ルーツな日記

フジロックが終わり、サマソニ ブログと化しておりますが、
よろしくお願いいたします。

レコード・コレクターズ7月号

2017-06-20 23:21:07 | ブルース
レコード・コレクターズ7月号は、チャック・ベリー追悼特集。チェック・ベリーの作り出した音楽が、当時どれほど新しかったかということは、今となってはなかなか分かりづらいところですが、流石はレココレ、それを丁寧に紐解くかのような多角的な解説は読み応え充分。「チャック・ベリーの名曲10選」という企画も面白いですし、もちろんディスコグラフィーも充実。


そういえば数ヶ月前に、私も私なりのチャック・ベリーの名曲10選を選んだりしてました。よろしければそちらもどうぞ〜。

2017-03-23   私の好きなチャック・ベリー

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私の好きなチャック・ベリー

2017-03-23 23:56:35 | ブルース
先日亡くなられたロックンロールの巨人、チャック・ベリーの名曲を、私の思い入れ順で10曲選んでみました。


1位 Johnny B. Goode
2位 Rock and Roll Music
3位 Sweet Little Sixteen
4位 Too Much Monkey Business
5位 Maybellene
6位 Come On
7位 You Never Can Tell
8位 Back in the U.S.A.
9位 Memphis, Tennessee
10位 School Day (Ring! Ring! Goes the Bell)



1位は何と言っても「Johnny B. Goode」でしょう。ロック史に燦然と輝く大名曲。ギターリフはロックンロールの代名詞とも言える定番中の定番。ジミ・ヘンドリックスによるライヴカヴァーもめちゃくちゃ有名ですね。でも案外、チャック・ベリーのオリジナル・ヴァージョンは聴いたことがないっていう人も多かったり。58年のリリース。ギター&ヴォーカルはもちろんチャック・ベリー。バックにはフレッド・ビロウ(ds)、ウィリー・ディクソン(b)、ラファイエット・リーク(p)という、チェスが誇るブルース職人達が並んでいる。このメンバーでロックンロールをやってるんですから、こういうところにチェスの面白さを感じさせられますね。でこの曲、チャック・ベリーの代表曲であり、ロックン・ロールを代表する曲でもある割には、チャート・アクションはそれほど良くないんですよね。R&Bチャートで2位、ポップ・チャートで8位がピークですから。他にもっと順位の良い曲はあるのに、この曲がこれほど持て囃されるのは何故でしょう?やっぱりチャートとは別に年代を問わず愛される曲ってあるんですよね。

2位は「Rock and Roll Music」。これは多分私が初めて聴いたチャック・ベリーの曲。と言ってもビートルズのカヴァーで聴いたんですけどね。ジョン・レノンのぶっとんだヴォーカルが大好きでした。一方のチャック・ベリーのオリジナル・ヴァージョンは意外な程に牧歌的。でもそのいなたさがジワジワきます。57年リリース。メンバーは「Johnny B. Goode」と同じで、ラファイエット・リークのピアノがご機嫌!

3位は「Sweet Little Sixteen」。これはビーチボーイズの「Surfin USA」の元歌と言われる曲ですね。これは本当に格好良い曲。歌詞も含めてポップ・ソングとして完成度が非常に高いですよね。実はチャック・ベリーのオリジナル曲としてチャート的に最も成功したのがこの曲。R&Bチャート1位、ポップチャート2位を記録しています。ビートルズのBBCライヴで聴けるジョンの歌うこの曲もグッド!!

