三十汁+α

いよいよ三十路のアタクシを、節度を保ちつつ、垂れ流していこうかな。
とか言ってるうちに、もう@年。

伊豆の踊子 <川端 康成>

2006-08-17 11:03:10 | 
 伊豆旅行に行くことになったので、やはりこれは読んでおかねば、と。

 うむ、瑞々しいったらないね。
 人気があるのも分かるわ。
 淡い淡い。
 特に華麗な表現があるとも思えないのに、美しい。何もかもが。
 スバラシイ。

 それにしても、三島由紀夫の後書きとか読んでおもろかったのが、大の文豪達がそろいもそろって処女性の神秘について熱く語っていたことね。
 三十路も過ぎた女から言わせれば、処女性に神秘なんてないわよ、と思うのだけれど。
 男のロマンなのかしら、処女。
 それともアタシが分かってないのかしら。うふふ

 川端康成って、ガス自殺だったのねー。
 73歳にもなって(失礼)、文豪でノーベル賞とってても、自殺するのね。
 死に方を選びたかったのかしら。