ルーツな日記

ルーツっぽい音楽についてルーズに綴ります。

earth garden ”冬” 2017 新年会

2017-01-22 12:00:30 | フェス、イベント
1月21日、今年も恒例のフェス初め、代々木公園へ earth garden ”冬” 2017 新年会に行ってまいりました。私にとってはこれがライヴ始めでもありました。お目当てはSenkawosです。本当は辻コースケさんも観たかったのですが、時間を勘違いして見逃してしまいました…。でも、ライヴ観て、オーガニックな店舗をぶらぶら散策し、アースガーデンらしい雰囲気を満喫してきました。でも風が強くて寒かった〜。







Senkawos!! 思いがけず最前列で堪能してしまいました。フュージョン、プログレ、アヴァンギャルド、スペース・ファンク、アフロ、等々をジャム・バンド的な昂揚感で爽やかに駆け抜ける。変拍子も気持ち良く踊らせるラヴ&ピースなグルーヴは野外フェスにぴったり。大勢のお客さん達がステージ前に詰め寄せ、盛り上がりました!! このバンドのギタリストさんの感性、大好き!!




お店を見て回るのも楽しい。




用途はよく分らないけど、何か可愛い。




小さなローソクです。




小皿。まるでアートのよう。




テリーヌとボンボンのあべちえみさん。柔らかい歌声と、ほんわかしたMCに癒されました〜。




もちろん食べ物屋さんにも目移りしちゃいます。



今日、1月22日も代々木公園でやってます!!
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フジロック早割&岩盤オープン!!

2017-01-21 18:51:46 | フジロック

1月21日、今日はフジロックの早割チケット抽選受付初日でしたね。13日からSMASH friends 会員の優先予約が始まっていたんですけど、私は会員ではないので、今日からのe+によるインターネット受付がファースト・チャレンジとなります。受付開始の10時からパソコンをカチャカチャやり始めましたけど、流石に開始直後は混雑していて繋がりませんでした。諦めて11時過ぎに再チャレンジして無事予約完了。ま、抽選ですからね。急いでも仕方無いんですけど…。

当たりますように〜。


これがハズレてしまいますと、2月4日、岩盤の店頭受付に賭けることになる訳で。まあ、私の場合、駐車券無しの入場券のみですから、ここ2〜3年の傾向から察するに、岩盤でも余裕で買えそうなんですけどね〜。でも、何があるか分りませんからね。レディオヘッドが出た時とかはかなり大変でしたから、早めに安くチケットを確保できるならそれにこしたことはないのです。


ちなみに、今まで渋谷のPARCOにあった岩盤が、建物の建て替えに伴い今年から池袋P’PARCOのB1に移転しているんです。その新しい岩盤が今日オープンとのことで、ちらっと覗いてまいりました。びっくりしたのが、いきなり長蛇の列で、地下1階から階段をグルグルと終わりが見えない程に並んでるんですよ。少なくともタワレコのある6Fより上まで続いていました。え!?ここでも今日からフジロック受け付けてるの?と頭の中が???でいっぱいになりましたが、よくよく見てみると、ARABAKI ROCK FESTの先行予約でした。

流石、ARABAKI も人気あるんですね。私は行ったことがないんですけど、今年は矢野顕子×上原ひろみ も出るので、ちょっと悩み中です。




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グラミー賞 ノミネート 『Best R&B Performance』

2017-01-20 19:41:30 | R&B、CLUB系
Solange / A Seat At The Table

グラミー賞ノミネート特集。今回は『Best R&B Performance』部門です。気になるノミネートは以下の5組。

BJ The Chicago Kid / Turnin' Me Up
Ro James / Permission
Musiq Soulchild / I Do
Rihanna / Needed Me
Solange / Cranes In The Sky