4位は、しばしばボブ・ディランの「Subterranean Homesick Blues」と比較される「Too Much Monkey Business」。歌詞を言葉遊びのように畳み掛けながらリズムに乗せて歌うという手法は、チャック・ベリーが最初という訳ではありませんが、そのユニークな感性は特筆すべきで、そういう面ではジョン・レノンにも多大な影響を与えたであろうことは間違いないでしょう。ビートルズ以外にも、ホリーズ、ヤードバーズ、キンクスなど、モッズ達に好まれた名曲。

5位は、チャック・ベリーの記念すべきデビュー曲「Maybellene」。55年のリリース。この55年は、ロックン・ロール時代の幕開けと賞されるビル・ヘイリーの「Rock Around the Clock」が大ヒットした年です。ちなみにチャック・ベリーの「Maybellene」は、ボブ・ウィルスの「Ida Red」をインスピレーション源にしているとか。後のロックへ多大なインスピレーションを与えたチャックですが、さらにその源泉を辿るとウェスタン・スウィングがあるという。これはなかなか面白いですね〜。ちなみにこの「Maybellene」でピアノを弾いてるのはジョニー・ジョンソンというピアニストで、この方こそ「Johnny B. Goode」のジョニーだそう。

そして6位はローリング・ストーンズのデビュー曲「Come On」。もちろんチャック・ベリーのカヴァー。ビートルズを始めとするロック・バンドは、チャック・ベリーを直線的なノリでカヴァーすることが多いですが、ローリング・ストーンズはこの「Come On」で、チャック・ベリー独特のグルーヴを彼らなりに再現しています。流石はストーンズ!!


7位の「You Never Can Tell」は、エミルー・ハリスのカヴァーも有名ですが、私はアーロン・ネヴィルで親しんだ曲。これ聴くと、思わず踊り出したくなっちゃうんですよね〜。

8位は「Back in the U.S.A.」。私が初めてこの曲を聴いたのは、パンクの元祖と言われるMC5のカヴァーでした。コーラスが格好良い!! リンダ・ロンシュタットのカヴァーも有名ですね。

9位は、数えきれない程のカヴァーがありそうな名曲中の名曲。でもそもそもは「Back in the U.S.A.」のB面曲だったんですよね〜。確かに曲調は地味ですし、チャック・ベリーらしくない曲かもしれませんが、そこにこの曲の個性的な魅力があったり。

10位は、数々のヒット曲を持つチャック・ベリーの中でも、屈指のヒット曲の一つ「School Day (Ring! Ring! Goes the Bell)」。歌詞に "Hail, hail rock and roll” の一節があり、それはキース_リチャーズや、エリック・クラプトンが参加した、チャック・ベリーの映画のタイトルにもなりました。
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チャック・ベリー R.I.P.

2017-03-21 19:47:10 | ブルース
CHUCK BERRY / ROCKIN' AT THE HOPS

3月18日、ロックンロールの真のオリジネーターであり、ポップス/ロック史上最重要人物の一人である、チャック・ベリーが亡くなれました。90歳でした。

代名詞とも言える「Johnny B. Goode」を始め、「Maybelline」、「Sweet Little Sixteen」、「Memphis, Tennessee」、「Too Much Monkey Business」、「Back In The U.S.A.」、「Rock And Roll Music」、「Roll Over Beethoven」などなど、数々のヒット曲、名曲を生み出し、50年代後半、一際の個性で新しい時代を築き上げました。チャック・ベリーは黒人の側からカントリーなど白人の音楽に接近してロックンロールを生み出したとよく言われますが、そのリスムには、他の白人ロックンローラーとは明らかに違う、ハネたスウィング感がありました。私はその独特なノリが大好きでした。彼のひょうひょうとしたキャラも相まって、とても愛らしいロックンロールでした。

ビートルズや、ローリング・ストーンズなど、チャック・ベリーを新しい音楽として聴いていた世代はもちろん、その後のロックに与えた影響は計り知れず、時代が回った現代のシーンにおいても、直接的、間接的に、チャック・ベリーの影響を受けていないロック・アーティストはいないと言ってよいでしょう。



