塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

2002年のブラジル、2014年のブラジル

2014-07-12 22:41:49 | 日記
 フェリポンは今大会が始まる前から

 「2002年の組み合わせは奇跡だった」

 と感じていたかもしれません。

 決勝までの7試合で骨があったのは決勝のドイツ、8強のイングランドのみで4強はグループリーグで戦ったトルコ、その予選リーグでも中国、コスタリカが対戦相手という、非常に楽な代物でした。

 勿論7戦すべて勝利したことは特筆すべきですが、アルゼンチンと比較した際の優位性はさけられませんでした。

 この2002年の優勝がどこか過信となり、2014年の現在に繋がったという見方が可能だと、僕は思います。

 ドイツが

 「これ以上の失態は出来ない」
 「ワールドカップ・ドイツ大会の成功」

 という大きな重圧の下、指揮官の選定、練習内容とフィットネス、選手招集とあらゆる面を考慮し、今に至るのと比較した際、ブラジルが抱えるプレッシャーがさほどでもなかった、と言う見解は暴論でしょうか?

 2006年は

 「クアルテット・マジコ」「キンテット・マジコ」

 という言葉で揺れ動き、2010年はその反動でソリッドすぎる代表が、柔軟性を欠く形になりました。

 日本代表も継続性が足りないと批判されますが、同様の出来事がブラジルにもあったと思えます。

 2002年の優勝を批判することはアンフェアですし、幾ら格下が相手といっても、敗北の可能性があるのがサッカーですから、やはり讃えられるべk成績です。

 もし、今回のブラジルが対戦相手に恵まれていなかったと考えるのは早計ですし、今後は彼らも育成やスタジアム整備など、選手の売却よりも改善すべき点を改善する時が来たと思います。
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2002年横浜、ブラジルとドイツの分かれ目の時

2014-07-12 22:31:35 | 日記
 ブラジルとドイツの分かれ目は、決勝戦で戦った横浜の夜にあると思います。

 2000年の欧州選手権の惨敗を受け、ドイツは指揮官をルディ・フェラーに変更し、若きバラックとクローゼ、そしてカーンの活躍により準優勝という望外の結果を得ます。

 一方のブラジルも3Rを軸にした3-4-2-1で5度目の世界王者に輝きましたが、両者の歩みはここから劇的に変化してゆきます。

 ドイツはこの時点で4年後、ワールドカップ自国開催という名誉と苦衷に見舞われていました。

 70年代の黄金期であれば、名誉と思えたのでしょうが、若手の台頭に乏しく、代表に新陳代謝が無いことと決別するために、ドイツサッカー協会はしがらみを吹っ飛ばすために、米国で最新のフィットネスを学んだ

 「ユルゲン・クリンスマン」

 を代表監督に指名します。

 「後進国の米国から学ぶことは無い」

 と伝統主義者がクリンスマンの練習内容に苦言を呈します。

 しかしクリンスマンはこのフィットネスが選手を向上させると信じ、同時に自分が戦術には明るくないという弱点を素直に認め、この時、ドイツサッカー史上で最大の決断であろう出来事

 「ヨヒアム・レーブの入閣」

 を決断します。

 その後のドイツの歩みは

 1・レーブの長期政権
 2・若手の台頭に困らない育成現場の充実
 3・ザマーの提唱による、若年層からの布陣の固定

 という相乗効果で現在の2014年にまでたどり着きます。

 もしクリンスマンがマラドーナのように、全てを司る、言い換えれば弱点を認めない人物であれば、レーブ招聘は無かったでしょう。

 代表監督である以上、細部にまで目を配る事は責任事項として挙げられ、疎かにしてはいけませんが、専門分野の達人に任せると言う事例を、クリンスマンは伝えています。
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スパイクにおける最近の流行

2014-07-12 20:32:58 | 日記
 最近サッカーで流行がひとつあります。

 それはブランドが、スパイクの内側にブランド・マークではなくブランド「ネーム」をデザインする形です。

 ナイキならば内側に「NIKE」、プーマならば「PUMA」とデザインされているのがそうですね。

 アシックスならアシックス・ストライプス、アディダスならば三本線というお馴染みのデザインは、自社マークを外側に付ける事で、周囲への認知度を高めるだけでなく、脚の保護にも役立ててきました。

