塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ファーガソンの後継者、モウリーニョの決断

2013-01-02 23:24:04 | 日記
 前回ファーガソンの後釜にデビット・モイーズが就く可能性をお話ししましたが、これがファーガソン自身が
言及しています。

 ゴール・コムではこの発言が取り上げられており、あと2、3年は現役を続行すると前置きしながら、モイー
ズとグアルディオラ、そしてモウリーニョの3名を挙げています。

 今度のチャンピオンズ・リーグ

 「ユナイテッド対レアル・マドリー」

 は、ある種の前座試合、つまり現在の指揮官から未来の指揮官へといういざないの場所へと変貌する可能性があ
ります。

 「最高級のワインを用意して待つ」

 というファーガソンの言葉は、ワインの産地として名高いポルトガルへの敬意だけでなく、モウリーニョへの配
慮という意味合いもあるのでしょうね。

 では仮にモウリーニョへの政権交代が成立したと仮定しましょう。

 チェルシーのファンはこの決定にどんな反応を示すでしょうか。

 インテルやレアル、ポルトのファンは彼が直接リーグ戦で戦うわけではありませんから、モウリーニョの決断を
尊重できるでしょう。

 しかしリーグ戦、カップ戦で常に顔を会わせる形になるチェルシーは、かつての指揮官の決断に苛立ちを覚えるで
しょうね。

 現時点でチェルシーがファルカオの獲得を目指しているようですが、ベニテス政権が今後も続くと思うファンは少
ないでしょう。

 「フェルナンドはベンチに座る可能性もある」

 とベニテスは仄めかしており、仮にコロンビア代表FWが加入すれば、トーレスの居場所は更に難しくなります。

 サッカーほど選手の移籍と監督の移籍が頻繁な協議はありませんが、だからこそ遺恨めいた話がスパイスになる
わけです。
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プレミアで長期政権を歩むふたりのスコットランド人

2013-01-02 23:09:29 | 日記
 エバートンのデビッド・モイーズ、ファーガソン退任後の有力候補に挙げられているのは、何も最近に始まった
事ではありません。

 同郷ということもあるのでしょうが、英語が理解でき同時に早期解任が珍しくない現代サッカーに置いて、ひと
つのクラブに留まり続ける点も、共感を得ているのでしょうか。

 (彼は2002年から現職に就いています。)

 僕はエバートンがが彼を手放すとは思えません。

 エバートンも熱心なファンをエバトニアンと呼びますが、彼らもきっとモイーズが残留することを願っているは
ずです。

 僕自身モイーズは、エバートンのような中規模クラブの指揮に長けた人物だと考えています。

 近年補強費が減っているとはいえ、ユナイテッドとエバートンを比較した際、当然前者の資金力と予算規模が大
きいわけです。

 つまり、補強資金が少ない中でやりくりしてきたモイーズですが、お金がある程度自由になることに慣れていな
い、面食らってしまう面があると感じます。

 確かに教え子のルーニーやダレン・フレッチャーなど、仮に彼が移籍した際に手助けをしてくれる人物はいるで
しょう。

 ただ僕はモイーズが歩んできた道とユナイテッドの未来は、合致することが無いと思えます。

 ファーガソン退任後ユナイテッドが混乱するとすれば、それはエバートンも同様です。

 10年以上の長期政権を築いた指揮官の後任は、どんな人物でも難しく同時に前指揮官の方法論に選手だけでな
く、クラブ全体がなえていますから、ほんのわずかの違いが

 「違和感」

 に発展するかもしれません。

 モウリーニョの後任を探すだけであれだけ苦労したインテルを見ていますと、監督交代というのは一筋縄ではい
かない事がわかります。
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自己主張か、それとも監督の決断か

2013-01-02 16:22:14 | 日記
 キャンプにしても日々の練習にしても、指揮官は選手に接する態度がふたつに分類されます。

 1・選手の名声、実力の限らずフラットに扱う指揮官
 2・重鎮を呼ばれる選手たちの自己調整を認める指揮官

 代表やクラブで好成績を収めてきた選手ならば、

 「私はこのやり方で結果を残してきた。
  だから今年もこの方法を踏襲する」

 と考えるのが自然ですし、頷けないわけではありません。

 その一方で、特定の選手だけを贔屓、言い換えれば自己申告を認めてしまうと、それまでは雲に隠れていた選手間の
階級が露出していしまい、空気が乱れてしまうと捉える指揮官もいます。