かつてジョン・レノンは「ロックンロールを別の言葉に置き換えるなら、それはチャック・ベリーだ。」ということを言ったとか。この言葉、大好きです。



偉大なるチャック・ベリーさん、安らかに。




写真は、チャック・ベリーの60年作「ROCKIN' AT THE HOPS」。

ローリング・ストーンズの始まりと言われるキースとミックの伝説的な出会い。正確には再会なんですけど、まあ、それは良いとして。2人の地元ダートフォードの駅でレコードを小脇に抱えるミックを見つけたキース。そのレコードというのが、キースにとって喉から手が出る程欲しい代物だった。1つはマディ・ウォーターズの「THE BEST OF MUDDY WATERS」、そしてもう1つがチャック・ベリーの「ROCKIN' AT THE HOPS」。ミックは通信販売で直接シカゴのチェスから買っていたそう。ミックとキースは幼い頃から割と近くに住んでいて、それなりに知り合いであり、そこそこ疎遠だったんでしょうね。ですが、ミックの持っていたLP が2人を急激に接近させたんです。なのでもし、ミックがチャック・ベリーのLP を持っていなかったら、ローリング・ストーンズは生まれなかったかもしれないのです。

この伝説が本当なら、当時のイギリスで、ごくごく一部の相当ませた人間しか聴いていなかったであろう、黒人のリズム&ブルース、しかも60年発表の「ROCKIN' AT THE HOPS」を、ミックはその年に通販で手に入れてることになるんですよね。ミック・ジャガー、やっぱ凄いですね。ちなみにこの「ROCKIN' AT THE HOPS」から、ストーンズは「Bye Bye Johnny」や「Let It Rock」をカヴァーしています。
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ジェイムズ・コットン R.I.P.

2017-03-18 23:52:58 | ブルース
THE JAMES COTTON BAND / 100% COTTON

3月16日、シカゴ・ブルースの全盛期を知る数少ないレジェンド中のレジェンド、ブルース・ハーピストのジェイムズ・コットンが旅立たれました。81歳。肺炎のため入院中の病院で亡くなられたそうです。

1935年、ミシシッピ州はチュニカに生まれたジェイムズ・コットン。1956年頃にリトル・ウォルターの後釜としてマディ・ウォーターズのバンドに加入し、シカゴ・ブルースの黄金期に活躍しました。マディの有名なライヴ盤「MUDDY WATERS AT NEWPORT 1960」でハープを吹いてるのがコットンです。一時不遇を囲っていたマディが、70年代にジョニー・ウィンターの助力で復活する際にも召集されてますから、マディの信頼も相当熱かったのでしょうね。

そしてジェイムズ・コットンと言えば、「100% COTTON」でしょう!1967年にヴァンガードよりアルバム・デビューして依頼、ヴァーヴやアリゲーターなどに幾枚もの名盤を残しているジェイムズ・コットンですが、74年にブッダよりリリースしたこの作品こそ、ファンク・ブルースの金字塔と賞される傑作中の傑作なのです。

もちろん、これより前にもブルースにファンクのリズムを持ち込んだ作品はあります。ローウェル・フルスンとか、ジュニア・ウェルズとか。ですがしばしばこの「100% COTTON」こそファンク・ブルースの元祖であるように語られるのは、リズムがどうのというより、ファンクのエネルギーをブルースに閉じ込めたような作品だからだと思います。ジェイムズ・コットンの躍動しまくるハープを中心に、瑞々しいバンドの演奏もめちゃくちゃ格好良い!!もちろん、マット・マーフィーのギターも!! そしてこの後、ニューオーリンズへ向かい、アラン・トゥーサンやジェイムス・ブッカーとコラボするんですから。やはり、ファンク・ブルースと言えば、ジェイムス・コットンなのです。



さて、私が始めてジェイムズ・コットンのライヴを観たのは1991年のブルースカーニバルでした。その前年に、ジョン・メイオールが観たくて初めて足を運んだブルカニで、メインのバディ・ガイに衝撃を受け、黒人ブルースに目覚めたばかりの私にとって、ジェイムズ・コットンは、まさに2ndインパクトでした。うねりまくるハープの野太い音色に、ブルースハープって凄いな!黒人って凄いな!本物のブルースって最高だな!と大興奮したのを今でも覚えています。最後はアルバート・コリンズとのセッションもあったりで、良い時代でした。

