ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

東京JAZZ 楽しみなトレメ・ブラス・バンド!!

2017-08-31 23:41:48 | フェス、イベント
TREME BRASS BAND / NEW ORLEANS MUSIC!

明日、9月1日(金)から3日間、渋谷で東京JAZZが開催されますね!

メインとなる土曜、日曜のNHKホールには、THE COREA / GADD BAND、アル・ディ・メオラ、リー・リトナー 、シャイ・マエストロ、チック・コリア & ゴンサロ・ルバルカバ、ロン・カーター カルテット、などなど。超豪華アーティストの目白押しですが、我が「ルーツな日記」が最も注目するのは、ニューオーリンズからやって来る、トレメ・ブラス・バンドです!!

ブラスバンド文化の聖地とも言える”トレメ”を名に冠するブラス・バンド。ベニー・ジョーンズ(スネアドラム)、ライオネル・バティスト(ベースドラム)、の2人を中心に、1994年に結成されたトラディショナル・スタイルのブラス・バンドです。何が凄いって、このリズムコンビのお二人、かのダーティ・ダズン・ブラス・バンドの前身と言われる、DIRTY DOZEN KAZOO BAND のリズムを担っていたコンビで、これに若いホーン隊が合流してダーティ・ダズン・ブラス・バンドが誕生したと言う説もあったり。

とは言え、トレメ・ブラス・バンドは、ダーティ・ダズン・ブラス・バンドのようなファンキー・スタイルに比べると、もっともっと古き良きニューオーリンズの息吹を伝えてくれる、いなたくも愛らしい、トラディショナルなセカンドラインです。ファンキー好きには物足りない? いやいや、彼らこそ、ニューオーリンズのサウンドそのものなのです!!


残念ながらベース・ドラムのライオネル・バティストは、2012年に、81歳で亡くなられてしまいましたが、リーダーのベニー・ジョーンズは、いまだご健在です。今回の来日メンバーとしてアナウンスされているのは以下の9名。


ベニー・ジョーンズ・シニア(bass D)、
ヴァーノン・セヴェリン(snare D)、
ジョナサン・S・グロス(tuba)、
ジョン・グレー・ジュニア(tp)、
ジェイムズ・ウィリアムス(tp)、
セドリック・B・ワイリー(sax)、
テレンス・タップリン(tb)、
オズワルド・ジョーンズ(grand marshal)、
マユミ・シャラ(second snare D)


出演ステージは、3日の日曜日のお昼過ぎ、NHKホールにて「JAZZ100年プロジェクト」の一員として登場。こちらは、デンマークラジオ・ビッグバンド、リー・コニッツ、日野皓正、山下洋輔、リー・リトナー等々という蒼々たるメンバーを挾間美帆さんが指揮するという中で、トレメの面々がどのようにフィーチャーされるのか?されないのか?気になるところ。

とは言え、どれだけスポットが当たるか分からないトレメ目当てに高額なホール公演のチケを買うのはちょっと…という方、ご安心ください、同日、夕方から代々木公園ケヤキ並木のステージにも、トレメ・ブラス・バンドは出演いたします。こちらは観覧無料です!!!

さらに2日の土曜日は、なんと、夕方頃から、渋谷センター街をパレードするそうです!! これは楽しみですね。やっぱりニューオーリンズのブラス・バンドと言えばパレードですから。グランド・マーシャルのオズワルド・ジョーンズもいらっしゃいますからね。彼の振る派手な傘に先導され、本場のセカンドラインが渋谷の町を練り歩く。想像しただけでワクワクしてしまいます!

トレメ・ブラス・バンドが町中をパレードすると聞きますと、彼らの前回の来日時、2003年でしたが、港区の「みなと区民まつり」に参加し、増上寺の近くをパレードしたことが思い出されますね〜。あの時はライオネル・バティストもご健在で、いかにも日本のイベントらしいパレードの中に、ニューオーリンズ・スタイルのブラス・バンドが混じっている愉快な感じが今でも忘れられません。

そして今年、まさか、トレメ・ブラス・バンドのパレードがまた見れるとは!!


NHKホールや、ケヤキ並木も含め、詳しいタイムスケジュールは、東京ジャズのオフィシャルサイトで確認してください→ http://www.tokyo-jazz.com/jp/program/timetable_0902.html


しかし、問題はお天気です。台風が接近したりしているそうで、土曜は雨マーク。パレードの時だけでも、雨は降らないで欲しいです!!お願いします!!


*上の写真は、トレメ・ブラス・バンドの08年作「NEW ORLEANS MUSIC!」。右がベニー・ジョーンズ、左が今は亡きライオネル・バティストです。トロンボーンにコーリー・ヘンリー、スーザフォンにジュリアス・マッキー、バリトン・サックスにロジャー・ルイスなど、豪華布陣。まるでニューオーリンズのストリートを歩いているかのような、そんな空気が伝わって来る愛すべきブラス・バンド・スタイル。これぞニューオーリンズですよ!! タイトルに偽り無しです!!




DIRTY DOZEN BRASS BAND / MY FEET CAN'T FAIL ME NOW
こちらはダーティ・ダズン・ブラス・バンドのデビュー作。革命的名盤。リズムはベニー・ジョーンズとライオネル・バティストのコンビと思いきや、ベニー・ジョーンズがベースドラムを叩き、スネアはジェネル・マーシャル。次作の「Mardi Gras In Montreux」から、ベースドラムがベニー・ジョーンズからライオネル・バティストに変わる。結成当時からこの辺りのリズム隊の動きは、どうも掴みずらいんですよね…。ま、その後も掴みづらいですけど…。

ありがとうございました!

2017-08-19 23:21:54 | フェス、イベント
という訳で、私のサマソニはこれにて終了です。今年は土曜だけの参加なので。一日だけだと、あっという間ですね。

フジロックに続いて、しょうもないレポにお付き合い頂き、ありがとうございました!

9月もジャズフェスとかございますので、また宜しくお願いいたします!

とりあえず、今日のところはこの辺で。