ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

レミー・キルミスター 安らかに

2015-12-29 11:55:55 | フジロック
MOTÖRHEAD / NO SLEEP 'TIL HAMMERSMITH

12月28日、モーターヘッドのレミー・キルミスターが癌のため亡くなられたそうです。ここ数年体調不良が続いていたそうですが、進行性のがんが判明したのはほんの数日前の12月26日だったそうです。12月24日に70歳になったばかりでした。

まったく信じられません…。今年の夏にフジロックでレミーの勇姿を観たばかりですから。グリーンのモッシュピッドがカオスと化した爆音「Ace Of Spades」。一生忘れません。


レミーがいなければ、ヘヴィ/ラウドロックは今とは違う方になっていたことでしょう。メタリカもフーファイターズも存在しなかったかもしれません。それぐらい巨大な影響を後続へ与えた偉大なロッカーでした。


レミー、安らかに。そしていつまでもラウドに!!

チコ&ザ・ジプシーズ @ブルーノート東京

2015-12-29 09:34:10 | ワールド・ミュージック
11月28日、ブルーノート東京にて、元ジプシー・キングスのチコ・ブーチキー率いるチコ&ザ・ジプシーズを観てまいりました! 私が見たのはこの日の1stショー。正直な話、チコ&ザ・ジプシーズもジプシー・キングスもあまり良くは知らないのですが、一度生で観てみたかったんですよね~。やっぱりこういう音楽はライヴで体験しないと!


さて、まずステージに現れたのは、ドラムス、エレキベース、ピアノ、そしてヴァイオリンの4人。彼らが流麗な演奏を繰り広げる中、いよいよギタリスト達が登場。ステージ前方にアコースティック・ギターを持った5人のギタリストが並ぶ様はそれだけで圧巻!

序盤は「Allegria」「Baila Me」などアップ・テンポなナンバーで盛り上がる。陽性なラテンのノリが気持ち良い!そして噂には聞いていたリード・ギタリスト、ケマのプレイが素晴らしい!超絶的な早弾きを駆使し、流麗且つ哀愁溢れる旋律を、見事な音色で聞かせてくれる。しかも表情一つ変えずに弾き倒す。そこにまた異国の凛々しさを感じさせられたり。そしてヴォーカルのモーニン。彼はグループの中でも最もフラメンコを感じさせるスタイルで、そのハスキーな歌声と圧巻の小節回しははまさにジプシー!!ホント素晴らしい歌声でしたね。

一方、「Amor de Mis Amores」を歌うホセはハリのある艶やかな歌声で観客を圧倒する。いやもう惚れ惚れしました。そしてもう一人、この日のセットリストの中でも異色と言えるフォーキーな感触の「Petingo」を歌ったカッサカ。これがまた良い声なんですよ!柔らかくて伸びやか、そしてソウルフル! 途中で「千の風になって」を日本語で歌い始めたのには驚きました~。

ケマのギターが枯れた情緒を紡ぎだすインスト「Pharaon」、モーニンの小節回しにピーウィーの哀愁溢れるヴァイオリンが絡む「Madre mia」、観客も手拍子や「オレ!」という掛け声で盛り上がった「Todos Ole!」などなど。これでもか!と南仏ジプシーの粋を堪能。まさに土地に根ざした血の濃さに身も心も打ちのめされる快感。

そして雰囲気が変わったのは、ピーウィーによるヴァイオリン・ソロ。まるで踊るようにロマンティックな旋律を披露した彼の姿には、フランスらしい洒落たセンスを感じさせられました。そしてジャン・ヴィンセント・アバードのピアノ・ソロへ。先ほどの「Todos Ole!」でラテンのリズムを繰り出していた彼とはまるで別人のようにエレガント&クラシカル。しかも曲はディズニー映画「アラジン」の「A Whole New World」ですから。ですがそのメロディーにモーニンを中心にバンド・メンバー達がフラメンコな手拍子やリズムを加えていくから堪らない。これがまた格好良いんですよ!!さらにリズムはタンゴ的になりピアソラの「Libertango」へ。ピーウィーのヴァイオリンとケマのギターが驚異の掛け合いを見せる。この辺りのクロスオーバーな流れにワールドミュージックって凄いな!と感じさせられましたね。

そして待ってましたの「inspiration」。鬼平犯科帳のあの曲です。これこそ私が最も聴きたかった曲であり、おそらくここに集まったほとんどの方達にとってそうだったのでは?と思わせられる程、始まるや否や大拍手が巻き起こる。ケマのギターから紡がれる、その哀愁のメロディと滲みる異国情緒。これはホント美しかった!生で聞けて良かった~。

さらにイーグルス「Hotel California」、シャキーラ「Waka Waka (This Time For Africa)」のカヴァー。個人的に「Hotel California」はツボでしたね~。切ないメロディーがジプシー色に塗り替えられたアレンジと、キレのある歌&演奏は最高でしたね。


そして終盤は「Djobi Djoba」「Bamboleo」、アンコールに「Volare」と、ジプシーキングス時代の代名詞とも言える超有名曲を畳み掛ける。もう最高!!観客達も総立ちで踊り、歌い、叫ぶ。ブルーノートとは思えない熱狂的な盛り上がり! 特に最後の「Volare」はまさに会場が一体となった幸福感。ホセによる、ジプシー・キングスとはまた違う、まるでオペラのべルカントの様な歌唱も素晴らしかった!!