 内側にブランド・ネームを用いることは、普段サッカーやスポーツに関心を持たない方に

 「こんなブランドがあるんだ」

 と知らせる為だと僕は思っています。

 アシックスが従来のアシックス・ストライプを、アルファベットの「a」を用いたデザインに変更した時期がありまたし、ナイキもスウッシュの大きさを変えることで、印象を変化させています。

 ディアドラも最近アッパーの部分にロゴをデザインし、ロットもロザンガを巧みに取り入れています。

 サッカースパイクの売り上げは、

 1・自分の脚に合っている
 2・自分の好きな選手が契約している
 3・デザインと履き心地が気に入った

 という3点に集約されると思います。

 一方で70年代のように

 「アディダスとプーマ」

 だけの時代ではない今、訴求力としてブランド・ロゴとマークが大きな売り上げの要因になるのでしょうね。
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欧州有力クラブの新作ジャージが続々と登場する

2014-07-12 01:38:20 | 日記
 いよいよプーマがてがけるアーセナルの2014-15シーズンモデルがお披露目になりました。

 昨シーズンは遂にFAカップを勝ち取り、2005シーズン以降続いた無冠という批判を封じることに成功したアーセナルですが、シティ、チェルシーに対抗すべく、いよいよ補強に本腰を入れてきた印象です。

 ちなみにリバプールは遂にスアレスをバルサに売却しましたが、

 「120億円」

 とも言われる移籍金を有意義に使うべく、今から市場に突入するのでしょうが、ロジャースは遂にダニエル・スターリッジを独り立ちさせる時が来た、そう感じているに違いありません。

 また、イタリアではローマとインテル、フランスではPSGの新作が公開されていますが、これらは全てナイキが手掛けています。

 ローマは襟付きの、PSGは従来のトリコロールという非常にシンプルな形ですが、噂には聞いていましたが、インテルのそれは評価が真っ二つに分かれると感じます。

 特に古株のファンからすれば

 「こんなストライプは止めて欲しい」

 という感覚でしょうか。

 黒地に青の配色は当然変わりませんが、それがニューヨーク・ヤンキースのように、青のストライプがピン・ストライプ、極細の代物でナイキは随分思い切った事をしたと思います。

 アディダスもミランの黒、赤の配色を様々変化させていますが、インテルにクワべたならば

 「かわいい代物」

 だと思います。

 またバルセロナとシティの新作もナイキは発表し、アンブロもエバートンの新作を既に公表しています。

 ちなみにバルサはモデルとして登場するネイマールとスアレス不在をどう乗り切るのか、エンリケ新監督は難題を抱えていますが。
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本気ならアシックス、の息吹を感じて

2014-07-12 01:15:36 | 日記
 「本気ならアシックス」

 アシックスは日本以上に北米と欧州で絶大な人気と信頼があります。

 サッカーならば、イタリア代表ディ・ナターレは今でも契約選手として名を連ね、過去にはファビオ・グロッソ、アレッサンドロ・ネスタも契約選手だった時期があります。

 僕は昨日、自店でアシックスの長袖ジャージを購入しました。

 長袖という時期外れの商品の為、格安で購入できたのですが、運動しようと考えて購入したわけではないのです。

 先日お話したゴールドウインのマキシ・フレッシュ同様、このジャージにも消臭効果、抗菌効果が含まれ同時にドライ・フィットの為、すぐに乾くという特性があります。

 つまり、昨日までの集中豪雨に見られる

 「緊急避難時の着替え」

 として購入したのです。

 一応半袖も見てみましたが、半袖にはいずれもこの抗菌、消臭効果はついておらず、長袖にだけあった為にこちらを優先して購入したわけです。

 アシックスに限らずスポーツ・ジャージはポリエステルですから、皺が気になりませんし、鞄の中に簡単に収まります。

 避難所では水をやすやすと使えませんし、ドライ素材であれば手入れも簡単ですから。

 アシックスと言えば契約する小野伸二がコンサドーレ札幌に入団し、大きな盛り上がりを見せていますし、来年の女子ワールドカップに向けて、京川舞のサポートにも力が入るはずです。

 ちなみに僕が購入した色は

 「プラムレッド」

 と言いまして、派手な外見なんです。

 「塚田さんのこと、これからピンク・パンサーと呼びますよ」

 と新入社員から笑われましたが、アシックスのような真面目な企業がこうした派手な色を作るからこそ、面白みがあるわけです。
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