そのための予算、積立金をすべて吐き出し、原子力関連天下り機構を解体して資金を作り、賠償原資とすべきである(数十兆円になるはず)。原発利権関係者のための国策だから、利権関係者が負担すべきで、税金や電力料金という形で国民に負担を課すのは、筋違いもはなはだしい。聖域化されている原子力関連予算・積立金を賠償、事故収束のための原資とさせることが、原発の資金源を断つことであり、廃絶につながる。原因者負担の原則を徹底して守らせる運動を強めよう!

★5.福島原発 遮水璧をまず原発陸側に、一刻も早く造れ 地下水流入、海への汚染を元から絶て―海洋汚染で提言
○福島第一原発から汚染水が海に流出している問題で、地下水などの専門家が「原発周辺の陸上部分に、一刻も早く地下水の流入をせき止める壁を造ることが先決」と緊急提言している。海側に遮水璧を設置するより低コストで、時間もかからないという。「海への汚染を元から絶つ」提言とは―。
○「台風などで雨の多い季節。対策は待ったなしだ」と話すのは、雨水利用に詳しい東邦大客員教授の村瀬誠氏(62)と、土壌や地下水の汚染対策の会社を経営する鈴木喜計氏(60)。かつて二人はともに自治体職員として、工場の有害物質による土壌・地下水汚染問題に取り組む中で知り合った。(中略)
○東京電力も事故収束に向けた工程表の中で、地下水流入と汚染水流出対策として年内にも「鋼管(鋼矢板)を打ち込んで、原発周辺をぐるりと囲う遮水璧」を造る工事を始めるとしている。しかし、両氏は「工事の難しい海側まで囲わなくても、まずは原発周辺の内陸側をコの字形に三方を囲む壁を造るだけで応急処置になる」と提案する。具体的には、水を通しにくい泥の層までは五メートル程度とされる。その下の深さまで鋼矢板を一キロ弱の壁状に打ち込む。「海側にまで壁を造るより、はるかに安くあがる。予算は一千億円ともされるが、半分程度で済む」と研究に参加する土木の専門家は指摘する。(中略)
○鈴木、村瀬の両氏は「放射性物質は海で薄まっても、食物連鎖で魚介類に濃縮され、人の口に入る」とし、こう訴えた。「汚染水をタンクに貯蔵するなどのやり方で、年間一五00ミリにもなる福島の降雨と闘うのは荒唐無稽。それより内陸側からの地下水を元から遮断すべきだ」(2011.0927.東京新聞より)

★6.海水汚染 東電推定より早い日時に海へ放射能電力中央研解析 3月26日から、と発表流出量も3倍以上。またも東電の過小・ウソ発表が明らかに 東京電力福島第一原発事故で発生したセシウム137などの放射性物質を含む汚染水は、三月二十六日に海への流出が始まり、四月中旬ごろまで原発近くの沿岸に高濃度でとどまった後、海の渦に流されて拡散したとの解析結果を、電力中央研究所の津旨大輔上席研究員らが二十五日までにまとめた。 東電は「流出は四月一日から」としているが、もっと早い段階から汚染水が漏れていた可能性が出てきた。また津旨研究員らは海への流出量を三五00テラベクレル(テラは一兆)と推計、東電発表の三倍以上となった。(中略)
解析結果は二十六日から福岡県春日市で開かれる日本海洋学会で発表する。※汚染水 3月11日の東日本大震災に伴う福島第一原発事故で、原子炉へ注入した水が漏れるなどし、建屋や立て坑にたまった放射性物質を含む水。
4~5月に高濃度汚染水の海への流出が2回見つかったほか、移送先確保のため比較的低濃度を1回、意図的に放出した。電力中央研究所の津旨大輔上席研究員らは、これまでに海に流出した汚染水中のセシウム137の総量は3500テラベクレル(テラは一兆)に上ると推計。この数値は過去の大気圏核実験で海に降下した総量よりは少ない。(2011.0926. 東京新聞より抜粋)。

危険すぎる神奈川県の核燃料加工工場や米原子力空母

2011年09月29日 | 大震災・原発事故

ここからイラクへと出航して、人々の頭上に爆弾(劣化ウラン弾も)の雨を降らせた米原子力空母が出入りしたり、グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン(株)核燃料加工工場(東芝・日立・GE出資の原発用の核燃料やMOX燃料をつくる会社)があったり・・と相変わらず危険な神奈川県について『【たんぽぽ舎発】海(東京湾)に浮かぶ2つの米軍原子炉、撤退せよ』はー「ここ」

チェルノブイリでさえも、避難地域が5ミリシーベルト(帯状の東京都と同じ位の面積)だったのに、福島原発ではその4倍へと引き上げて、20ミリシーベルトとはこれいかに?