いや~、流石のステージでしたね。演奏や歌の素晴らしさは言わずもがなですが、ライヴバンドとしてのポップさとか、エンターテイナー性の高さにも驚きました。しかもそれでいて、南仏とか、ジプシーとか、そういった土着の情緒はこってり濃厚なんですから!堪りませんよね~。そして、決してオレが!オレが!と前へ出ることはなく、常に柔和な表情でギターを弾き、全体を統べるチコ・ブーチキー。その存在感あってのチコ&ザ・ジプシーズでした!

THE CUTTING EDGE

2015-12-25 23:13:46 | ルーツ・ロック
自分へのクリスマスプレゼント。買っちゃいました。

ボブ・ディランの例のブツを。6枚組です。さすがにその上は手が出ませんでしたが…。


さあ、年末はディラン漬けだー!


でも、これ買ったから来日公演は諦めるかな…。

休憩

2015-12-24 20:07:03 | ジャズ
上原ひろみ with 新日本フィルハーモニー交響楽団、只今休憩時間。オーケストラのコンサートらしく、ワインとか売ってます。クリスマスイブですしね。

それにしても上原ひろみさん楽曲のオーケストラ・アレンジ。新鮮で楽しい!第二部も楽しみです。どんな驚きがあるのやら。

着席

2015-12-24 18:40:32 | ジャズ
3階。これまでに色々なところで上原ひろみさんを観てきましたが、ダントツで遠い…。でも壮観。これはこれで良いかも。と、ポジティブ思考。

メリークリスマス!

2015-12-24 17:24:57 | ジャズ
クリスマスのお楽しみと言えば、クリスマスケーキ!今年も銀座三越で買いました。鮮やかで可愛らしい見た目もさることながら、ビタースイートなチョコレートムースと酸味の効いたアクセントが絶妙の美味しさ!旨すぎる~!クリスマス万歳!


さて、これからすみだトリフォニーホールへ、上原ひろみ with 新日本フィルハーモニー交響楽団のクリスマス公演を見に行ってきます。上原さんのオーケストラ共演ライヴを観るのは初めてなので楽しみです。

最高のクリスマスイブになりそう。

3階席ですけど…。

ニューオーリンズ・クリスマス!

2015-12-24 13:57:08 | ニューオーリンズ
この季節になると棚から引っ張り出して聴きたくなるクリスマス・アルバム。特にアーロン・ネヴィルは、これを聴かなくてはクリスマスを迎えられないと思う程、私にとってかけがえのない作品。

という訳で、皆様もニューオーリンズなクリスマスはいかがですか?



「CHRISTMAS GUMBO」収録のアラン・トゥーサンによる「The Day It Snows On Christmas」が、今年は特に染みます。

劇場で、ボブ・ディラン

2015-12-24 00:33:23 | ルーツ・ロック
ボブ・ディランの来日公演が発表されましたね。2010年と2014年に奇跡のライブハウスツアーを実現し日本を沸かしたディランでしたが、今回は2001年以来15年振りとなるホールツアーです。東京は国際フォーラムや武道館ではなく、より芸術的な雰囲気を感じさせる文化村オーチャードホールというところがミソ。チケット代は、SS ¥25,000、S ¥16,000、A ¥13,000 だそう。SSなら抽選でも確実に1階席で観れるようなので、なかなか魅力的な席割ではありますが、私にとって2万5千円という料金はかなり高いハードル。さてどうしましょ?


4月 4日(月) 東京都:オーチャードホール
4月 5日(火) 東京都:オーチャードホール
4月 6日(水) 東京都:オーチャードホール
4月 9日(土) 宮城県:東京エレクトロンホール宮城
4月11日(月) 大阪府:フェスティバルホール
4月12日(火) 大阪府:フェスティバルホール
4月15日(金) 愛知県:センチュリーホール
4月18日(月) 東京都:オーチャードホール
4月19日(火) 東京都:オーチャードホール
4月25日(月) 東京都:オーチャードホール
4月26日(火) 東京都:オーチャードホール
4月28日(木) 神奈川県:パシフィコ横浜


来年、75歳になるというボブ・ディラン。これが最後の来日になるのでは?との噂も飛び交っておりますが、どうなんでしょうね。