三十汁+α

いよいよ三十路のアタクシを、節度を保ちつつ、垂れ流していこうかな。
とか言ってるうちに、もう@年。

嵐が丘 <エミリー・ブロンテ>

2006-02-20 23:37:27 | 
 正月に、実家から持ってきた1冊。
 特に感情を引きずられたりしない気がして、病んでる時に読み易いかな、と。
 まぁ、恩田陸強化月間に挟まれて、中々進みませんでしたが。

 思ったのは、こういう古典モノ(?)ってテンポがどうしても遅いし、なかなか何も起こらないからこそ、どっぷり集中して読んだ方がハマれるんじゃないかってこと。
 通勤電車なんかで読むんじゃなくて、理想は知らない土地の静かな旅館か喫茶店なんかで、じっくり読む感じかなぁ。
 お、もしくはさびれた長距離寝台列車もイイかも
 まぁこれがまたレミゼとかの、トロい進行ながらも劇的な古典だと違うんだけど。
 嵐が丘は、この舞台にできるだけそっくりな、周りに何もない寂しい枯れたくらいの場所で読むとBestっぽい。
 って、感想になってねぇな。

不安な童話 <恩田 陸>

2006-02-20 23:28:39 | 
 なんだか義務のように恩田陸ばっか読んでるあたし。
 『もっと恩田陸を読まねば』みたいな。
 ふふ、楽しい。

 恩田陸再読週間(勝手に命名)でこれを手に取ったのは、なんだろ、この話に流れるまったりかつ少々ねっとりした空気管を味わいたくて。
 ミステリ的に見るとちょっと純粋なミステリじゃないし、かといってアタクシの好きな初々しいかつ瑞々しい若者の話でもないし、そういう意味では中途半端(超失礼だな)な位置なのかもしれないけど。
 これまたこの話も、何度も読みたくなるのです。
 ほの暗い甘やかさというか、そういう感じが好きで。
 海が舞台なのも、アタクシ好みです。

赦す(超日記的日記)

2006-02-20 23:00:01 | 日記
 10年付き合った彼氏と別れて2年くらい経とうとしているのに、私の心はまだ乱されっぱなしで。
 悲しくて苦しくて寂しい。
 何をしていても、笑っていても。
 せっかく引越しまでしたのに、ちっとも心機一転できねぇな~、なんてことを今日もうだうだ考えていて思い付いた。(思い付きかい)

 あぁ、あたしはあのヒトの事を、まだ赦せてないんだなぁ、と。
 
 まぁ赦すも何も、別れを切り出した(酔った勢いでね)のはあたしなんだし、その後の酷い(多分)状況を作り出したのも元はといえばアタシ。
 一体何を赦すというのだ?
 とそこまで考えて、もう一つ思い付いた。(所詮思い付きかい)

 あぁ、あたしはアタシの事を赦せないんだなぁ、と。

 別にアノヒトの事だけじゃなくて、当たり前にそこにあったものにちっとも気づくことも感謝することも出来てなかった自分を。
 差し出された思いを素直に受け取ることも、応えることもできない自分を。
 いろんなヒトの思いを素直に受けて応える事こそが正しいと思っているのに、そうできない自分を。
 赦せないんだなぁ、と。

 まぁココで字にした感じ程強く、赦せないわけじゃないんだけど。
 心の奥の本当の所で。
 赦すことが出来ない、という表現が一番しっくり、来る。
 
 「こうすべきだ」という観念があって、そうできない自分を見つめて、それでもなお自分を赦し肯定し受け入れるのは、意外に難しい。
 自分でもまだできてないけど、もし真面目に悩んで自分を赦せないヒトが居るなら、そのヒトには是非とも自分のことを許し受け入れ肯定してあげてほしい。
 って、酒入ってちょっと感傷的になっちゃった。てへ

 うむ。
 ダメダメダメだろうがヘロヘロだろうがヨレヨレだろうが、何が出来ようが出来なかろうが、どんな状態でも宇宙に一人しか居ない自分。
 そういう事かしらん。うぃ