単純に言うと、日本人のすべてが、日本政府がきちんと東電に被害補償をさせない、する気がない・・ので産地偽装の多いという野菜・魚等の汚染食料のせいもあって・・
チェルノブイリの数倍~数十倍危険な状態に晒されていると言うべきではないのか?

2・26事件後の皇道派から統制派への交代とも表現すべき裁判所の暴走&米国の陰謀

2011年09月29日 | 政治
証拠改ざんで信用が失墜した検察に代わって、法務官僚・裁判所のファシズムへとバトンタッチという現状。
これは、2・26事件後の皇道派から統制派への交代ではないのか・・という記事『司法官僚による「市民感覚」の謀略 - 小沢有罪への道 』はー「ここ」

枝野経済産業大臣を手足として使うアメリカの陰謀についてのブログ記事『TPP「交渉入りと参加は同じ」』はー「ここ」

最新の詩  『この世で唯一確かな事』

2011年09月29日 | 
すべての物は滅ぶ運命
人間もまたそうだ

どんな大金持ちや高給官僚だろうと
路上生活者だろうと
ぼくみたいな貧乏人だろうとも

死は
どんな生き物や
誰にでも平等に訪れるもの
どんな財産も地位や権力も
あの世まで持ってゆくのは到底不可能だ

目先の私利私欲にあくせくするのではなく
もっと世のためや人々のために
貢献すべきではないのだろうか

検察や裁判所が暴走し、発狂してゆく理由とは?

2011年09月28日 | 物語
検察や裁判所が暴走し、発狂してゆく理由について考察したブログ記事『不当判決を出す裁判所の問題点:「人質司法」「判検交流」「人事制度」』はー「ここ」

社民党以外の政党が、小沢氏の国会への証人喚問要求と元秘書石川衆院議員辞任を衆議院に提出という。
まったくなんというふざけた政党や政治家どもばかりなのだろうか。
↓にアップした江川詔子さんの言うように、この事件は証拠がゼロの限りなく冤罪に近い事件であり、この事件を認めることは、時代に逆行した検察とその下請け機関に堕落した裁判所のファシズムに迎合する政党・政治屋ばかりというしかない。マスゴミはとっくに彼らの翼賛宣伝部門という糞まみれ状態だが・・
そのような政党や政治屋やマスゴミたちは、今後一切民主主義や法律について語るな!と言いたい。

《江川詔子さんのブログ記事からー
小沢秘書裁判の結果を受けて。
裁判所の大胆で強気な判断の連続に、判決を聞いていて驚きを禁じ得なかった。

実際に報告書を作成した石川知裕、池田光智両被告は有罪とされることは十分ありうる、と思っていた。この事件は、お金の出入りについて、政治資金収支報告書に記載すべきかどうか、いつ記載すべきかが、本来は最大の争点だった。なので、実際に支出があった年に報告しなかったり、小沢一郎氏の他の政治団体など身内間の金の融通についても逐一報告しなければ違法、と判断すれば、有罪になる。

なので、主文言い渡しの際、2人が有罪となったことについては(求刑通りという厳しさには「おっ」と思ったが)、特に驚いたわけではない。驚いたのは、判決理由と、陸山会事件で大久保隆規被告も有罪とした点だった。  

東京地裁は、6月に証拠採否の決定で、検察側主張を支える供述調書の多くを退けた。自ら証拠を排除しておいて、判決ではそれを「当然…したはずである」「…と推認できる」など、推測や価値観で補い、次々に検察側の主張を認めていった。しかも、その論理展開は大胆に飛躍する。

たとえば、大久保被告の関与。同被告が政治資金報告書の作成に関与していないことは争いがない。しかも、石川、池田両被告が「報告書原案を大久保被告に見せて了承を得た」とする検察側主張を、裁判所は判決で退けている。

