塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

パルセイロが新しい土台を作るために

2017-11-08 01:26:38 | 日記
 今から30年前のバブル時代は、地上げ屋という職業が猛威を振るっていました。

 とにかく不動産の価値が高く、地上げ屋は老夫婦や老朽化した家屋を持つ人物に札束攻撃をかけ、更地にして商業建設を誘致していましたが、あの時の歔欷乱舞はもう2度と起こりえることは無いと面ます。

 地上げ屋が金に物を言わせ手立ち退きさせた背景には、感情を持ち合わせていない事にあります。

 そこの家屋と住人の思い出
 思い出や記憶は金に換算できるものではない

 つまり、最後まで住み家を譲ろうとしない人間には、毒を見せる形になりました。

 パルセイロも一度更地にして、もう一度出直すことが必要となりました。

 この更地というのは、スタジアムや練習施設ではなく、ファン、スポンサー、選手とクラブが今までのしがらみを一度取り去り、同じ方向性を向きましょう、というものです。

 でも、個々には当然ファン、選手の気持ち、感情、思い出が絡まっていますし、

 「今季の残り試合は、浅野監督に若手をどんどん使ってほしい」
 「浅野監督を交代させるべきだ」

 と監督問題でも様々な意見があります。

 選手の感情も同様だと思いますね。

 宇野沢と大島、両選手は2010年のJFL昇格、2013年のJFL優勝を経験し、近い将来のJ2入りは期待できるというファンの思いを重々承知しているでしょうし、彼らも同じことを考えていたでしょう。

 有永や松原、西口などは、彼らに近い考えだと思います。

 一方で吉田、井上など、心半ばで移籍した選手たちは、J2昇格は周囲が思うほどたやすいことではないし、クラブは短期での昇格を目指しているから、俺たちと方向性が異なると考えた、と推測します。

 他にも金久保や近藤など、短期で移籍した選手も近年は多いですからね。

 それだけ土台を作ることは難しいわけですが、その恰好の見本例がパルセイロにはレディースがある、ということは良い考えだとも感じます。
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