詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

ハンモック

2006年04月27日 | Weblog
風にゆらゆらハンモック
小鳥のさえずりどっちから
柄のパンツや 靴下が
風にゆらゆらハンモック

洗濯物を 干すために
買った素敵なハンモック
洗濯物がべちゃくちゃと
風とお話ハンモック

いつか二人で丘の上
腰かけみたい風の道
さらさら木の葉にハンモック
遠い滝の音ハンモック


初夏

2006年04月16日 | Weblog
十数年間の
母の介護の思い出に浸っていると突然
吹いてゆく風のそのなか
ぼくを呼ぶ母の声がしたような気がした
立ち止まるばかりだった季節の
みどりしたたる
ぐるりの山並みの真ん中で

それから
だまし討ちみたいに
ボーナス直前に告げられて
会社をクビになった秋が
駆け足で木の葉を散らせ
最愛のきみの死の知らせが
吹雪といっしょにやってきた

ついにはぼくも
立ち尽くすしか能がない
一本の折れやすい棒切れになってしまう
季節外れのトンボにさえ
首を傾げられながら

気がつくと
この世界はいつの間にか
棒のような影と
影のような言葉が行き交う
まるでみたこともないような
硬直した多面体

ここは世界中の変な博物館紹介のブログにしたい

2006年04月15日 | Weblog
その一 モスクワの「総合技術博物館」

風変わりなロシアの博物館に漂着してしまった。
おいらもレトロなラジオやテレビやカメラが欲しいよ!
おおグッドアイデアがー
ブログの方で、世界中の変わった博物館を紹介してゆこうと思う。
なぜだか面白そうな予感がする
詳しくはー■「モスクワのちょっと変わった博物館ー総合技術博物館」

「祭りの準備」  黒木和雄

2006年04月13日 | Weblog
黒木監督が亡くなったそうだ。合掌
この映画が僕の一番好きな日本映画かもしれない。
四国四万十川口の中村の海の美しさは・・もう懐かしい景色なのかも。
原田芳雄扮する夢も希望も持たないチンピラ役が僕の従兄弟そっくりで・・
最初に観た時は、竹下景子のヌードが数日間頭から離れなかった。
この映画の横糸には、「差別」という問題が横たわっているのかも?

四月

2006年04月11日 | Weblog
四月になったら
北へと帰りゆく
鳥の群れを追って旅に出よう
いくつもの
死に絶え絶えの山や川を越え
錯綜するいくつもの
時間や季節をよぎり

祖父母たちが切り開いた原生林のはての
朝焼けの海へと降りたてば
そこは
4年前病床の母に約束した
ばちゃめく雪解け道のふるさと

握り締めた四寸壺のなかで 
さっきから鳴っているのは
母のボロボロの骨たち
その最後の母の形見を
磯の香にばら撒けば
笑いかける 四月のふるさと
花咲きはじめた 四月のふるさと

ほろ苦いイタリア映画だった

2006年04月10日 | Weblog
昨日は無料テレビギャオで映画三昧だった。
動物出演映画の傑作「名犬テンペスト」や懐かしい市川雷蔵の眠狂四郎シリーズ。
僕の好きだった映画には、東欧や北欧やイギリス映画やイラン映画が多い。
「灰とダイヤモンド」「地下水道」や、大好きだったイングリット・バーグマンの「処女の泉」や・・最近の英国のケン・ローチや
働く子供たちのけなげな姿に感動するイラン映画。
けれども、イタリア映画はまだまだ健在なようだ。
時々「ニューシネマパラダイス」とか、「素晴らしきかな人生は」とか・・
フェリーニやビスコンティの映画や「旅芸人の詩」でもそうだったが・・
イタリア映画には、戦いに明け暮れた大人の民族の視線を感じる。
ラテン民族は関西以西と似てるのかもしれない。


「サスイシリ」(永遠に繰り返すアイヌの幾何学文様)

2006年04月08日 | Weblog
アイヌの地名もまた
日本人とは比べものにならない
繊細で詳細なものだった(だから元々は農耕民だったという説もある)
万物にカムイが宿っているのだから
病気でさえカムイや祖先霊になってしまう
とりわけ蛇のように毒を持つものが神というのは・・
古代日本人と共通している
地下では蛇(脱皮という再生や強力で神秘的な毒)
空や集落ではシマフクロウ(危険を知らせ、高価な矢羽に)
森では熊(高価な万能薬熊の肝)
海ではシャチ(鯨を浜へ追ってくれる)等が
この世界でのもっとも偉大なるカムイ達だった

桜満開というのに・・完璧に風邪をひいてしまった

2006年04月06日 | Weblog
四月になったら
北へ帰りゆく渡り鳥たちの群れを追って
旅に出よう
いくつもの死に絶え絶えの
山や川を越え
いくつもの
錯綜する時間や 季節をよぎり

祖父母たちが切り開いた
原生林のはての
春怒涛の海へと降りたてば
そこは
3年前病床の母に約束した
ばちゃめく雪解け道のふるさと

握り締めた骨壺のなかで 
さっきから鳴っている
ボロボロの骨たち
その母の形見を
海霧にけぶった湾へとばら撒けば
笑いかける 四月のふるさと
花咲きはじめた 四月の

ミカン一袋を100円まけてもらった

2006年04月04日 | Weblog
歯医者へ行ったら一日間違ってて明日の予約だった。
仕方がないので古い町並みを散策した。
八百屋の店頭にダンボール人一箱分くらいのミカンが800円で売っていた。
皮を風呂に入れたいので早速買った。
皮はその他にも色々な使い道があって・・魚の臭いを手からとるとか・・

世界一可愛い猫ちゃん、うめぼしさんへ

2006年04月03日 | Weblog
ブログがいま一歩よくわからないです。
こっちはいま、春の嵐が吹き荒れている最中でー
ヘルマン・ヘッセを連想しているとこです。
中・東欧では、トヨタ等の日本企業の進出が多いみたいですね。
カフカの出身地だったのも忘れていたみたいです。
司馬遼太郎氏の本を読んで以来・・オランダが理想の国なのですが・・
石油等の資源大国ロシアがこれからいよいよ台頭することを考えると、
東欧あたりが、EU圏やロシア圏の中心としての存在価値を増すのかもしれないですね。