ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
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フジロック回想録

2023-08-15 21:46:44 | フジロック
今年もフジロックに行ってきました!!
もちろん前夜祭から全日程参加です。

いや〜、とにかく暑かった!
今年のフジは暑さとの闘いでした。
3日間とも、これ程暑いフジロックなんて、過去にありましたっけ?
こんなに暑いと、流石にどうにかなっちゃいそうでした。

でも大丈夫、ライブはもっと熱かったから!


とりあえず、私のベストアクト5選です。


1位は何といってもコリー・ウォンですよ!!
VULFPECKでの活躍でも知られる、現代最高峰のファンキー・ギタリスト。
待ちに待った初来日。土曜日フィールド・オブ・ヘブンのトリでした。
とにかくコリー・ウォンのギター・カッティングの切れ味!これにつきます。
片足を前に出して弾く姿が格好いいし、どうだ!と言わんばかりの表情も良い。
ステージ狭しと動き回りバンドメンバーを煽っていく。
で、このバンドがまたファンキーでした!
リズム隊のグルーヴ感は半端ないし、鍵盤とホーン隊もガンガン盛り上げてくる。
コリー・ウォンのギターを中心にバンド一丸となってグイグイとファンキーに攻めてくる。
ヘヴンの観衆も割れんばかりに盛り上がる。
ゲストにReiが登場すると、盛り上がりも最高潮。
やっぱりヘヴンにはファンクがよく似合う!



そして2位はLIZZO。
最終日の大トリ。
今年のグラミー賞で最優秀アルバム賞を受賞した、今最もライブが観たいディーバの1人。
これはさすが、最後にふさわしい圧巻のステージでした。
やはり、アメリカでトップを取るエンターテイメントは半端ないです。圧倒されました。
もちろんLIZZOの黒人シンガーらしさ溢れる歌を聴くだけでも感動もの。
女性だけのメンバーで構成されたバックバンドもめちゃ上手いし格好良い!
そしてショー全体から溢れ出るようなポジティブなメッセージ性も素敵。
さらにLIZZOはフルートも吹く。この夜もたっぷり披露してくれて楽しかった!
フジロック直後に訴訟問題が起きてますけど、ライブが素晴らしかったことに変わりはないと思います。




3位はコリー・ヘンリー。
ジャズ・ファンク・バンド、SNARKY PAPPYの鍵盤奏者としても知られたコリー ・ヘンリー。
ソロ名義のバンド編成で金曜ヘヴンに登場。
私の好きなブラックミュージックの良いところが全部詰まったライヴでした。
ファンキーで、ゴスペル・フィーリングもある、肉感的なグルーヴが最高。
またコリー・ヘンリーはシンガーとしても魅力的で、歌声がめっちゃソウルフルでした。
いやはや、黒人音楽ならではの濃密さにあふれたライヴでした。

4位はノー・ウォーリーズ。
アンダーソン・パークとノレッジによる西海岸ドリーム・ユニット。
こちらは、生演奏のコリー・ヘンリーとは対極の、DJをベースにしたブラック・ミュージック。
現在進行形の黒人音楽の粋を見た感じがしましたね。
後半のまるでディスコのような盛り上がりは凄かった!
そしてやっぱりアンダーソン・パークは格好いいね。

5位は邦楽1位となるUAです。
UAの歌が最高なのはもちろん、アレンジが素晴らしくて、
夕方から夜へ移り行くヘヴンにぴったりの雰囲気でしたね。
それとUAの飾り気のないMCがまた良かった!





他には、スーダン・アーカイヴス、バーミング・タイガー、ニール・フランシス、ダニエル・シーザー、ヤード・アクト、GEZAN、アラニス・モリセット、ブラック・ミディ、ジョン・キャロル・カービー、ワイズ・ブラッド、Gラブ&ドノヴァン・フランケイターなども良かったです。あと、きゃりーぱみゅぱみゅ!


せっかくなので、参考までに一応、今年見たアーティストを書き記しておきます。

初日
maya ongaku(後半半分)
Alexander 23
SUDAN ARCHIVES
THE BUDOS BAND(途中から)
CORY HENRY
DANIEL CAESAR
THE STROKES(3曲)
NxWorries

この日はスーダン・アーカイブス、コリー・ヘンリー、ダニエル・シーザー、ノー・ウォーリーズと、まるでブラックミュージックのフェスのよう。見れなかったけど、デンゼル・カリーも居ましたからね。朝からピラミッドガーデンに行って、邦サイケバンドのmaya ongakuに浸かったのも良かった。トリはストロークスも見たかったけど、ノー・ウォーリーズを選びました。

2日目
GEZAN with Million Wish Collective(ラスト2曲移動)
BENEE
d4vd
WEYES BLOOD
ALANIS MORISSETTE
UA
CORY WONG
LOUIS COLE(終盤30分程)