ブルカニと言えば、96年にもジェイムズ・コットンは出演していますが、前日の横浜公演でジョニー・"ギター"・ワトソンが倒れ、亡くなってしまったんですよね。それでたしかジェイムズ・コットンが、土曜、日曜の両日出演して、ジョニーの分まで頑張って会場を沸かしてくれたように記憶しています。

ですがこの頃、ジェイムズ・コットンは喉頭がんに冒されていて、喉の手術もしていたんですよね。その翌97年に来日した際には、ヴォーカリストを従え、自身はハープに専念せるを得ないステージだったそうです。とは言え、本業がハーピストですから、その衰え知らずなブロウで、観客達を熱狂させたそうですから、さすがはジェイムズ・コットンです!

その後も度々来日しています。生で歌が聴けなくなったのは残念ではあるものの、それでも、ステージに上がり、ハープを吹き続けるジェイムズ・コットンの姿に、沢山のブルースファンが勇気づけられたことでしょう。

ジェイムズ・コットンさん、ありがとう。そして安らかに。
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グラミー賞 ノミネート 『Best Traditional Blues Album』

2017-02-12 19:34:08 | ブルース
Bobby Rush / Porcupine Meat

この期に及んでまだやっている当ブログのグラミー賞ノミネート特集。でもこれをやらねば終われない。という訳で『Best Traditional Blues Album』部門です。気になるノミネートは以下の5作品。

Lurrie Bell / Can't Shake This Feelingg  
Joe Bonamassa / Live At The Greek Theatre  
Luther Dickinson / Blues & Ballads (A Folksinger's Songbook: Volumes I & II)  
Vasti Jackson / The Soul Of Jimmie Rodgers  
Bobby Rush / Porcupine Meat  


私が思う”トラディショナル”とは少々赴きが違うのですが、まあ、それはさておき、ここは何と言ってもボビー・ラッシュでしょう!! 昨今の精力的なアルバム・リリース頻度と言い、その濃密な内容と言い、歳を重ねるごとにアクを増すかのキャラと言い、全てが真っ黒に脂ぎってギラギラしている、現役最強のファンキー・ブルースマンこそ彼のことなのです。

チトリン・サーキットの帝王と呼ばれたボビー・ラッシュが、メジャー・レーベルのラウンダーへ移籍したというだけで、マニアの間では結構なニュースになっていましたが、だからと言って、いきなり新しいことをする訳でもなく、ましてや突然売れ線になる訳ではない、それがボビー・ラッシュ。つまり、どんなに環境が変わろうとボビー・ラッシュはボビー・ラッシュであり、あのアクと臭みに塗れた南部ブルースは、相変わらずファンキーなのであります。

では、毎回同じか?と言われれば、そうでもない。今作のキモはニューオーリンズ録音。プロデューサーは、これまでにアーマ・トーマスやジョニー・アダムス、ダーティ・ダズン・ブラス・バンド等を手掛けてきた、ラウンダーの敏腕スコット・ビリントン。バック・メンバーには、かの地の重鎮鍵盤奏者デヴィッド・トウカノフスキー(kbd)、ジョン・クリアリー&ザ・アブソリュート・モンスター・ジェントルメンのリズム隊、コーネル・ウィリアムズ(b)とジェフリー“ジェリービーン”アレクサンダー(ds)、近年様々なセッションに引っ張りだこの売れっ子ギタリスト、シェイン・テリオット(g)、ダーティ・ダズン・ブラス・バンドからカーク・ジョセフ(sousaphone)とロジャー・ルイス(baritone sax )等、ニューオーリンズの名手達が集められています。

そしてそんなニューオーリンズ軍団の中、ただ一人ボビー・ラッシュ陣営から参加したと言えるのがヴァスティ・ジャクソン。この人はミシシッピのギタリストで、ソングライター、プロデューサーとしても活躍ししている方。ボビー・ラッシュの過去作はもちろん、Z.Z. ヒル、デニス・ラサール、ジョニー・テイラー、ケイティ・ウェブスターなどの諸作品に参加し、個人名義のソロ作品もリリースしています。なんと昨年リリースした「The Soul Of Jimmie Rodgers」で今回の当部門『Best Traditional Blues Album』にボビーと並んでノミネートされている Vasti Jackson その人です。

