花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

鎌倉「仏行寺」のツツジ

2016年05月02日 | 鎌倉散策
風薫る季節の到来です
GWの前半はお天気に恵まれ、私も連日楽しむことができました。

誘ってくださった写真仲間・ご近所仲間・山仲間の皆さん、ありがとう。

ツツジの名所「鎌倉・仏行寺」(4月29日)

写真仲間のSさんが「26日(火)に行ったお寺のツツジが素晴らしかったので案内したい」と
誘ってくれたのが鎌倉にある日蓮宗「仏行寺」(ぶっこうじ)

大船からモノレールに乗って「深沢」で下車、歩いて10分の所にある静かなお寺です。


裏山の斜面一面に「ツツジ」が植えられ、安養院と並ぶ「ツツジ」の名所。
(安養院より広くてツツジの種類も断然多い


山門を入ると本堂、その裏に池庭、そして裏山がツツジ畑となっています。
境内はそれ程広くありませんが・・・


裏山の形状と一面に広がるツツジのせいか、とても広く感じます。


仏行寺(日蓮宗)は、源頼朝に信頼された梶原景時の子源太景季の菩提寺。

ツツジの間を登っていくと、景季の片腕が埋められていると伝わる「源太塚」があります。


「三日前に来た時はお天気も良くて、どのツツジも鮮やかだったのよ」
「今日は終わったツツジが多くて残念だわ」とSさん・・・

でもツツジの間に植えられた、小さな可愛い花々が楽しめます

こちらは「芝桜」?それとも?ツツジの下で隠れるように咲いていました。



白い「シラン」がたくさん見られます。これから楽しめる「ナデシコ」


濃いピンクの「シラン」は我が家の庭でも公園でも、あちこちに咲いていますが
白は楚々としていて素敵です


庭師姿の若いお兄さんが作業をしていたのでSさんが
「3日前に来た時は素晴らしかったけど、ツツジはもう最後?」と聞きました。

「前日の雨で花弁がずいぶん痛みましたが・・・」
「濃いピンクのオオムラサキはまだまだ楽しまますよ」との返事

確かに花弁には水滴が・・・白いツツジは丁度見頃でした


一番上まで登り、墓地の中を通り過ぎていくと・・・

「源太塚」

梶原父子は、頼朝の死後、御家人の弾劾に遭い、鎌倉を追放され駿河で討死し
その死を悲しんだ景季の妻信夫(しのぶ)はこの地で自害したといわれ、
すぐ近くの鎌倉山には「しのぶ塚」があって、「源太塚」と向き合って建っているという。

ただ・・・
「道路整備で今はその塚も移動して、向き合ってはいないらしい」と
そこに居合わせた女性が教えてくれました。

鎌倉には街のあちこちにそんな悲劇の史跡が見られますね


私たちは本堂に向かって下ります。


再び若い庭師さんに出会ったので、私は興味を覚え
「どこかの造園会社に属していて、このお寺のお庭の管理を任されているの?」
と聞くと・・・

「僕はこの寺の副住職です」
「裏山の土砂崩れを防ぐためにせっせとツツジを植え、庭を管理し本堂を守っています」との事でした。


本堂横には小さな竹林もありました。

この日まだまだ元気に咲いていたのはオレンジ色の「ヤマツツジ」でしたが
その後の暑さでどうなりましたか?


私とSさんは池の手前のベンチに座り、持ってきたお茶とお菓子でノンビリしました。
前日の雨で空気がシットリとしていましたが、強めの風が爽やかで気持ちが良い・・・

北鎌倉や鎌倉駅周辺の観光地から少し外れた「仏行寺」
GWの混雑とは無縁の静けさでした。

その日のお天気を見て、思い立ったら30分で行ける鎌倉散策楽しみました

コメント (24)
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