にも関わらず、石川被告から土地の登記の日をずらすよう不動産会社と交渉して欲しいと頼まれたことで、小沢氏が建て替えた4億円を隠蔽することについてまで、大久保・石川両被告人は「意思を通じ合った」と決めつけた。さらに、それから半年後の報告書に虚偽を記載する共謀までできあがったと認定。そのうえ、石川被告から後任の池田被告に事務に関する引き継ぎをもって、「石川を通じて池田とも意思を通じ合った」と断定した。そんな証拠はどこにあるのだろうか。

法廷で明らかになったことは全く逆の事実だった。石川被告が自身の選挙の準備で忙しく、丁寧な引き継ぎを行わなかったうえ、この2人の関係は疎遠だった。池田被告は厳しい石川被告を恐れ、満足に問い合わせもできずにいた。そのため、報告書に記載された金についての認識も、両者で食い違う。

にも関わらず、石川被告を媒介に大久保被告と結びつけられたうえ、判決でいきなり「大久保に報告するのが自然である」と認定された池田被告は、よほど驚いたのか、目をぱちくりさせていた。

いくら「名ばかり」といえども、会計責任者になっている以上、石川、池田両被告人の行為が違法と判断されれば、大久保被告の道義的、あるいは政治的な責任が問われるのは当然だろう。しかし、だからといって刑事裁判において、裁判官の価値観と推測によって、かくも安易に共謀を認定し、刑事責任を負わせるというのは、あまりに荒っぽく、危険に思えてならない。

犯罪の実行に直接関与せず、それについての相談にも乗らず、謀議もなく、事後にも何の報告も受けず、犯罪の存在すら知らずにいても、共謀が成立して有罪となるのでは、企業などでは部下の犯罪は知らずにいても上司の罪となりうる。これでは、郵便不正事件で、係長が行った公的文書の偽造を上司の村木厚子さん(当時課長)は知らないはずがない…という思い込みから出発した(と考えられる)大阪地検特捜部の発想や判断と同じではないのか。

水谷建設から石川被告への5000万円の授受も、目撃者も裏付け証拠もないまま、同社関係者の証言だけで、「あった」と断定した。これなら、複数の仲間が一定の意図の下に「金を渡した」というストーリーに基づいて話を合わせれば、それが事実ということになり、いくらでも事件が作れてしまう。石川被告に5000万円を「渡した」とする証人は1人だけで、しかも、その証言に疑問を投げかける別の証人も2人いた。にも関わらず、「渡した」と決めつけるのは、被害者の訴えだけで逮捕されたり有罪判決を受けたりする痴漢冤罪事件と同じ構図に見えてならない。  冤罪を防ぐために、昨今は痴漢事件でも、手に付着した下着の繊維片などの裏付け証拠が重視されるようになってきた。今回の判決は、こうした証拠重視の時代の流れに逆行していると言わざるをえない。

もう1つ気になったのは、裁判所が、肝心の政治資金収支報告書の記載について淡々と証拠と法律に基づいて判断するのではなく、「政治とカネ」問題を断罪することに並々ならぬ熱意を注いでいたことだ。

そもそも本件、つまり政治資金の虚偽記載に関して、水谷建設からのヤミ献金の有無は直接関係がない。なぜなら、検察側の主張するヤミ献金の受け渡しは、土地購入のために小沢氏が4億円を立て替えた後の出来事で、この4億円に問題とされた水谷マネーは入りようがないからだ。なので、小沢氏を起訴した検察官役の指定弁護士は、この問題を争点から外している。

ところが、秘書3人の事件では、検察側は「動機もしくは背景事情」として、このヤミ献金疑惑の立証にもっとも力を入れた。そして、裁判所もそれを許した。裁判を傍聴していても、これはいったい何の事件だったのか、ヤミ献金事件、もしくは収賄事件の裁判ではないかと錯覚しそうになったほどだ。

そして迎えた判決も、この点に多くが割かれ、読み上げる登石郁朗裁判長の声にももっとも熱が込められていた。やはり、これは収賄事件の判決ではないかと思うほどであった。そして、すでに閉廷予定時刻の5時が迫っているのに、量刑の理由を読み上げる前に、わざわざ10分間の休廷をはさみ、一気呵成に「小沢事務所と企業の癒着」を論難した。

その口調からは、裁判所が「政治とカネ」の問題を成敗してやる、という、ある種の「正義感」がびんびんと伝わってきた。そこに、我々が社会の不正を正してやる、という特捜検察の「正義感」と相通じるものを感じて、私は強い違和感を覚えた。この種の「正義感」は「独善」につながることを、一連の特捜検察の問題がよく示しているのではなかったか。