初っ端のGEZANから凄まじかった。レッドを沸かしたデヴィッドやワイズ・ブラッドも良かったですし、あとリアルタイムで好きだったアラニス・モリセットが見れて感無量でした。とは言え、この日はコリー・ウォンにつきますね。ホント最高でした!おかげでルイス・コールは30分ぐらいしか見れなかったけど。この後、老体に鞭打って、深夜のパレスでちょっと遊んで帰りました。

最終日
YARD ACT
BALMING TIGER
GRYFFIN(頭と後ろ切れ)
JOHN CARROLL KIRBY(前半30分)
NEAL FRANCIS
BLACK MIDI(後半30分)
G. LOVE &
DONAVON FRANKENREITER(頭切れ)
LIZZO
きゃりーぱみゅぱみゅ

この日はホント良いライブの目白押し。中でも韓国のグループ、バーミング・タイガーがめっちゃ良かった。ジョン・キャロル・カービーとニール・フランシスは、移動込みで被ってたのが痛かったものの、どちらも期待を裏切らない格好良さでした。ブラック・ミディのカオスな演奏にはたまげましたし、Gラブ&ドノヴァンでは夜のヘヴンの雰囲気が気持ち良かった!そして大トリのLIZZOが最後を締めました。そして夜中のきゃりーぱみゅぱみゅ!








今年食べたフードで一番おいしかったのは、ぞうめし屋さんのクレープ!!
これはあんまりおいしくて、2回食べました。
シンプルなシュガーバターが最強でした。

他では、ハイジカレー、トロ豚チャーシューまぜそば、ボロネーゼも美味しかった。
あ、あと忘れてならないのが、ピラミッドガーデンのパンケーキ。



その他で今年良かったことは、

まずはボードウォーク。今年はデコレーションも多くて、夜のライトアップも素敵でした。
途中にトンネルがあるのもワクワクしましたね。私にとって、夜のボードウォークを歩いてヘヴンに入る、というのが、毎年フジのハイライトだったりするのですが、今年は特に良かった!

そしてパレス・オブ・ワンダーのサーカス。
多分何度か見てるやつだけど、何度見ても凄いもんは凄い!ひやひやのドキドキでしたよ。ロックフェスの深夜にサーカス見れるって凄くないですか?この発想に毎年感嘆させられます。これがフジロックの良いところ。









あと最終日のパワー・トゥ・ザ・ピープル。
大ラスのLIZOをモッシュピット内で見たため、そのまま記念撮影から「パワー・トゥ・ザ・ピープル」まで体験できました。
フジロックは毎年、終演のテーマのようにジョン・レノンの「パワー・トゥ・ザ・ピープル」が流れるんです。
その時のモッシュピット内はみんな嬉しそうに踊っていて、めっちゃピースフルなんですよ。
案外、フジロックで一番幸せな瞬間かもしれません。
で、この後レッドできゃりーぱみゅぱみゅでした。この流れ最高だった!






でも今年のフジロックには、マイナス点がなかったか?と問われれば、決してそうではありませんでした。

一番の問題点は、ドコモの電波が全然ダメダメ。
毎年ダメ気味ではありましたけど、今年は酷かった。
会場内に入ると、どこへ行ってもまったく電波が入らないぐらい酷かった。
例年だと、オアシスなら何とか入り、オレンジに行けばビュンビュン通じる感じでした。
でも今年はオレンジも駄目だった。最終日のオアシスはちょっと繋がったかな。
電波が入らないのは、キャッシュレス決済にも影響があったようで、大変だったようです。
急遽現金決済を可能にして対処したりしていましたが、これは来年以降何とかしてもらいたい。
っていうか、電波入らないと当ブログ恒例の現地レポが全く更新できないので…。

そしてもう一つ困ったのは、ホワイト以降でフートやドリンクを買おうとすると、長蛇の列。
この傾向は去年からあったのですが、さらに酷くなっている印象。
人気のお店に長い列が出来るのは分かりますけど、全部が全部長蛇の列って酷すぎます。
やっぱりヘブンからフード店が無くなった割には、オレンジの店数が少ない気がします。



もちろん、人が多かった、というのもあるでしょう。

今年は金曜29000人、土曜38000人、日曜29000人ですから、かなり入ってますよね。

でも列と言えば、今回は一度も渋滞に合いませんでした。運が良かっただけかもしれませんが。
ボードウォークへの誘導など、渋滞を避ける仕組みがうまく働いていたのでしょうね。
あと、トイレもほぼ並ばず利用できました。まあ、これは男だから、というのもあるでしょうけど。


ま、なんだかんだ言って、今年も最高でしたよ!気持ち良かったですよ!

スタッフの皆様、ありがとうございました。

来年も絶対やってくださいね!

欲を言うなら、カフェ・ド・パリや、木道亭のライブも復活させて。

ぜひ、お願いします!!







1 コメント

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Unknown (Deb,Darge)
2023-09-15 10:29:47
はじめまして。

「1位は何といってもコリーウォン!!」。まったくもって同感です。
ブリブリ!バギバキ!チャッキチャキ!。ファンク好きには、至福のひとときでした。拝読しながら、うんうんそうそうと一人納得(^^
前後しますが、他のブログも楽しく読ませていただきました。

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