Iran mourns death of ex-president Hashemi Rafsanjani
イランのラフサンジャニ元大統領が亡くなりました。
＜ラフサンジャニ元大統領死去、８２歳＝保守穏健派の重鎮－イラン＞
（時事ドットコム 2017/01/09-21:46）
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017010900015&g=int
Iran's former president Hashemi Rafsanjani dies at 82
ラフサンジャニ師は穏健派の中心人物とされ、
１９８９年から２期８年間大統領を務めました。
イランには「保守強硬派」「穏健派」「改革派」があり、
次のような違いがあります。
保守強硬派：イスラム革命の原則を堅持、欧米を敵視
改革派：自由・民主主義の拡大、国際協調重視
穏健派：イスラム体制支持、国際協調重視
＜時論公論 「穏健派躍進のイラン」＞
（ＮＨＫオンライン）
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/240466.html
ラフサンジャニ師はホメイニ師のもとでイラン・イスラム革命に参加。
革命後は内相、国会議長、大統領として国政の中心にありました。
いわば「革命の元勲」ゆえに
穏健な路線を取ることも可能だったと言えましょう。
昨年の国会選挙では穏健・改革派連合が半数近い議席を獲得し、
保守強硬派を上回りました。
＜【イラン国会選】穏健・改革派連合が強硬保守派に勝利
「最善の選択だ」とロウハニ師、外貨誘致が加速＞
（産経ニュース 2016.5.2 18:41）
http://www.sankei.com/world/news/160502/wor1605020026-n1.html
穏健派のロウハニ大統領はラフサンジャニ師を失い、
今年の大統領選での再選に影響が出るかもしれません。
イランが穏健な協調路線を続けることができるか、気になるところです。
| Trackback ( 0 )
|
|
おすすめブログ
@goo_blog