証拠改ざん・隠蔽事件で大阪地検特捜部の検事三人が逮捕されて一年。検察の独自捜査の問題点が少しずつあぶり出され、検察自身も改革を進めつつある。せっかく取り調べの可視化や客観証拠を重視することで冤罪をなくしていこうという機運が高まってきたのに、こういう判決は「マスコミを活用した雰囲気作りさえできていれば、薄っぺらな状況証拠しかなくても、特捜部の捜査は有罪認定する」という誤ったメッセージにならないかと危惧する。

刑事司法の問題はすなわち裁判所の問題だ。検察が無理をしても調書を作るのは、裁判所がそれを安易に採用し、信用するからだ。しかし、郵便不正事件以降、裁判所も検察を過信するのを控えるようになってきたのではないか、という期待もあった。ところが、それはあまりに甘い見方だったようだ。

今、もっとも改革が必要なのは、裁判所かもしれない。(9月27日の朝刊に掲載された共同通信配信の原稿に、大幅加筆しました)



日本亡国の最終兵器前原政権の「日中戦争」まであともう一歩

2011年09月28日 | 政治
民主党野田・前原・管一派現政権の高等戦略に日本人はなす術がなかった。
鳩山よりはましだろうと管に期待し、管よりはましだろうとさらに言ってる事が無茶苦茶(増税、原発推進、TPP賛成)の野田に期待する日本人すらまだいる。
野田の正体は今年中にバレバレとなり、野田よりは前原の方がましだというマスゴミ報道が近いうちに現れることだろう。

その理由の第一は、鳩山小沢体制での公約をすべて廃棄した・・正当に選ばれたのではない羊頭狗肉クーデター内閣(今回の代表選もNHKの嘘報道がなかったらたぶん逆転)である上に、小沢氏秘書冤罪事件という平成の「大逆事件」によって、一握りの検察幹部(裁判所は彼らの下請け)が証拠も自供もなく、次期総理候補すらも冤罪にすることができるという恐るべきファシズム国家を完成させてしまった。

その理由の第二は、「後世に負担を負わせない」「東北復興のため」「原発は安全」という増税やTPPや原発推進がまるで嘘八百である点だ。
「後世に負担を負わせない」というのが本当なら、まず真っ先に、核兵器以上に制御不能で核燃料廃棄物の安全な処理法や置き場もない原発をこそ廃止すべきだ。

後世のために早急に必要なのは、増税よりも税的負担減による購買力の回復(買いたくてもお金が無いという需給アンバランスが約50兆円)だ。

この国を十数年間もの間、デフレ不況で日本経済を破壊し、GDPを縮小させ続けてきた財務省(権力が集中しすぎた天下り官庁の雄)や日銀(明治期ロスチャイルドによって作られた株式会社)を変えることが不可能というなら・・

彼らの権力の源の予算編成権(税での富の再配分や大型公共投資をサボタージュ)や紙幣発行券権(米国はリーマンショック後にドルを三倍も増刷)を政治主導でコントロールしなければいよいよ日本崩壊になってしまう。
税に関する警察機能を持つ国税庁もまた、政治家のコントロールが効くように省へと昇格させて大臣を置くべきだ。

◆痛快だったイラン大統領の国連総会での演説『イラン大統領:日本に原爆を落とした国がどのツラ下げて!(よくぞ言ってくれた!)』はー「ここ」

宇宙とは、人間とは・・

2011年09月27日 | その他
世界的な物理・宇宙学者の村山斉氏がついさっきTBS系ラジオで、「宇宙は5パーセントの原子と、23パーセントの暗黒物質とそれ以外の暗黒エネルギーで成り立っている」と言っていたが・・

我々の細胞の基礎という「原子」と素粒子との関係がいま一歩よくわからなかった。
村上氏の『宇宙について』はー「ここ」

手塚治虫の一番弟子坂口尚の『石の花』

2011年09月27日 | 物語
↓の数百万人がガス室等で虐殺されたというナチスドイツの強制収容所について書いてたら(ここで虐殺されなかった民族は日本人くらいとか)、手塚治虫の一番弟子坂口尚連想を。