強豪ひしめくこの部門、注目はビヨンセの妹ソランジュです。フル・アルバムとしては前作「Sol-Angel And The Hadley St. Dreams」以来8年振りとなった新作「A Seat At The Table」。”化ける”と言う言葉はよく聴きますけど、正直、化けましたね〜。レトロ・ソウル風味な前作や、それに伴うサマソニへの出演でも、充分ソランジュの存在感を示してはくれましたが、なんとなくその音楽的方向性が定まっていないと言いますか、やはりどうしても姉の七光り的なイメージがつきまとってもいたんです。しかしこの最新作はどうでしょう! まさにこれがソランジュです!と言わんばかりに彼女の個性が開花しています。まるでこれがデビュー作なのでは?と思えるぐらい鮮烈に輝いてます。

耽美にバウンスするグルーヴ、アンビエントな揺らぎと音響、アートな感性と黒いフィーリング、それらがトロリと溶け込むような新感覚のブラック・ミュージック。キーパーソンは多くの曲でプロデュースと演奏に貢献するラファエル・サディーク。そしてもう一人、ラファエルと共に本アルバムの核と言えそうなデイヴ・ロングストレス。彼はダーティー・プロジェクターズの中心人物。R&B要素をラファエルが引き締め、実験性要素でデイヴがイニシアチブを握ったような? ソランジュは以前にもダーティー・プロジェクターズのカヴァーをやっていましたし、共演もしていますから、この人選にはさほど驚きませんでしたが、コーラスやメロディのそこかしこにダーティー・プロジェクターズの臭いが感じられ、かなり面白い! まるで最先端のR&Bにインディー・ロックのアート性を纏わせたような。

さらに曲ごとに、クエストラヴ、トゥイート、Qティップ、ザ・ドリーム、ケリー・ローランド、リル・ウェイン、BJ・ザ・シカゴ・キッド、サンファ、マジカル・クラウズ等々、新旧、ジャンルを股がった蒼々たるメンバーが客演しているんです。これだけ並べると、ゲストにフォーカスした賑やかな作品を想像するかもしれませんがさにあらず。これがソランジュの色をジワジワと染み入らすようなコンセプチャルな作品に仕上がっているのです。それこそソランジュの描いた青写真でしょうし、その人選の審美眼及び彼女の統率力、恐るべしです。

ちなみにこのアルバム、ソランジュにとって初の全米1位を獲得し、様々なメディアで2016年の年間ベストアルバムに名を連ねるなど、間違いなく現行シーンを代表する作品でしょうし、彼女にとっても代表作となる1枚となるでしょう。出来れば、キングや、アンダーソン・パック、ガラントと並んで『Best Urban Contemporary Album』にもノミネートされて欲しかったんですけどね〜!


さて、『Best R&B Performance』部門です。ノミネートされているのは、この最新作からシングルカットされた「Cranes In The Sky」。アルバムに納められた楽曲はインタールードを除いて全てソランジュの作もしくは共作となっていますが、この曲ももちろんソランジュの作。プロデュースはソランジュとラファエル・サディーク。跳ねながらもねっとりとした曲調と、それに絡み付くようなソランジュの歌声も良い!

対抗は、リアーナの「Needed Me」。っていうかこっちが本命ですよね。この曲も大好きです。リアーナの存在感抜群の歌声も素晴らししい。あとソランジュの「A Seat At The Table」にも参加しているBJ・ザ・シカゴ・キッドも注目株ですね。
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U.P. WILSON

2017-01-19 23:55:50 | ブルース
U.P. WILSON / ON MY WAY

今日、御茶ノ水駅前のDISK UNIONにふらっと立ち寄りましたら、ちょうど「411円以下の中古CD全て100円!」っていう素敵なタイムセールをやっていまして、いくつか買ったうちの1枚がこれ。テキサスのワイルド・ブルースマン、テキサス・トルネードことU.P.ウィルソン。生まれはルイジアナだそうで、1934年に生まれ、2004年に亡くなられています。1990年代にJSPから数枚のアルバムをリリースし、そのアグレッシヴなテキサス・スタイル・ギターで一部熱狂的な人気を誇るという、知る人ぞ知るブルースマン。こちらの「ON MY WAY」は、1988年にRED LIGHTNIN' RECORDSからリリースされたものを、99年にFEDORAがリイシューしたもの。

ゴツゴツとした音色で快調に飛ばすギターが気持ち良い!! JBファンク的なノリも強引に弾き倒す、いなたいシャープさが堪らなく格好良い!垢抜けない歌声や、ローカル色濃いバックのグルーヴも良い。モダン・ブルースをやっても決して洗練された感じにはならないところに、その土地に綿々と受け継がれる息づかいを感じさせられますね。これぞテキサス!こういうブルース大好きです!!