絶妙にタメの効いた、いなたくもファンキーなギターリフからゾクゾクする1曲目「I Don't Want Nobody Hanging Around」、そこにハープが乗り、脂ぎった歌声が響けば、そこはもう完全にボビー・ラッシュの世界。タイトル・トラック「Porcupine Meat」のメロウなグルーヴも強烈なサザン臭で覆ってしまうのがボビー流。南部特有のいかがわしいノリが最高の「Catfish Stew」や、ファンキーな「Snake In The Grass」、「Funk O' De Funk」が格好良いのはもちろん、濃密この上ないスロー・ブルース「Got Me Accused」も絶品。

ヴァスティ・ジャクソンとシェイン・テリオットのギターの絡みも格好良いですし、デヴィッド・トウカノフスキーの鍵盤も良い味わい。ベースはコーネル・ウィリアムズとカーク・ジョセフとで分け合ってますが、特にカーク・ジョセフのバウンシーなスーザフォンがユニークなファンクネスを生み出しています。絶妙のタイム感で繰り出すジェリービーンのビートを中心に、間を活かしながら腰にくるグルーヴは流石ニューオーリンズであり、そのファンクネスをボビー流のミシシッピ産ファンク・ブルースに引き込むボビー・ラッシュ&ヴァスティ・ジャクソン。彼らによる圧倒的なブルース臭。結局のところボビー・ラッシュはボビー・ラッシュであり、環境の違いをものともしない強烈なアクと個性を思い知らされるのです。

でも実はボビー・ラッシュも生まれはルイジアナだったりするんです。なので今作は複雑にミシシッピとルイジアナ/ニューオーリンズが絡み合っている。でもそれこそ、ボビー・ラッシュの本質なのかもしれません。文句無しの傑作。ちなみに、ケブ・モや、当部門にノミネートされているジョー・ボナマッサなどもゲスト参加しています。


さて、誰もが認める現役最高のブルースマン、ボビー・ラッシュ。これまで数々のブルース系アワードに輝いてきましたが、グラミー賞は獲っていないはずです。ノミネートはあるんですけどね。なかなか…。しかし機は熟したでしょう。そろそろ彼の番です!!



そして対抗は? ヴァスティ・ジャクソン!と言いたいところですが、知名度的に難しいでしょう。やはりここは現行シカゴブルースを背負って立つ漢、ルリー・ベルを挙げたいですね。彼の一音一音に重みのあるブルースギターは痺れますね!!




さあ、明日の朝はいよいよグラミー賞授賞式です。という訳で、当ブログのグラミー賞ノミネート特集もこれにて最終回です。本当はまだまだ書きたいアルバムがあったんですけどね。コンテンポラリー・ブルースのファンタスティック・ネグリートとか、ワールド・ミュージックのヨー・ヨー・マとか、カントリーのスタージル・シンプソンとか、それらはまた、受賞したら紹介しますね。


では、明日の授賞式、楽しみましょう!!




↓宜しければこちらもぜひ!


グラミー賞 ノミネート 『Best Regional Roots Music Album』
グラミー賞 ノミネート 『Best Americana Album』
グラミー賞 ノミネート 『Best Folk Album』
グラミー賞 ノミネート 『Best Roots Gospel Album』
グラミー賞 ノミネート 『Best Traditional R&B Performance』
グラミー賞 ノミネート 『Best R&B Performance』
グラミー賞 ノミネート 『Best Urban Contemporary Album』
グラミー賞 ノミネート 『Best Traditional Pop Vocal Album』
グラミー賞 ノミネート 『Best Rock Album』
グラミー賞 ノミネート 『Best Rock Performance』
グラミー賞 ノミネート 『Best Rock Song』
グラミー賞 ノミネート ビヨンセ!!
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U.P. WILSON