彼の傑作漫画『石の花』は今でもユーゴ史を研究する際の最重要資料だとか。
◆坂口尚の漫画とはー「ここ」
◆坂口尚『石の花』についてとても詳しい!のはー「ここ」
◆坂口尚『石の花』の背景はー「ここ」

第一次世界大戦後に作られて・・第二次世界大戦後までずっと、ナチスドイツ・日本帝国・イタリアからアメリカ等の連合国の銀行家が集まってスイスで戦費決済をやっていた「国際決済銀行」の後継のIMF(欧米のユダヤ国際金融資本支配)によって、ユーゴスラビアは民族浄化の実験材料場所へとだったが・・

同様に、このアメリカ支配のIMFによって韓国は外資支配の世界で最も人々が絶望する国にされ、日本は戦後ずっとらの金庫番だった。

ユーゴスラビア以外の、ポーランド等の東欧諸国はなんとか持ちこたえて、ロシアはなんとかそれに反抗して再び蘇り・・
IMFとアメリカに散々食い物にされたアフリカとは対照的に、南米もなんとか蘇りつつあるが・・

フランクル『夜と霧』

2011年09月27日 | 物語
フランクル『夜と霧』は子供時代に、ナチスの強制収容所写真集と一緒にかなり年上の従兄弟に借りて読んで以来、いつも頭の片隅にあった本だった。

特に以下の言葉はー
《 わたしたちがまだもっていた幻想は、ひとつまたひとつと潰えていった。そうなると、思いもよらない感情がこみあげた。やけくそのユーモアだ!
やけくそのユーモアのほかにもうひとつ、わたしたちの心を占めた感情があった。好奇心だ。

人は、この世にはもはやなにも残されていなくても、心の奥底で愛する人の面影に思いをこらせば、ほんのいっときにせよ至福の境地になれるということを、わたしは理解したのだ。

およそ生きることそのものに意味があるとすれば、苦しむことにも意味があるはずだ。苦しむこともまた生きることの一部なら、運命も死ぬことも生きることの一部なのだろう。苦悩と、そして死があってこそ、人間という存在ははじめて完全なものになるのだ。

被収容者の内面が深まると、たまに芸術や自然に接することが強烈な経験となった。この経験は、世界やしんそこ恐怖すべき状況を忘れさせてあまりあるほど圧倒的だった。

ユーモアも自分を見失わないための魂の武器だ。ユーモアとは、知られているように、ほんの数秒でも、周囲から距離をとり、状況に打ちひしがれないために、人間という存在にそなわっているなにかなのだ。

「強制収容所ではたいていの人が、今に見ていろ、わたしの真価を発揮できるときがくる、と信じていた」
 けれども現実には、人間の真価は収容所生活でこそ発揮されたのだ。おびただしい被収容者のように無気力にその日その日をやり過ごしたか、ごく少数の人びとのように内面的な勝利をかちえたか、ということに。

強制収容所の人間を精神的にしっかりさせるためには、未来の目的を見つめさせること、つまり、人生が自分を待っている、だれかが自分が待っていると、つねに思い出させることが重要だった。》

いよいよ属国ファシズムと核のゴミ捨て場列島ー日本低国の完成

2011年09月27日 | 物語

属国売国奴官僚と民主党内クーデター派(前原、野田、管一派)と、自公の売国奴政治屋と翼賛マスゴミの次の狙いは、民主党公約遵守派を、小沢派から順番に血祭りにあげてゆく事と、長い間待ち望んでいた平成「関東大震災」後に、自衛隊のクーデター部隊を使って、一挙に強権的な独裁国家を樹立する事だろう。

もちろん彼らの裏にいるのは、アメリカの戦争屋とユダヤ系国際金融資本とCIAであり、彼らの究極の目的は「日中戦争」とTPPによる属国属領日本からの徹底的な富の収奪によるアメリカの再度の建て直しだ。
日本などはもはや、原発や核兵器のゴミ捨て場として人体実験列島ぐらいの位置づけだろう。

次期首相最有力候補の小沢氏さえも冤罪で抹殺可能(証拠はまるでなく、原発反対の前福島県佐藤知事を冤罪で嵌めた実績を持つ水谷建設社長の証言だけ)というなら、その他のどんな政治家や国民も検察の魔の手を逃れることが不可能だろう。

ナチスドイツやスターリンのソ連でそうだったように、反体制派や権力者が目障りと思う人々が順番に血祭りにされてゆくのが、確実にこれからの日本史となることだろう。