アルバム収録曲→ Como Station
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ジャミロクワイ 来日決定!

2017-01-18 21:02:19 | R&B、CLUB系
JAMIROQUAI / EMERGENCY ON PLANET EARTH

ジャミロクワイの来日が決定したそうですね。前回サマソニで来日して以来5年振りだそうです。

2017年5月25日(木) 東京 国際フォーラム HALL A

SS指定席¥18,000(税込)
S指定席¥12,000(税込)

う〜ん、なかなかのお値段ですね〜。


実は私、ジャミロクワイはデビュー当時大好きでして、アルバムやシングルを買い漁ってたんです。サウンドはもちろん、ジャケット・デザインとなってる角の生えたシルエットも、リリースごとに色が変わったりして、まるで連作アートのようでワクワクさせられたものです。でもライヴを観に行く機会を逃しているうちに、なんとなく月日が経ってしまっていたんです。

初めて生でジャミロクワイを観れたのが、前回の来日となる2012年のサマソニでした。その時に当ブログへ書いたライヴレポは以下のような感じ。

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マリンへ戻ってジャミロクワイ。前日の大阪サマソニをジェイ・ケイの体調不良(肺感染症らしい)のためキャンセルしていたので、心配していたのですが、東京公演は敢行されました。夕暮れ時に始まったそのジャミロクワイ、最新作からの「Rock Dust Light Star」からスタート。女性コーラス隊、ブラスセクションを従えた大所帯バンドの繰り出すサウンドがとにかく格好良い!ハイセンスなアレンジをしなやかな切れ味で疾走するファンク・グルーヴ。スタジオ録音より明らかにキレが増している。アシッド・ジャズってこんなに格好良いのか!?と目から鱗でしたね。 前半のほとんど切れ目無く次から次へと曲が繋がれていく展開も格好良かったですね。心配していたジェイ・ケイも病み上がりを感じさせないパフォーマンス。声も充分出ていましたし、華麗なステップも決めてくれました。3rd作からのヒット曲「Cosmic Girl」なんかは特に盛り上がりましたね。個人的にはデビュー作収録の「Revolution 1993」が燃えましたけど。後半は何と言っても「Canned Heat」ですよ! これは格好良かった! ジャミロクワイって勝手にインドアなイメージを持ってましたが、野外スタジアムに合いますね~。これだけ壮快で開放感たっぷりなファンクを聴かせられるとは! 参りました。メタリックなリフが夜の闇を切り裂くようだった「Deeper Underground」も強烈でした。

セットリストは以下のような感じだったようです。ジェイ・ケイの病状を考慮して60分のショートセットだったとか(当初の予定は70分)。

01. Rock Dust Light Star
02. Main Vein
03. Revolution 1993
04. Cosmic Girl
05. High Times
06. Little L
07. Canned Heat
08. Love Foolosophy
09. Alright
10. Deeper Underground

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ま、あらためて上げる程の文章でもありませんけど、またライヴ観たいな〜。



ジャミロクワイ来日詳細→クリエイティヴマン
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ブルース最強伝説。

2017-01-17 19:51:14 | ブルース
買いました! Guitar magazine 2月号「ブルース最強伝説」。表示&巻頭から113ページに及ぶという大特集。これもローリング・ストーンズ効果でしょうか?恐るべしストーンズの影響力。かく言う私もストーンズの新譜に触発されて、ここのところブルース聴きまくってますけどね。そこへこの大特集ですから。って言うか、この表紙のBBの顔を見たら買わずにいられませんよね。

これぞ、ブルース・ファンを惹きつける顔力!!