2017-01-19 23:55:50 | ブルース
U.P. WILSON / ON MY WAY

今日、御茶ノ水駅前のDISK UNIONにふらっと立ち寄りましたら、ちょうど「411円以下の中古CD全て100円!」っていう素敵なタイムセールをやっていまして、いくつか買ったうちの1枚がこれ。テキサスのワイルド・ブルースマン、テキサス・トルネードことU.P.ウィルソン。生まれはルイジアナだそうで、1934年に生まれ、2004年に亡くなられています。1990年代にJSPから数枚のアルバムをリリースし、そのアグレッシヴなテキサス・スタイル・ギターで一部熱狂的な人気を誇るという、知る人ぞ知るブルースマン。こちらの「ON MY WAY」は、1988年にRED LIGHTNIN' RECORDSからリリースされたものを、99年にFEDORAがリイシューしたもの。

ゴツゴツとした音色で快調に飛ばすギターが気持ち良い!! JBファンク的なノリも強引に弾き倒す、いなたいシャープさが堪らなく格好良い!垢抜けない歌声や、ローカル色濃いバックのグルーヴも良い。モダン・ブルースをやっても決して洗練された感じにはならないところに、その土地に綿々と受け継がれる息づかいを感じさせられますね。これぞテキサス!こういうブルース大好きです!!


アルバム収録曲→ Como Station
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ブルース最強伝説。

2017-01-17 19:51:14 | ブルース
買いました! Guitar magazine 2月号「ブルース最強伝説」。表示&巻頭から113ページに及ぶという大特集。これもローリング・ストーンズ効果でしょうか?恐るべしストーンズの影響力。かく言う私もストーンズの新譜に触発されて、ここのところブルース聴きまくってますけどね。そこへこの大特集ですから。って言うか、この表紙のBBの顔を見たら買わずにいられませんよね。

これぞ、ブルース・ファンを惹きつける顔力!!

内容の方も、ギター雑誌らしくブルースマンの愛器紹介から、真島昌利、竹内朋康、菊田俊介、Rei など日本のギタリスト達が語るブルース、シカゴやテキサスなどジャンル別の常套句解説、もちろんローリング・ストーンズ特集もあります。マニアックなところでは、タンパ・レッドが大きく取り上げられているのが嬉しい!あと、高田漣による「マイ・ボトル・ネックを作ろう!」なんていうのもあったりで盛り沢山。写真も豊富。

さー、じっくり読むぞ!

これでしばらくブルース熱は下がりそうもありません。
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グラミー賞 ノミネート『BEST BLUES ALBUM』

2016-02-07 21:51:34 | ブルース
Buddy Guy / Born To Play Guitar

いよいよグラミー賞授賞式が近づいてまいりました。主要4部門を誰が受賞するのか?各方面で予想など騒がしくなってきましたが、「ルーツな日記」的に気になるのは、もっともっと奥の方。例えば『BEST BLUES ALBUM』部門とか。という訳で『BEST BLUES ALBUM』部門、ノミネートは以下の5作品。

Cedric Burnside Project / Descendants Of Hill Country
Shemekia Copeland / Outskirts Of Love
Buddy Guy / Born To Play Guitar
Bettye LaVette / Worthy
John Primer & Various Artists / Muddy Waters 100


なんだかんだで注目はバディ・ガイ。もうすぐ80歳になろうとしているとはとても思えない、生命力に溢れたブルースを聴かせてくれます。ギターの暴君ぶりはもちろん、歌声も衰え知らず。脂ぎったブラック・フィーリングにロックな勢い、そこに年齢を重ねた渋みが良い塩梅に加わり、バディにしか成し得ない豪腕ブルースを生み出しています。ギタリストとして一生をブルースに捧げるような人生を振り返る「Born To Play Guitar」に始まり、ZZトップのビリー・ギボンズと共にロックする「Wear You Out」、キム・ウィルソンのハープが疾走する「Too Late」、ジョス・ストーンとのスウィンギーなデュエット「(Baby) You Got What It Takes」、ヴァン・モリソンを招きB.B.キングに捧げた「Flesh&Bone」などなど、要所要所に魅力的なゲストを配しながら、全てを飲み込むようなバディ・ガイのギターとその歌声は、まさに人生をブルースに捧げたリヴィング・レジェンドの存在感。またその破格なエネルギーを、太く躍動感溢れるボトムでがっつり支えるプロデューサー、トム・ハンブリッジのサウンド・プロダクションも流石です!! 今回受賞すれば、おそらく2010年の「Living Proof」以来、7個目のグラミーとなるはず。