 例えばロマーリオは94年ワールドカップ終了後、リオで過ごしたあと中々バルセロナに戻りませんでしたしこの点
を常にクライフが答弁する形になってしまいました。

 クラブぜんたいではなくある

 「特定の選手」

 のみが取材対象となれば、当然クラブが得る利益は少なくなりますし、この点では監督の示唆に分があります。

 選手の要望か監督の要望か

 ふたつにひとつの選択なわけですが、日本では後者の方が多いでしょうね。

 日本ではやはり目上の人間に敬意を払うことが尊重されてきましたすい、それはサッカーでも同様ですが、クラブの
やり方によって取捨選択があっても良い気がします。

 クライフが

 「ロマーリオが結果を残せなければ外されることは、彼が一番よくわかっている」

 と語っていたように、選手が結果を残すことで批判をかわせることだけは、今も昔も変わらない点と言えます。
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個人で行動する事、集団で時間を費やす事

2013-01-02 16:12:23 | 日記
 僕はパスポートを申請した経験が無いので、休暇を海外で過ごしたことはありません。

 優勝旅行でで海外に行くことは僕のように基本ひとりで過ごす人間にとっては、楽しさよりも重苦しいと感じるもの
なのかもしれません。

 インテル時代デニス・ベルカンプがクラブ、そしてミラノに馴染む気配がまるでなかったと批判されましたが、僕は
なんとなく彼の気持ちがわかります。

 ベルカンプの犯したエラーを挙げてみますと

 1・イタリア語ではなく英語を用いたこと
 2・ルベン・ソサとと動きが似通っていたが、話し合いが見られなかったこと
 3・同胞のヨンクとの会話すら少なかったこと

 があるのですが、これではクラブの公式行事に参加する事すら苦痛でしょうし、インテルで過ごした2年間は彼にとっ
て、後退を意味するものでした。

 ベルカンプは僕と同じで、集団で行動するよりも個人で行動することに長けているのでしょう。

 一般的にイングランドの方がイタリアよりもメディアが私生活を取り上げる機会は少ないと言われていますし、何より
英語が通じることも大きかったはずです。

 そしてピッチの上では存分に

 「オープンスペース」

 が存在した上、イタリアのような戦術で縛り上げられるストレスもありませんでした。

 アーセナル移籍でベルカンプが再び名声を得たのは、決して偶然ではありません。

 僕が手段行動が嫌なのは、他人と行動することは自分の行きたい場所が制限されることもありますし、時に時間を気に
しなければならないためです。

 「だらだら」

 と食事をしたり、宴会で食べ物が余った状態をみるのは本当に嫌なんですね。

 ですから僕は個人で食事をし、食べられるだけの量を注文するのが煩わしくないのです。

 僕とベルカンプを同列に語るのは無謀ですが中田英寿のような例もありますし、選手が一人部屋を希望するのもどこか
納得してしまうのですが、皆さんはどうでしょうか。
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かつては豪勢だったJのキャンプ

2013-01-02 16:03:01 | 日記
 天皇杯はレイソルの優勝で幕を閉じ、2012シーズンの全日程を終了しました。

 選手たちは束の間の休暇に入るわけですが、果たしてJ1各クラブはどこでキャンプを張るのでしょうか?

 このキャンプ地の選定を考えただけでも、クラブの財政と日本サッカーの立ち位置がわかりますから侮るわけには
いきません。

 1996年当時のナンバーを振り返ると

 1・グランパスエイトとアビスパはオーストラリアでキャンプ
 2・アントラーズはブラジルのジーコ・トレーニングセンターでシーズンをスタート

 というように積極的に海外を訪れています。

 それだけ当時は資金があったのでしょうし、有能な外国籍の選手も獲得できたのですが時代は確実に

 「世知辛い」

 物になっています。

 ちなみにナンバー364号では、アトランタ五輪出場を目指す五輪代表がオーストラリアとUAEキャンプから帰
国したにも関わらず、95年年間王者に輝いたヴェルディの

 「オーストラリア優勝旅行」

 を取材するメディアの方が多かったことに、主将の前園が憤慨している記事が掲載されています。

 当時は優勝旅行が出来たんですね。

 2011年のレイソル、2012年のサンフレッチェが優勝旅行にでかけた、でかけるという話は聞いたことがあり
ません。

 優勝旅行など面倒と思う選手もいるでしょうが、クラブが慰労するという面で優勝旅行は記事になりやすいですね。

 今年も国内キャンプが主軸でしょうが、プロ野球と重なる点がいささか残念ですし、露出も例年同様の形になりそう
です。
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