内容の方も、ギター雑誌らしくブルースマンの愛器紹介から、真島昌利、竹内朋康、菊田俊介、Rei など日本のギタリスト達が語るブルース、シカゴやテキサスなどジャンル別の常套句解説、もちろんローリング・ストーンズ特集もあります。マニアックなところでは、タンパ・レッドが大きく取り上げられているのが嬉しい!あと、高田漣による「マイ・ボトル・ネックを作ろう!」なんていうのもあったりで盛り沢山。写真も豊富。

さー、じっくり読むぞ!

これでしばらくブルース熱は下がりそうもありません。
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グラミー賞 ノミネート 『Best Urban Contemporary Album』

2017-01-16 23:19:57 | R&B、CLUB系
KING / We Are King

ソウルという音楽がアーバンなR&Bに取って代われて早幾年、時代は進化して行きます。既にR&Bも過去のものに成りつつ有ることを予感させる部門、『Best Urban Contemporary Album』部門です。気になるノミネートは以下の5作品。

Beyoncé / Lemonade
Gallant / Ology
KING / We Are King
Anderson .Paak / Malibu
Rihanna / Anti


ここの本命はもちろんビヨンセです。リアーナも強いでしょう。本来なら2大ディーヴァの一騎打ちを見守りたいところですが、実は、キング、ガラント、アンダーソン・パックという、新時代のブラック・ミュージックとも言える精鋭達が並んでいるところがこの部門のキモだったり。

主要部門『Best New Artist』にもノミネートされている西海岸ヒップホップ・シーンの寵児アンダーソン・パック、繊細且つエモーショナルなファルセットで耽美な世界を聴かせるガラント、そしてプリンスやエリカ・バドゥも絶賛したという女性コーラス・トリオのキング。ロバート・グラスパー以降、ヒップ・ホップやジャズとの相互アプローチを中心に新感覚のブラック・ミュージックの台頭著しい昨今ですが、2016年のR&Bを席巻した代表がこの3組と言えるのかもしれません。

中でも私の注目はキング。ミネアポリスのブルースマン、故パーシー・ストローザーを叔父に持つ、パリス&アンバー・ストローザー姉妹と、パリスと同じバークリー出身のアニータ・バイアスによるトリオ。2011年にEP「The Story」をリリースし、プリンスの前座に抜擢されてから5年、ようやくのアルバム・デビューがこの「We Are King」。

もちろんその間、逼塞していたわけではなく、ロバート・グラスパー「Black Radio」へのゲスト参加を始め、ジル・スコットやビラル、エリック・ロバーソンとのコラボ等々、各所にそのユニークな感性を刻んできました。

そして、待ちに待った1st作。浮遊感のあるメロディーを彩るドリーミーなハーモニー。パリスが繰り出すどことなくチープな80年代的なシンセ音が、バウンスしながらさざ波のように揺れるグルーヴと共にオリエンタルな雰囲気を醸して行く。なんとも不思議な楽園的ムードが懐かしさを呼び起こしつつ、そこから滲み出るネオな感覚が五感を刺激する。

白眉はシングルでもリリースされた「In The Meantime」、「The Greatest」あたりでしょうか。美しく、ゆったりとしていながらも、無意識下に脳内を揺らされるような中毒性が堪らないですね。EP収録の3曲が再収録されているのも嬉しい。「Hey」はEPリリース当時、ケンドリック・ラマーにサンプリングされたとか。

なにはともあれ、デビュー作にしてこの完成されたユニークな個性、素晴らしいです!!


またキングは昨年、早くも来日公演を行なってくれました。私も単独公演こそ見逃したものの、サマソニでその極上のステージを堪能いたしました。パリスが操るサウンドの上を妖しく舞うかのようなコーラス。まさにトリオのみのステージでした。ロック・フェスでジェイムス・ベイの直前というややアウェイの雰囲気では有りましたが、初々しくも堂々としたキングの魅力でとろけさせてくれました。



さて、最強ディーヴァ対決か?それとも新鋭による下克上か?