対抗は、マディ・ウォーターズ生誕100年を記念したトリビュート・アルバム「Muddy Waters 100」でしょうか。こちらは歴史あるマディ・ウォーターズのバンドの最後のギタリストだったジョン・プライマーを中心に、ジェイムズ・コットン、ボブ・マーゴリンというマディ・バンド卒業生の他、ビリー・ブランチ、ケブ・モ、ジョニー・ウィンター、デレク・トラックス、ゲイリー・クラーク・JR.などなど、多彩なゲストが参加。それでいて散漫にはならず、まるでマディ・ウォーターズの魂ここにあり!と感じさせられるような、太く濃い、一本の筋の通った力作であります。

そして前作に引き続いてのノミネートとなるシェメキア・コープランド 。故ジョニー・コープ ランドの実娘という出自も折り紙付きの彼女は、グラミー受賞で名実共に新たな「ブルースの女王」となるか? いやいや、ベテランさんも黙ってはおりません。今年の1月で70歳になったベティ・ラヴェット。ジョー・ヘンリーのプロデュース作「Worthy」ではディラン、ビートルズ、ストーンズのカヴァーなどを、旨味たっぷりの激渋な声で歌っております。さらにノース・ミシシッピ・ヒル・カントリーの今を伝えるセドリック・バーンサイドのノミネートも嬉しいですね!!
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B.B.キング、安らかに

2015-05-24 10:33:35 | ブルース
B.B.KING / ONE KIND FAVOR

5月14日、B.B.キングが亡くなられました。ラスヴェガスの自宅にて。89歳でした。

まさにブルースの象徴的存在だったB.B.キング。愛機「ルシール」から繰り出されるあの太く深い音色。その音色が唸りをあげる瞬間からブルースの旨味が溢れ出す。それはスクイーズ一発でブルースの何たるかを語るような説得力。

腹の底から噴き上げるような歌声も、恰幅のいい体格も、愛嬌たっぷりの表情も、全てがブルースでした。


B.B.キングを初めて生で観た91年、ゆうぽうと簡易保険ホールでの単独ライヴ、忘れません。



B.B.キングさん、安らかに。







*写真は2008年作「ONE KIND FAVOR」。スタジオアルバムとしてはこれが最後の作品となってしまいました。ブルースの名曲を集めたカヴァー作ながら、バックにジェイ・ベルローズ、ドクター・ジョン、ネイザン・イースト達を配した、T・ボーン・バーネットによる技ありのプロデュースの元、B.B.キングが圧巻の歌声とギターを聴かせてくれます。これは本当に素晴らしい作品。グラミー賞「Best Traditional Blues Album」部門を受賞。
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2014 Blues Music Awards

2014-05-29 19:53:23 | ブルース
BILLY BOY ARNOLD, CHARLIE MUSSELWHITE, MARK HUMMEL, SUGAR RAY NORCIA & JAMES HARMAN / REMEMBERING LITTLE WALTER

2014年の『Blues Music Awards』が5月8日に発表になったようです。数年前までは『W.C. Handy Blues Awards』という名で親しまれてきたブルースの祭典。今年の『Album of the Year』に選ばれたのは、新旧のハーピスト5人が集まりシカゴ・ブルースの伝説リトル・ウォルターをトリビュートしたライヴ盤「Remembering Little Walter」(写真)でした!!