やっぱりビヨンセでしょうね〜。





Beyoncé / Lemonade

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リチャード・ インガイ R.I.P.

2017-01-15 23:53:31 | ソウル、ファンク
Expressway To Your Heart The Soul Survivors In Stereo by Tom Moulton original rotation StevenB


2017年1月13日、ソウル・サヴァイヴァーズの創設メンバーでありシンガーだったリチャード・ インガイが亡くなられたそうです。

ソウル・サヴァイヴァーズはフィラデルフィアをベースに活躍した白人ソウル・バンドで、チャールズとリチャードのインガイ兄弟による黒くソウルフルなヴォーカルで人気を博しました。代表曲は67年の「Expressway to Your Heart」。彼らのデビュー曲で、R&Bチャート3位、ポップ・チャートでも4位に登るヒットでした。プロデュースはギャンブル&ハフ。実はこの曲、その後プロデューサー・チームとしてフィラデルフィア・ソウルの立役者となるギャンブル&ハフにとって初のヒット曲だったそうで、この曲が栄光のフィリー・ソウルの扉を開けたと言っても過言ではないのです。ポップな曲調にシャウトを交えた歌声、良い曲ですね。

彼らが74年にTSOPレーベルからリリースした「SOUL SURVIVORS」も白人フィリーソウルの名盤として人気があります。


リチャード・ インガイさん、安らかに。
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ヘンリー・バトラーの平癒を願って

2017-01-14 20:21:30 | ニューオーリンズ
HENRY BUTLER & STEVEN BERNSTEIN & THE HOT 9 / VIPER'S DRAG

私の大好きなニューオーリンズのピアニスト、ヘンリー・バトラーが癌に冒されているそうです。しかもステージ4とのこと。ステージ4っていわゆる末期癌ですよね? もう67歳ですし、とても心配です。


ヘンリー・バトラーは盲目の黒人ピアニストで、ニューオーリンズを代表する鍵盤奏者の一人。その自由奔放に黒いフィーリングが溢れ出るような感性は、個性派揃いのニューオーリンズ・アーティストの中においても、常に異彩を放ち続けてきました。それ故にここ日本ではマニアックな人気に留まってしまっているかもしれませんね。

私が初めてヘンリー・バトラーを観たのは、2000年のパークタワー・ブルース・フェスティヴァルで、この時はバンド・セットでした。2度目は2006年のコットンクラヴでピアノ・ソロ、3度目は08年のビルボードライヴで、なんとシリル・ネヴィル、ジョージ・ポーター・JRとの豪華共演でした。3度とも素晴らしいライヴでした。どんなステージでも圧倒的な存在感を放ち、驚異的な鍵盤プレイと、太く黒光りする歌声に感動させられました。まったくもって偉大なるピアニストです。

なんとか、病気を克服して、また元気な姿を見せてもらいたいものです。




OffBeat Magazineの記事→ Henry Butler Diagnosed With Stage 4 Cancer, Fundraiser Launched To Assist With Treatment

上の写真は、OffBeat Magazineの記事にもあるスティーヴン・バーンスタインとのコラボ作で、こちらが今のところの最新作。スティーヴン・バーンスタインはラウンジ・リザーズ、セックス・モブでの活躍でも知られるニューヨークのトランぺッター。この奇才どうしの共演は意外にもトラディショナルに根ざしつつ、やはり一筋縄にはいかない多彩な魅力に溢れています。オリジナル曲はもちろん、ファッツ・ウォーラーやジェリー・ロール・モートンのカヴァーも味わい深い。当ブログの2015年ベストアルバム企画の第10位に選ばせて頂いた、私も大好きなアルバム。