その新旧5人のハーピストとは、ビリー・ボーイ・アーノルド、チャーリー・マッスルホワイト、マーク・ハメル、シュガー・レイ・ノーシア、ジェイムズ・ハーマンという凄腕達。まあ、新旧と言っても一番若くてマーク・ハメルが58歳ですけどね。シュガー・レイ・ノーシアもほぼ同年代ですね。そして最も年配なのがビリー・ボーイ・アーノルドで78歳です。

やはりビリー・ボーイ・アーノルドの存在は光ってますよね。この中で唯一生粋のシカゴ・ブルース・マンですし、故リトル・ウォルターとは5歳しか歳も違いません。「You're So Fine」での軽快な歌声とハープ・ブロウはとても80歳近い方とは思えません。そしてもう一方強烈な印象を残しているのがチャーリー・マッスルホワイト。スロー・ブルース「Just A Feeling」での太く深いハープの音色とそれに呼応するような渋い歌声は相当滲みます。

それにしても、さすがにハープが主役なアルバムだけあって、ハープが良い音で録られてるんですよ! 冒頭、「I Got To Go」でのマーク・ハメルの吹くハープが開口一番に唸りを上げた瞬間に、ブルース・ハープの世界に吸い込まれるようでした。マーク・ハメルは今作のプロデューサーも請け負ってまして、おそらく彼が集めたであろうバック・バンドも素晴らしい演奏を聴かせてくれます。

ちなみにこのアルバム、『Album of the Year』だけでなく『Traditional Blues Album of the Year』も受賞するという2冠でした。そしてチャーリー・マッスルホワイトは『Best Instrumentalis – Harmonica』部門も受賞しております。






TEDESCHI TRUCKS BAND / MADE UP MIND
『Band of the Year』を受賞したのがテデスキ・トラックス・バンド。また最新作「MADE UP MIND」(写真)が『Rock Blues Album of the Year』を、そしてスーザン・テデスキが『Contemporary Blues Female Artist of the Year』を受賞するという活躍ぶり。多様化するブルースの未来を担うのはやはり彼らでしょうか?



BUDDY GUY / RHYTHM & BLUES
『B.B. King Entertainer of the Year』という部門を受賞したバディ・ガイ。今ひとつどういう位置づけの部門なのかよく分らない部門ですが、“エンターテイナー”ですから、バディ・ガイにピッタリですね。ちなみに最新作「RHYTHM & BLUES」(写真)は『Album of the Year』にノミネートされていたのですが、今回はお預けでした。



BOBBY RUSH / DOWN IN LOUSIANA
『Soul Blues Album of the Year』を受賞したのは、ボビー・ラッシュの「DOWN IN LOUSIANA」。チトリンサーキットで鍛え上げられたライヴのその濃密さは折り紙付きですが、近年はスタジオ作も傑作続き。特に今作は彼の代表作の一つになるのではないでしょうか?



ROYAL SOUTHERN BROTHERHOOD / SONGS FROM THE ROAD
『DVD of the Year』には我らがシリル・ネヴィルの勇姿をたっぷり拝めるロイヤル・サザン・ブラザーフッドのライヴDVD作品が。もちろんマイク・ジト、デヴォン・オールマンの見せ場もたっぷり。来日してくれませんかね~。



GARY CLARK JR. / BLACK AND BLU
『Contemporary Blues Male Artist of the Year』を受賞したゲイリー・クラーク・ジュニア。



CEDRIC BURNSIDE PROJECT / HEAR ME WHEN I SAY
『Best Instrumentalist – Drums』にはRLバーンサイドの孫、セドリック・バーンサイドが。彼はミシシッピーの新しいスターですね!


と、とりあえず個人的に気になる受賞者をいくつか紹介しましたが、もちろんこの他にも沢山の部門があるんです。興味がある方は、こちらのサイトで各部門のノミネートと受賞者の一覧を確認できます。(海外のサイトですけどね。)

http://blues.about.com/od/bluesawards/a/2014-Blues-Music-Awards.htm
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