HENRY BUTLER / PiaNOLA Live
こちらは08年のライヴ盤「PiaNOLA Live」。ビルボードライヴでサインを頂きました。片方の手でペン先を支えながら、両手でゆっくりと書いてくれました。右側に丸っこく書かれたのがそのサインですが、何て書いてあるのでしょうか?「HB』ですかね? 実はサインを頂くためにこのCDジャケをヘンリーに手渡した時、目が見えないヘンリーは私に何か話しかけてくれたんです。でも英語が全く駄目な私は、ただオロオロするばかりで、なにも答えられませんでした。結局無視してしまったようなものなのです…。ヘンリーはそのまま鼻歌まじりにサインを書いてくれましたけど…。私はただありったけの気持ちを込めて「サンキュー!」と言うのが精一杯でした。 この時のことが、今も心残りです…。
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グラミー賞 ノミネート 『Best Traditional Pop Vocal Album』

2017-01-13 22:20:55 | ルーツ・ロック
Bob Dylan / Fallen Angels

グラミー賞ノミネート特集。どんどん行きますよ! 今回は『Best Traditional Pop Vocal Album』部門。気になるノミネートは以下の5作品。

Andrea Bocelli / Cinema
Bob Dylan / Fallen Angels
Josh Groban / Stages Live
Willie Nelson / Summertime: Willie Nelson Sings Gershwin
Barbra Streisand / Encore: Movie Partners Sing Broadway

流石はトラディショナル・ポップ、豪華な顔ぶれですが、「ルーツな日記」的にはボブ・ディランとウィリー・ネルソンの一騎打ちで決まりです! アウトローの2大巨頭のようなお2人が揃ってトラディショナル・ポップというのも、なんだか可笑しな感じですが、両者ともアメリカのスタンダードをカヴァーした作品なんです。どちらも激渋な味わい深さで、甲乙付けがたいところですが、ノーベル文学賞受賞の追い風をアドバンテージとし、ボブ・ディランの「Fallen Angels」を本命に挙げたいと思います。

フランク・シナトラのカヴァー作で世の中を、あ!っと言わせた前作「Shadows In The Night」の続編にあたるこの「Fallen Angels」。

とは言え、新たに録音された続編ではなく、2014年2月にハリウッドはキャピトル・スタジオのスタジオBで録音された23曲を2枚に分けてリリースした、というのが真相のよう。

何はともあれ、フランク・シナトラも録音した伝説的なスタジオ内でバンドと共にライヴ録音。同時ミキシングで2トラックテープに落としたいう。しかも結果的にオーヴァーダビングや修正も一切無しという、こだわりの制作で完成されたこの作品。時代に逆行しながらも、ものすごく音が良いことに驚かされます。ふくよかな人間的な暖かみを感じさせる音。ディランのダミ声もロマンチックに聞こえます。

バックの演奏はお馴染みのツアー・バンドの面々。ディラン程の人なら、アルバム録音用に豪華なオールスター・バンドを組むことも普通に可能でしょうが、そうしないところに、彼らへの絶大なる信頼と、これが現在のディランの音だ!という自信が窺えます。トニー・ガーニエとジョージ・G・リセリによる心地よくスウィングするリズムがイイですね。ドニー・ヘロンによるスティール・ギターも秀逸。

楽曲には前作同様、「Young At Heart」、「All The Way」、「All or Nothing At All」など、フランク・シナトラが歌った名曲が並んでいますが、朗らかな曲調が印象深いホーギー・カーマイケルとジョニー・マーサーによる「Skylark」は、シナトラが一度も録音していない曲だとか。

それにしてもディランの歌声が醸す境地には恐れ入りますね。とてもリラックスしているようでありながら、声の節々から深いダークネスが滲むようであり、それでいてどこか愛らしい。こんな歌、ディランにしか歌えませんよね。



さて、対抗はもちろんウィリー・ネルソンの「Summertime: Willie Nelson Sings Gershwin」。こちらはタイトル通り偉大なるガーシュインの楽曲集。リズム隊にはジェイ・ベルローズやデヴィッド・ピルチも参加。アメリカン・ポピュラーのスタンダードを真っ向から取り上げるという点ではディランの先輩とも言えるウィリー・ネルソン。ディランに負けず劣らずの深い歌声。ガーシュイン曲も極上の味わいです。
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